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隠キャはジブンを捨てられない〜青い夏梅の実は、まだ甘くならない〜

作者:まーサンタ、掛け持ちバイト
最新エピソード掲載日:2026/11/07
高校2年生の主人公は、クラスでも目立たない自他ともに認める「隠キャ」。彼の放課後の日課は、父親が営む地元の有名な喫茶店に立ち寄り、イヤホンでオーディオブックを聴きながら黙々と学校の予習・復習をこなすこと。そして勉強の合間に、自宅で飼っている大好きな3匹の猫(三毛・虎キジ・ぶち)の写真を、無表情のままスマホで高速スワイプ鑑賞することだった。
そんな静かな居場所だった喫茶店に、新しいアルバイトとして大学2年生の特待生バスケ部員・ヒロインがやってくる。太陽のように明るい「陽キャ」で、周囲からも頼られる彼女だったが、なぜか放課後の店隅でマイワールドに没頭する主人公にだけは、少し意地悪で気さくな「ツンデレ」な態度を見せてくる。
水曜日と木曜日の夕方、そして日曜日。 イヤホン越しに踏み込んでくる彼女にドギマギしながらも、自分の殻を破れず「変わらない自分(ジブン)」を抱え続ける主人公。一方で、アスリートとしてのプレッシャーや葛藤を抱える彼女にとっても、不器用ながら頑固に自分の世界を守る彼の存在は、次第にかけがえのない安全地帯になっていく。
猫の画像一枚、一杯のコーヒー、そして自家製梅シロップの甘酸っぱい香りが漂う店内で、噛み合わないふたりの距離が少しずつ縮まっていく——。
青い夏梅の実がゆっくりと熟していくように、じれったくも愛おしい青春ヒューマンラブストーリー。
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