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言葉にならなかった約束の先で  作者: 久遠 睦


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16/20

第十六章 五年間の答え

日曜日の午後一時四十分、結衣は会社近くの公園へ着いた。

 平日は周辺の会社で働く人たちが休憩に使っているが、休日は静かだった。

 冬の木々に葉は少なく、細い枝の間から白い空が見える。広場の端では、小さな子どもが父親とボールを蹴っていた。

 約束の時間まで、あと二十分ある。

 結衣は公園の中央にあるベンチへ座った。

 健太に伝える言葉は、何度も考えた。

 ありがとう。

 ごめんなさい。

 健太のことは、今も大切です。

 でも、私は亮介さんと一緒にいたい。

 どの順番で伝えても、健太を傷つけることは変わらない。

 できるだけ優しい言葉を選ぼうとすれば、期待を残してしまうかもしれない。

 はっきり言えば、九年間にわたって心の中にあったものを、乱暴に切り離すように聞こえるかもしれない。

 正しい言い方など、ないのだろう。

 それでも、最後まで自分の言葉で伝えなければならない。

「早いね」

 声がして、結衣は顔を上げた。

 健太が立っていた。

 紺色のコートに、黒いパンツ。片手には自動販売機で買ったらしい缶が二本ある。

「健太も早い」

「家にいても落ち着かなかったから」

 健太は結衣の隣へ座った。

 二人の間には、一人分ほどの距離がある。

「カフェオレでよかった?」

「ありがとう」

 受け取ると、温かかった。

 健太は無糖のコーヒーの蓋を開けた。

「この公園、休日は静かなんだな」

「平日は、昼休みに人が多いよ」

「俺は、会社の近くで昼を食べることが少ないから」

「営業企画の人たちと外へ行くの?」

「会議がなければ。最近は忙しくて、机で食べることも多いけど」

「そうなんだ」

 仕事の話なら、いくらでもできた。

 新しい取引先の準備。

 試験運用で見つかった問題。

 福岡支社から引き継いだ案件。

 けれど今日は、そのために会ったのではない。

「結衣」

 健太が前を向いたまま言った。

「答え、出たんだよな」

「うん」

「先に聞かせて」

「その前に」

「優しい言葉を先に聞くと、期待するから」

 健太は結衣を見た。

「はっきり言って」

 結衣は缶を両手で包んだ。

 一度息を吸う。

「私は、亮介さんと一緒にいたい」

 声は震えなかった。

「健太とは、やり直しません」

 健太の表情から、ゆっくり色が消えた。

 予想していたはずだった。

 それでも実際に言葉を聞くことは、別なのだろう。

「そうか」

 健太は小さく答えた。

 手に持った缶コーヒーへ視線を落とす。

 蓋は開いているが、飲もうとはしなかった。

「ごめん」

「謝るなよ」

「でも」

「俺が聞いたんだから」

 健太の声は落ち着いていた。

 けれど、指に力が入っている。

「藤堂さんが好きだから?」

「うん」

「俺より?」

 その問いに、結衣はすぐには答えられなかった。

「比べられない」

「選んだのに?」

「どちらの気持ちが大きいか、同じ秤に載せられないの」

「それは、選ばれなかった方には都合のいい言葉に聞こえる」

 健太の声に、初めて苛立ちが混じった。

「ごめん」

「だから、謝らないでくれ」

 健太は立ち上がり、ベンチから数歩離れた。

 背中を向け、缶コーヒーを持ったまま立っている。

 結衣は追わなかった。

「俺は」

 健太が低い声で言った。

「五年、何のために戻りたいと思ってたんだろうな」

「健太」

「結衣のためだけじゃない。仕事もあったし、家族もいた。分かってる」

 彼は振り返らなかった。

「でも、東京へ戻れるかもしれないと思うたび、結衣に会えると思った。まだ一人だったら、もう一度始められるかもしれないって」

「うん」

「それで、本当に戻ってきたら、結衣は一人だった」

 健太の肩が、小さく上下した。

「なのに、少し遅かった」

「遅かったわけじゃない」

「じゃあ、何だよ」

 健太が振り返った。

 目に怒りと痛みが浮かんでいる。

「俺がもっと早く戻ってきたら、違った?」

「分からない」

「藤堂さんと出会う前なら?」

「分からないよ」

「また、それか」

「だって、存在しなかったことの答えは出せない」

「一度くらい、俺が聞きたい答えを言ってくれてもいいだろ」

 健太の声が強くなる。

 広場にいた親子が、一瞬こちらを見た。

 健太はそれに気づき、声を落とした。

「ごめん」

「怒っていいよ」

