第二幕 人間への進化
最近期間を開けてばっかりだから次は早いうちに投稿したいと思う今日この頃
どういうことだ?
また人間の姿になれるというのか?
「おいガブリエル!それ本当なんだよな?」
『はい。確かでございます。』
ま、まじか...。またあの頃と同じ形になれるというのか。そういえば性別はどうなるのだろうか?また俺の息子は復活するのだろうか?まああんなお粗末なサイズ感の物復活させられても困るけどな。こっちから願い下げだ。
「なんだ?ガブリエルと話しているのか?」
変なことを考えているとグルーシャにいきなりそう言われた。
「え?ガブリエルのこと知ってるの?」
「もちろんだ。お前の胃袋にいる間さんざんいじめられたものだ。(あなたのような犬畜生が我が主に勝てるわけないでしょう)と散々言われたよ...」
だいぶ酷い扱いを受けていたようだな。
『話が主を馬鹿にするようなことを言ってきたので。事実を述べたまでです。』
「そんなに言ったげるなよ。グルーシャならまだいいけど、もし仮に俺のなかにほかのヤツが来たときにそういうことされると相手側も俺も困るから。」
『…わかりました。グルーシャ意外に対する扱い方を見直すことにします。』
「うん。それでよい。」
「それよりも我に対する扱いがひどくないか?」
しょうがない。だってグルーシャだし(?)
◇◆◇◆◇◆◇
「それじゃあ...頼む。」
『わかりました。これより擬態を実行します。』
ガブリエルがそう告げると俺のスネークボディが虹色に光り始めて身体から神々しい光が発せられた。さらに俺の体から謎の覇気が発せられているようにも感じる。グルーシャも吹き飛ばされそうになるほどの威力だ。
だがそんな勢いとともに俺の体も変異が始まった。
みるみると視界が上がっていく。どうやら足が生えてきたらしい。そのまま胴、腕そして顔というパーツが発達していく。
そして人に近づいた俺の全身は少しづつ人間の形へと変貌していく。
そうしたら...
「…ん?人に...なったのか?」
わからない。視界もはるかに高くなっているし、グルーシャがほうけた顔をしているし、確実に人間になれたと思う。
まずは確認したいことがある。それは顔...
ではなくmy son!息子だよ!
あいにく今の俺は裸だ。したを見ればすぐに回答が存在している。さあ答え合わせの時間だ。
「3!2!1!」
声に出してカウントして俺は勢いよく顔を下へやった。正解は...なかった。かわりと言わんばかりにそこには下の毛が生えておらぬ女性器が固定されていた。まあ転生したのは雌ヘビだししょうがないっちゃしょうがない...
あぁ、さようなら我が息子よ...。
いい15年間だったよ。
「おい、ヴェル。どうしたのだ。さっきから動きと声がうるさいぞ。」
どうやらがっかりした気持ちと悲しい気持ちがそのまま動きに反映されたらしく、気づいた頃には四つん這いになっていた。
いかんいかん。正気を取り戻せ如月。
今はそんなことをしている場合ではないだろう。
でも、もう一つ気になる場所がある。
「ガブリエル?」
『なんでしょうか?』
「前に俺に漂魔を見せてくれた時みたく俺を三人称視点で見たいんだけどできる?」
『可能です。視点切り替えを実行します。』
正直言って自分の顔ほど気になるものはないだろう。気づいた頃には俺の視界には俺を真正面から見た全体が写っていた。
…まずひとこと言おう。やべぇ、くっそ美人だな。俺のタイプどストライクの顔だ。これが妹だったらすぐに抱きついてしまうだろう。
ただ見た目が完全にロリっ娘だったから今の発言には問題があったな。俺がこよなく愛するのは同級生やボンキュッボンの大人のお姉さんなんだ。ちっちゃい娘に欲情するのはなんか違うなと思うのが如月だった。
そんなことを考えていたが、
『???』
ガブリエルがなんだか驚いている。
「どうしたの?」
『いえ、気の所為だと思うのですが、なんだか見たことがあるような気がして...』
なんでなんだろう。まあ気のせいだろう。
