第25話 おっさん愛弟子のために家を作る②
「それでは家づくりを始めます」
「はい!」
ユニークアイテム拡張ハウスレベルSは、この箱に魔力を込めれば即座に家に変わる。
なので家づくり自体はとても簡単だ。
「とは言っても家づくり自体はすぐ終わりますけどね」
「そ、そうなんですか」
「はい、この箱を使います」
『ドサッ』
「おお、大きいですね!」
ユイカさんは興味津々で箱を触り始めた。
「これがお家になるんです?」
「ええなりますよ、ちょっと離れてて下さい」
「りょ、了解です」
そうしてユイカさんが離れると俺は箱に触れた。
「よいしょっと」
『ギュオ』
触れるのと同時に魔力を注ぎ込むと、箱はギュオっと拡大していった。
『スススッ』
「どんどん大きくなってますね」
そうして箱はかなり大きな箱になった。
「さぁてお家の完成です」
『パカ』
箱が開くと中から2階建の3LDKのお家が出てきた。
「わぁ、素敵なお家〜」
ユイカさんは手を合わせてそう言った。
みた感じ喜んでるな、良かった。
「じゃあ中へ入りましょうか」
「はい!」
扉を開けて中へ入るとそこには新品の玄関があった。
「うわぁ中も綺麗ですね!」
「ですね、そうだユイカさん今回はこんなもの持ってきましたよ」
「なんですかそれ」
「薪ストーブです」
「おお!!」
いいなぁと思って昔買った薪ストーブを、俺はせっかくだし使うならここしかないなと思い持ってきていた。
「これをリビングにまず置きます」
「はい!」
「そしてこの良さげな椅子もストーブの前に置きます」
「おお!」
俺は拡張バックから以前買った良さげな椅子をストーブの前に置いた。
「か、完璧ですねこれ」
「そうですか、もう一つあるので置きますね」
「おー!さすがはお師匠!」
俺は良さげな椅子2つをストーブの前に置いた。
「良い!凄い良いです!」
「とりあえず座りましょうか」
「はい!」
そうして俺とユイカさんは並んで同じ椅子に座った。
「あー、極楽ですお師匠」
「ふふ、そうですか、ユイカさんお話が一つあります」
「何ですか?」
「2日後に私はダンジョンを出ます」
「え?」
「それでなのですが、ユイカさん良かったら私と一緒に行きませんか?」




