24話 おっさん愛弟子のために家を作る
ダンジョン内で拠点を作るには、まず場所選びが肝心だ。
近くに強いモンスターがおらず、水の確保ができる場所、それが拠点作りに向いている場所である。
つまりこの女神の神木のあるこの場所は拠点作りには適しているといえるだろう。
「ユイカさん、その提案に私も賛成です、ここに拠点を作りましょうか」
「おお!ありがとうございます!」
ユイカさんは嬉しそうにお辞儀をした。
さて、拠点を作るにはまず今住んでいる拠点に戻って、ユニークアイテム拡張ハウスレベルSを持って来ないとな。
「じゃあ道具を持ってくるので、ユイカさんはここで待っていてください」
「了解です!」
そうして俺は一旦拠点へと戻った。
ーー拠点にて
「えーっと、これとこれ、あとこれもいるか」
ユニークアイテム、拡張ハウスレベルSは折りたたみ式で、使用前はこのように大きめの段ボールほどの大きさになっているが、魔力を込めると、広めの玄関、トイレ、広めのお風呂にキッチン、そして12畳のリビングに6畳の寝室、そして5畳の部屋が2つある大きなお家へ早変わりする。
この状態でも持っていくのは少し大変だが、ユイカさんがあそこに住みたいと言っているしな、ここはおっさんの底力の見せ所。
待っててねユイカさん、今行きます!
「よし、こんなもんでいいだろう」
俺は大型モンスター用警報器に、侵入者撃退用のトラップ、あとは大型モンスターなどの攻撃から守る用の防御結界と、考えつく必要なもの全てをかき集めた。
「さてユイカさんの待つ、女神の神木のところへ行くか」
ーー女神の神木にて
女神の神木のある所に戻ると、ユイカさんがそこにいる無害なモンスターである、ダンジョン兎と戯れていた。
「あはは、可愛いですね」
兎の中にいるユイカさんか、絵になるなぁ。
「あ、お師匠ー!」
そう言ってユイカさんはこちらに手を振った。
「ユイカさーん、道具持ってきたんだ家作り始めましょうか」
「了解でーす!」
さぁて、ユイカさんのために新居作り頑張るぞ!
まぁ張り切り過ぎて腰をやらないようにしないとな。




