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影
壁に映ったベッドの黒い影が、ゆっくりと伸び本来のベッドの影から別れて動き出した。
別れた影は黒いフードを被った人影に少しづつ変わる。
ベッドには小さな白いドラゴンがグッスリと眠り込んでいる。
「……」
黒いフードはドラゴンの顔を覗き込むように近付くと、暫く動きがピタリと止まる。
キラリと光る小さな欠片がどこからともなく現れると、眠るドラゴンの口から中に入っていった。
「……ふふ」
笑っているようだ。
そのまま影は闇に溶けていった。
唐突にドアが開き、レイブンが部屋を見渡す。
部屋の中ではベッドで眠る白いドラゴンがいるだけだ。
「……」
考え込むように顎に手を置いている。
しかし、何も変わらない事を確認するとまた部屋から出て行った。