「結衣に怒っても、変わらない」

「それでも、怒っていい」

「じゃあ言う」

 健太はベンチの前へ戻ってきた。

「残酷だよ」

 結衣は黙って受け止めた。

「俺とやり直す未来を考えてると言った。俺の気持ちを考えるとも言った。待ってくれと言ったのに、結局、藤堂さんを選んだ」

「うん」

「だったら、最初から期待させないでほしかった」

「本当に、考えていたの」

「今となっては、分からない」

「私にも分からなかった」

「でも俺は、分からないって言われるたび、まだ可能性があると思った」

「うん」

「俺が勝手に期待しただけだとしても、つらいよ」

「ごめん」

 今度は健太も、謝るなとは言わなかった。

 結衣は目をそらさなかった。

 健太を傷つけない答えはなかった。

 それでも彼が怒りを言葉にしたことに、少しだけ安堵していた。

 笑って受け入れられるより、健太らしかった。

「どうして藤堂さんなんだ」

 健太が尋ねた。

「俺とは、今の関係を作れないと思った?」

「作れないとは思ってない」

「じゃあ、どうして」

「健太と話して、私たちは今なら違う関係を作れるかもしれないと思った」

「だったら」

「でも私は、ずっと五年前の答えを探してた」

 結衣は缶を膝の上へ置いた。

「健太が戻ってきてから、あのときついていけばよかったのか、遠距離を続ければよかったのか、何度も考えた」

「うん」

「今の健太を見ているつもりでも、心のどこかで、過去をやり直そうとしてた」

「俺は、昔に戻りたいわけじゃないと言った」

「分かってる。健太は今の私を見ようとしてくれた」

「じゃあ」

「私の方が、過去から離れられていなかったの」

 健太は何も言わなかった。

「健太を選べば、五年前の選択を間違いではなかったと証明できる気がした。別れた時間にも意味があったと、自分を納得させられる気がした」

「それの何が悪いんだ?」

「悪くない。でも、それだけでは今の健太を選んだことにならない」

「俺を選んでも、これから新しく始めればいい」

「そうだね」

「それでも駄目なのか」

「駄目だからではない」

「じゃあ、何なんだよ」

 健太の声が、再び揺れた。

 結衣は一度目を閉じた。

「嬉しいことがあったとき、困ったとき、自分でも分からないとき、最初に声を聞きたいと思ったのが亮介さんだった」

 健太の表情が、ゆっくり変わった。

 怒りではなく、理解したくないものを理解したときのような痛みだった。

「それが、答え?」

「うん」

「俺じゃなかった」

「うん」

 健太は再びベンチへ座った。

 二人の間には、先ほどと同じ距離がある。

 けれど、その距離の意味は変わっていた。

「もし、藤堂さんがいなかったら」

 健太が言う。

「俺とやり直してた?」

 結衣はしばらく考えた。

「向き合っていたと思う」

「それは、付き合ったということ?」

「分からない。でも、健太と今の関係を作れるか、考えたと思う」

「今は藤堂さんがいるから、考えない」

「違う。亮介さんと出会ったことで、私が何を望んでいるか分かったの」

「同じに聞こえる」

「そうかもしれない」

 結衣は無理に否定しなかった。

「亮介さんがいなければ、別の答えだった可能性はある。でも、亮介さんと出会わなかった私も、今の私ではない」

 健太は目を閉じ、長く息を吐いた。

「やっぱり、遅かったんだな」

「健太」

「分かってる。責めても仕方ない」

「東京へ戻ってきたときに、私が一人だったのは事実だよ」

「でも、心にはもう誰かがいた」

「まだ、名前をつけていなかったけど」

「俺が戻ってきたから、気づいた?」

「うん」

 健太の帰還がなければ、結衣は藤堂への気持ちを曖昧なままにしていたかもしれない。

 過去と今を並べたからこそ、自分が未来へ向けて手を伸ばしていることに気づいた。

「俺が、二人を近づけたみたいだな」

「そんな言い方をしないで」

「本当だろ」

「健太が戻ってきたから、私は五年前の自分を認められた。あの別れも、仕事を続けたことも、間違いではなかったと思えた」

「それで役目が終わった?」

「健太に役目なんてない」

 結衣は強く言った。

「健太は、私のために戻ってきたわけじゃない。私の過去を整理するために生きてきたわけでもないでしょう?」

「分かってるよ」

「健太の五年間は、健太のものだよ。福岡で仕事をして、失敗して、友達を作って、料理を覚えた。その時間を、私に選ばれなかったための時間にしないで」

 健太は結衣を見た。

「結衣は、俺のことを選ばないのに、俺の五年間まで守ろうとするんだな」

「守ろうとしてるわけじゃない」

「優しくされると、まだ期待したくなる」

 結衣は言葉を失った。