「オッケー。後、取りあえず人間になれたけど、蛇になることってできるよね?」
『もちろん可能です。実行しますか?』
「いや大丈夫。できるってことが分かればとりあえずはオッケーだ。」
よし。蛇の姿にも戻れて、このロリっ娘ボディになることもできるようになった。そうすると後は服だな。
『次はどうされましたか?』
あら、お早いですね。まだ何も言っていないのに。俺の従者は優秀すぎるな。
「ガブリエル先生は俺の服を作成することはできるか?」
『可能です。まあ私の記憶にある服装しか用意できませんが。』
そんなこともできるのか。やはり皆のガブリエルは優秀だ。
「わかった。早速実行してくれ。」
するとまた変なことが起こった。グルーシャ召喚したときと近いことが起こってる。
すると一瞬にして服は完成した。
そこにあったのはthe 冒険服。
ほー、いいじゃないか。こういうのでいいんだよ、こういうので。
早速服を着てみた。緑のスカート。白いシャツ。その上から羽織る緑のマント。肩から下げる小さな小物入れ。正直女性の格好をするということには少し抵抗がある。俺は女装男子とかでもなかったからな。でも裸で森を駆けるよりは100倍増しだ。
よしこれで準備万端だろうか。
大丈夫だ。それじゃあ...。
「長々と悪かったなグルーシャ。それじゃあ頼んでいいか?」
「あぁ、任せておけ。」
俺は人間の姿でグルーシャへとまたがった。
地面を這いずっていたさっきまでと違って非常に楽だ。
「それでは!冒険の続きへと」
『あ、お待ちください。』
今度はガブリエルから止められた。次は何だ。まぁガブリエルが報告してくれるんだ。
きっと俺にとっていいことだ。
『追加の報告です。たった今洞窟で回収した剣の解析、修繕の一切が終了しました。
この刀も生成しますか?』
おぉ!俺のもう一つの楽しみであった剣の解析が終了したのか!
「もちろんだ!すぐに頼む。」
ガブリエルに頼んですぐに生成してもらった。刀も少しずつ実体化していって地面に落ちた。
「おぉ...。か、かっこいい...。」
とてつもない一品だった。形は日本刀で握る部分が紫と深緑のグラデーション。ご丁寧に鞘までセットだ。
「おお。いいものを手にしたなヴェルよ。まあ、俺にはその刀がすごい物なのかは本当はわからないんだがな。どうせならその刀に名前をつけたらどうだ?」
グルーシャに提案された。確かにオリジナルの名前とか最高じゃんか。どうしよう。何かいい名前がないだろうか。神剣クサナギ。
よくあるかっこいい剣の名前だ。が、しかし
この剣はクサナギって感じの見た目はしてない。マサムネって感じでもない。どうしようか。…ていうかクサナギとマサムネって何かのゲームで見た気がする。確かそのゲームってもう一つ剣があった気がするけど...。
あ、思い出した。ていうかこの名前ならこの剣にもあっているんじゃないか?
「……ムラマサ。呪剣ムラマサだ。」
さっき言ったゲームにも登場する剣だ。俺が住んでいた日本には呪われた刀としてムラマサの名前があった。俺が使える毒はなんとなく呪いに似てるし(?)、柄の部分も紫だし見た目にもあっているだろう。ムラマサで決定だ!
『ムラマサ、いい名前ですね。』
そうだろそうだろ!いい名前だろ!
◇◆◇◆◇◆◇
刀を手に入れた後は冒険をすぐに再開した。
グルーシャの走るスピードは非常に速かった。あいつが30分走るだけでいつもオレたちが1日で進む距離を超えてしまった。
だが人になったり、刀を手に入れたりグダグダしてしまっていたため遅くなってしまい結局2時間位しか進まなかっただがいつもの倍以上進めた。大きな収穫だろう。このまま冒険を続ければ一カ月かからずで抜けられるだろう。
希望はある。目の前にある。後はそこに向かって頑張るだけだ。明日も冒険は続いていく。まだまだここからだ。
頑張れ如月!頑張れヴェル!
この後さらに大変な目に遭うのだが、
それはまだ、先の話である。
やっとロリになってくれたなヴェルよ。




