表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おっさん冒険者のおいしいダンジョン攻略!  作者: 神崎あら


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/27

21話 お師匠


 「こ、こちらこそですよ!」


 そう言ってユイカさんも俺へ深々と頭を下げた。

 

 「いえいえ、俺は弟子とかいた事ないの至らぬところがあればすぐに言ってください」

 「わ、わかりましたお師匠!」


 ユイカさんは咄嗟に俺をそう呼んだ。

 お師匠か……良い響きだな。

 しかもユイカさんのような美人に呼んでもらえると尚のこと嬉しい。

 ダンジョンで長年コソコソ生きていた甲斐があったよ。


 「よしそれじゃあ、槍豚の塩漬けが終わるまでの間、修行でもしましょうか」

 「はい!」


 そうして俺たちは槍豚の下処理が済むまでの間、剣術の修行を行った。


 「ユイカさん、10本突きの精度だいぶ良くなりましたね」

 「あ、ありがとうございます!神域の使い方がよくわかってきた気がします」


 小一時間ほどユイカさんと修行を行ったが、かなり神域の精度が上がっていたように感じた。

 

 「あ、ありがとうございます、お師匠にそう言われると嬉しいです」


 ユイカさんは俺が褒めるとニカっと太陽のような笑みを浮かべた。

 か、可愛い。

 良いんだろうか、冷静に考えてこんな可愛い子とこんなおっさんが生活していてもなにか犯罪とかじゃないよな。

 

 「さ、さぁユイカさん、おそらく塩漬けも終わっていることですし、小屋へ戻りましょうか」

 「はい!」


 そうして俺たちは小屋へと戻った。


 「お、良い感じですね」


 小屋へ戻り瓶を確認すると槍豚はいい感じに仕上がっていた。


 「おお、感動ですはじめて塩漬けやったので!」


 そう言ってユイカさん嬉しそうに飛び跳ねる。

 まったく塩豚くらいでそんな大袈裟ですよ、しかし今日は楽しい、普段はこの干し肉作る時なんて全然楽しくなくて、ただの作業だったけど、横に誰かが居てくれるだけでこんなにも違うのか。

 

 「嬉しそうで何よりです、さぁ今度はこのお肉を天日干しにしますよ」

 「天日干しですか?ここはダンジョン、日差しはありませんけど……」

 「それがあるんですよ、さぁついて来てください面白い場所に案内しますよ」


 そう言って俺は、ユイカさんを連れて小屋を出た。

 ダンジョン内にはもちろん日光などの太陽光はない。

 ただ似たような効果を持つものはある。

 女神の神木、太陽の光を放つ葉を生やす不思議なきであり、この東方ダンジョンにもある貴重な木。

 これの近くなら干物でもなんでも作れるのだ。

 あそこは俺のお気に入りの場所なので、ユイカさんを連れて行くのが楽しみである。

 


 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