 健太は少しだけ笑った。

「冗談だよ。半分は」

「健太」

「分かってる。もう答えは聞いた」

 彼はようやく缶コーヒーを口へ運んだ。

 すでに冷めているのか、少し顔をしかめた。

「冷たくなった?」

「かなり」

「新しいのを買う?」

「いい。これで」

 健太はもう一口飲んだ。

「五年前、俺が言おうとしたことを、最後まで言ってもいい?」

「うん」

 結衣は頷いた。

「向こうへ行っても、俺たちがまだ互いを好きだったら、東京へ戻ったときにもう一度会おう」

 あの夜、途中で消えた言葉だった。

「そのとき、二人とも一人だったら、もう一度始めよう」

 健太はゆっくり続けた。

「そう言いたかった」

「うん」

「約束してくれたら、離れても大丈夫だと思った」

「私は、その約束に縛られるのが怖かった」

「知ってる」

「今なら、最後まで聞ける」

「遅いよ」

「ごめん」

「今のは、謝っていい」

 二人は少しだけ笑った。

 笑うと、胸の痛みがかえってはっきりした。

「約束しなかったのに、俺はどこかで守ってた」

 健太が言う。

「私も、完全には忘れてなかった」

「二人とも一人で、俺は東京へ戻って、もう一度会った」

「うん」

「そこまでは、言わなかった約束のとおりになったんだな」

 結衣は胸が締めつけられるのを感じた。

「でも、始めるところまではいかなかった」

「うん」

「約束の先が、俺の思った未来とは違った」

「ごめん」

「仕方ない」

 健太は空を見上げた。

「言葉にしなかった約束に、相手を縛る力なんてないから」

「約束していたとしても、気持ちは変わったと思う」

「そうだな」

「約束を守るためだけに一緒にいるのは、違うから」

「分かってる」

 健太は静かに頷いた。

 公園の広場で遊んでいた親子は、いつの間にかいなくなっていた。

 風が枯れ葉を転がしていく。

「俺のこと、嫌いになった?」

 健太が尋ねた。

「なってない」

「今も好き?」

 答えに迷った。

 簡単に「好き」と言えば、残酷になる。

 「好きではない」と言えば、嘘になる。

「大切だと思ってる」

 結衣は答えた。

「四年間のことも、この五年間も。今の健太も」

「でも、一緒にはいない」

「うん」

「大切に思うことと、選ぶことは違うんだな」

「違うと思う」

「きついな」

「うん」

 健太は手の中で空き缶を回した。

「藤堂さんは、今日のことを知ってる?」

「知ってる」

「待ってる?」

「うん」

「俺と話した後、会うの?」

「今日は会わない」

「どうして?」

「健太と話した気持ちを、すぐに別の人で埋めたくないから」

「そうか」

「一人で帰る」

 健太は少しだけ安心したように見えた。

 そのことに気づき、結衣の胸がまた痛んだ。

「藤堂さんは、いい人なんだろうな」

「うん」

「でも、俺も悪くなかっただろ?」

「悪くなかったよ」

 結衣はすぐに答えた。

「健太は、いい人だった。今も」

「だったら、もう少し迷ってくれてもよかったのに」

「たくさん迷ったよ」

「そうだったな」

 健太は笑った。

 目元が少し赤くなっていた。

「泣いてる?」

「寒いだけ」

「昔も、同じことを言った」

「覚えてるのか」

「言われたことは、だいたい覚えてるから」

「それ、藤堂さんの言葉?」

 結衣は答えられず、健太が苦笑した。

「今のは聞かなかったことにする」

「ごめん」

「今日は何回謝るんだよ」

「数えてない」

「もう謝らなくていい」

 健太は立ち上がった。

「少し歩こう」

「うん」

 二人は公園の中をゆっくり歩いた。

 以前のように、健太は結衣の歩調へ合わせている。

「今の部屋、まだ段ボールが残ってるんだ」

 健太が言った。

「引っ越して一か月でしょう?」

「忙しくて。必要なものだけ出した」

「食器は?」

「一人分だけ。福岡から持ってきた」

「家具は?」

「ベッドと机だけ買った。ソファは、誰かと選びたいと思ってた」

 結衣は胸が痛んだ。

「ごめん」

「謝らない約束、もう忘れた?」

「約束はしてない」

「そうだった」

 健太は前を向いた。

「今度、自分で選ぶよ」

「うん」

「一人で使うものを、一人で選んでもいいんだよな」

「もちろん」

「結衣も、一人で部屋を作ったんだろ?」

「うん」

「俺もやってみる」

 健太の声には、まだ無理があった。

 それでも、東京での生活を結衣だけに結びつけないよう、自分へ言い聞かせているのだと分かった。

「仕事もあるし」

 健太が続けた。

「四月の新規取引、成功させないとな」

「うん」

「藤堂さんとも、仕事では普通にやる」

「無理しないで」

