第十一幕 魔獣討伐隊
なんかテンポエグくね。
それぞれが戦いに向けて活動を始めた。
俺たちの視界にいる範囲で敵の数は50程...
いやもしかしたら100もあり得る。そんな数と戦うのだ。準備くらい必要だろう。
俺も準備を。と言いたいところだが実は俺の準備はもう終わっている。ここに来るまでにいろいろとやっておいたんだ。いやはやガブリエル先生には感謝しかない。
『我が主のためなら幾らでもしてみせますとも!』
転生してすぐにガブリエルに会えてよかった。彼女がいてくれなかったら今頃どうなっていたことか。きっと俺の人生は早速死亡を迎えていただろう。まだ時間はそんなに経ってはいないがいろいろな人に助けられてきた。この戦いが終わったら俺、たくさんの人に感謝を...
あれ、こういう事って言わないほうが良かったか?
「ヴェル様!準備が終わりました。」
大きなようで小さい声でレイズが俺に報告してきた。どうやらそれぞれが位置についたらしい。
「よし。それじゃあ攻めるぞ。」
準備は整った。今回であの村への侵攻を止めてやる。
3...2...1........0!
そのタイミングで俺は炎爆散を空に向けて撃った。炎爆散は空で花火のように破裂し、山頂近くにいる魔獣の一部がそれを見た。
だがそのうちの何体かは気づいていた。
その一撃が囮の一撃であることを。
「いけぇぇぇぇぇぇぇ!」
レイズの大声で全勢力が中央に向かって駆け出した。特定の場所からではなく、取り囲むように。
攻められていることに気づいた魔獣たちが戦おうとするがいきなり始まってしまった戦闘には対応することができず次々と倒されていった。俺はあの集落が戦いに対応できなかった理由は戦力不足よりも不定期に襲ってくることに問題があったのではないかと考えた。だからこちらも突然攻めることにしてみた。だがそのなかには戦いに慣れているのか対応してくるものもいた。まあリーダーを守るという役目を任されているんだ。実力はあるだろう。その中でもリーダーを除いて二体実力があるものがいることを見抜いた。見抜けたのはついさっき手に入れた漂魔探知がその理由である。その二体だけが不穏な空気が漂う程の漂魔の量である。ボスごと一緒に葬れたらいいけど流石にそんなことはできない。
だからこそ先にその二体を始末したい。
長々とそんなことを考えていると周りの仲間たちがほかの雑魚たちをほとんど倒していた。少しは訓練したとはいえ、さすがに強くなりすぎじゃない?そのなかにはケガをしたものもいるが、大量生産した回復薬でみんなゾンビのように生き返る。敵の間ではもはやあきらめのようなムードが流れていた。
「俺だけ遅れるわけにもいかないし、じゃあ俺たちも戦おうか。」
遅れはしたが俺も戦わなければならない。オーラがすごい二体へ俺も戦うことを宣言した。相手は俺の言葉を理解したのか、こちらに向かって唸ってきた。うわぁ、今回の相手は活きがいいねぇ!正直コイツラに勝てるかはわからんがやってみるしかない。
「ライトニング!」
俺セレクション受賞!といえばやっぱりこれって言う感じの技。
やはりかなり強力な光らしく、相手は怯んでいた。そこに打つのはやはりあの技!
「炎爆散!」
テレビショッピングバリの解説を入れながら一連の流れで魔法を撃ち続けた。
相手が強いがゆえ直撃とはいかなかったが、
大きめのかすり傷と与えることができた。
相手がひるんでいるうちにすぐに次の一撃を撃った。考えるよりはまず動くべきだ。
「毒放!」
これで一体の動きを怯ませられたらいい。
今回はなんとか想定どうりに進み、片方に直撃した。すると毒が当たった方の身体に異変が起こり始め、動けなくなった。
そこの隙を俺は逃さない。
「暴食!」
動けないやつを一気に捕食した。
あまりにも大きかったため、一口で喰らうことはできなかった。だからあえてみんなに見えるように噛みちぎった。できるだけ相方に精神的な負荷を与えられたらいいなぁという俺のちょっとした願いである。
そんな様子を見て相方が愕然としていた。
味方の何人かもその様子を見てゲロっていた。ちょっとやりすぎたな。臓器を意図的にまき散らしたのはやりすぎたかぁ。
まあ狙い通りとしようそして暴食が終わった。魔獣は跡形もなく消え去った。
相方の方は戦意を失わなかったがかなり追い込まれていた。そしてその相方はオレから距離を取ろうとオレたちが戦っていたフィールドから出ようとした。
…こんなにもあっけなく戦いとは終わるものなのか。意外と速いんだな。
フィールドから出た瞬間魔獣に俺の"ひみつのひっさつ"が炸裂した。
次の瞬間魔獣が八つ裂きになった。
実は森のふもとからずっと鋼糸を発動していた。そしていま戦いながらも鋼糸を使用していた。皆には鋼糸を使うことを言っていたため実は戦う前にフィールドから逃げ出していたのだ。
こうして強そうな魔獣との戦いが終わった。
だが本番はこれからだ。
「お前がリーダーか?」
「…やるではないか蛇よ。」
これまで黙って戦いを見ていたがどうやらリーダーだけは俺たちと同じ言葉が話せるらしい。
「いいだろう。貴様と戦ってやろうではないか。」
相手にも認められたようだ。それじゃあリーダーとの一騎打ちに洒落込むか。
俺は本当の戦いへと向けてさらに気を引き締めた。
文章に矛盾がありそうで怖い。
後鋼糸は鋭い糸だと思っていてください。