「仕事だから。そこは分ける」

「ありがとう」

「でも、少しの間、二人が一緒にいるところは見たくない」

「会社では、今までどおりにする」

「助かる」

「仕事以外のことは、持ち込まない」

「うん」

 二人は公園を一周し、入口へ戻った。

 駅へ向かう道の分かれ目で、健太が足を止めた。

「結衣」

「何?」

「五年前、仕事を頑張れと言ったの、覚えてる?」

「覚えてる」

「本当は、頑張ってほしくなかった」

 健太は苦く笑った。

「仕事がうまくいかなければ、俺について来なかったことを後悔すると思ってた」

「そうだったの?」

「最低だろ」

「正直だと思う」

「でも途中から、本当に頑張ってほしいと思うようになった。俺も向こうで仕事を好きになったから」

「うん」

「今日の会議で話してる結衣を見て、続けてきたんだなと思った」

「健太も、福岡で続けた」

「お互い、選んだものを途中で捨てなかった」

「うん」

「それでよかったんだよな」

「よかったと思う」

 健太は静かに息を吐いた。

「俺は、あの頃の結衣に救われてた」

「私が?」

「仕事で失敗しても、結衣に話せば、次に何をすればいいか整理できた。自分では気づいてなかったけど、向こうへ行ってから分かった」

「私も、健太に救われてたよ」

「なら、四年間は間違いじゃなかった」

「うん。間違いじゃなかった」

 結衣は目の奥が熱くなるのを感じた。

 健太も、もう隠そうとしなかった。

 目元を赤くしながら、少しだけ笑っている。

「最後に、握手していい?」

「うん」

 健太が右手を差し出した。

 結衣はその手を握った。

 昔は何度もつないだ手だった。

 大きさも、温度も覚えている。

 けれど今は、恋人の手ではなかった。

「ありがとう」

 結衣は言った。

「四年間も、別れてからの五年間も」

「俺も。ありがとう」

 健太の手が離れる。

 温度だけが掌に残った。

「明日、普通にできるかな」

 健太が言う。

「無理なら、少し避けてもいいよ」

「それは格好悪い」

「格好をつけなくてもいいでしょう」

「結衣には、最後まで格好をつけたい」

「もう遅いよ。泣いてるし」

「寒いだけだって」

 二人は笑った。

「じゃあ、また会社で」

 健太が言う。

「うん。また会社で」

「お疲れさまでした、佐伯さん」

「お疲れさまでした、城島さん」

 互いに軽く頭を下げる。

 健太は駅の方向へ歩き出した。

 結衣は反対側へ向かう。

 数歩進んだところで、振り返った。

 健太も振り返っていた。

 目が合う。

 健太は小さく手を上げた。

 結衣も同じように返した。

 五年前、健太は一度も振り返らなかった。

 今日は、二人とも振り返った。

 それでも、もう互いの方へは戻らなかった。

     *

 電車に乗ると、緊張が解けた。

 座席へ座った途端、涙が頬を流れた。

 声は出なかった。

 悲しいだけではない。

 健太を選ばなかったことへの痛み。

 五年前の恋に、ようやく最後まで言葉を与えられた安堵。

 過去が本当に過去になる寂しさ。

 さまざまなものが混じっていた。

 結衣はハンカチで涙を拭き、窓の外を見た。

 健太との恋は、失敗ではなかった。

 別れたから価値がなくなったわけでもない。

 結ばれなかったから、愛していなかったことにもならない。

 その時間があったから、今の結衣がいる。

 自宅の最寄り駅へ着くまで、藤堂へ連絡しなかった。

 駅を出て、いつもの道を一人で歩く。

 スーパーにも寄らなかった。

 今夜は冷蔵庫にあるもので、簡単に済ませればいい。

 マンションの前へ着いたところで、スマートフォンを取り出した。

〈健太と話しました〉

 送信すると、すぐに既読がついた。

〈お疲れさまでした〉

 藤堂からの返事は、それだけだった。

 答えを尋ねない。

 電話をかけてもこない。

 結衣は続けて入力した。

〈今日は、一人で帰ります〉

〈分かりました〉

〈明日、会ってください〉

 数秒後、返信が届く。

〈はい〉

 続けて、もう一通。

〈待っています〉

 結衣は画面を胸元へ引き寄せた。

 玄関の鍵を開ける。

「ただいま」

 静かな部屋へ声をかける。

 コートを脱ぎ、手を洗う。

 食器棚には、青い皿と白い皿が並んでいた。

 今夜は青い皿を一枚だけ取り出した。

 一人分の夕食を整え、一人で食べる。

 健太と過ごした時間を、誰にも急いで消してもらわないために。

 そして明日、自分が選んだ人のもとへ、自分の足で向かうために。


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