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異世界で生きていく  作者: ゆう
独りで生きるのは大変
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なんとか乗り切って今日は学園都市に行く予定。


学園都市は1日で着く距離ではあるが普通に人が多いので早めに移動する。宿の問題も有る。

本当はルベルト達は昨日移動する予定だったが、サニーが加わった事で遅れた。


微妙に第一学園の方が遠いので、サニーとルベルトが時間は先に行くことに。


「じゃあ、ルディ頑張れよ」


「うん!いってらっしゃい」


「あなた、気をつけて。サニーちゃんも頑張ってね」


「……うん」


「アーディ達こそ気をつけてな!」



門を出て魔車に乗る。


途中、珍しく人通りの多い街道でランク2の魔物も来たが、あっさり護衛の人に倒されて無事都市に着く。


「宿はここか、じゃあ試験の日は分かるな。俺は適当に小遣い稼ぎに行ってくるから自由にしてろ」


「わかった」


ルベルトはアーディ程構ってこないから楽。


小遣い稼ぎはソロでも安全に出来るようなLvの低い魔物狩りだ。

特に学園都市は学生が練習に使うのでLvが低くとも需要は高い。


自分は情報収集。

今回は急ぎではなくむしろ長い期間滞在して学生、学園関係者のみが入れる図書搭の本を読む事が目的だ。

1学年からで、1学年の試験に限って言えば作文だったか。それは今も変わらないのか調べておきたい。


この都市は6歳の子供もそこそこいるからサニーでも良いが、……クモになって徘徊する。

一つ裏用を作れば長く一ヶ所で使わなければ使い回しで良いと気付いた。クモは元々暗い灰色の髪と目の特徴が無いように作って有るから便利。


情報収集とは言え、人と接するのは面倒くさくなってきた。

学園の特に評判の悪い講師を調べる。


数日かけてピッタリな講師を絞りこむ。


あの講師は賄賂を……

あっちは横領……

そこの講師は情報操作……

あれは体罰……!


うん。体罰はいけないよね。

いや、体罰は良い。きちんと罰なら身体に覚えさせると言うのは効率は良いと自分も思う。


けど、あれは殺っちゃってるな。多分一人どころじゃない。と言うか、がっつり呪い対策装備済みって。装備無いと呪われるのかよ。


一応

「……殺った?」


「……殺った。……!ち、違う、今のは……。お前!何を飲ませた」


Lv92の自白剤。ごめんね?スキルレベル上げの為にこれ以上低いLvのは【等価交換】で素材にしちゃった。

「……」


「ひいっ!た……!……!?」


煩くなる前に『沈黙』次いで『毒』付きの一閃。まだ、人でもLv70は一撃とはいかないか。


【取込学習】。おえぇ。記憶が不味い。


殺った子供は6人。始めは体罰でもない行き過ぎた暴力でうっかりHPを0にしてしまった。でも記憶をみる限り6人目は殺し自体を楽しみ始めているな。


衛兵からは怪しまれては居たが、証拠も無く嘘発見器も上手くすり抜けた、曰く

「彼は私の生徒だ。攻撃など罰を与えた位しかしていない」


攻撃はHPを削る行為のこと。そもそも学園都市は子供が多い。年に数人の行方不明は当たり前、あれも2~3年に1人とかでしか殺して居なかったから衛兵もそこまで真剣に探しはしなかったらしい。

衛兵は誘拐がわかった時では違法奴隷等()()生きている可能性が高いのですぐに動く。しかし行方不明は死亡率も高く、魔物に食われる等死体すら見つからない事も多く探しようがないのだ。


衛兵も暇じゃない。


ま、それはともかく、厳選した甲斐が有った。

あれは技術部門のそこそこ偉い人で、鍛冶学科の試験内容もばっちり。危ない講師もわかった。


死体はあれのインベントリに有ったので、丁寧に並べる。

酷い傷が有る物もいるので薬で治しておく。あれがやった数々の証拠等を残してさよなら。





「おい。学園内で殺人が有ったらしい。試験日が変わった」


「え?」

そういう事も有るのか。


「試験日は未定だが、ちゃんと寮に入るまでは見ててやる。宿からは出るなよ。欲しい物は俺に言え」


「……殺人って生徒?」


「いや、教員だ。まあ、とうとう呪い殺されたかって噂になる奴だ。……ああ。今回ではないが、数年前に行方不明の生徒も死体で見つかったらしい。……ったく。教員まで危ないとか学園は……」


教員が生徒を殺したとかははっきりとは言われていないか。

むう。試験日はいつになるか。直前に殺るのは失敗だった。




結局試験は前期(11月)の分も後期(3月)にまとめてやる事になった。


途中ルベルトが第二に行ったり、暇な時間を過ごしたがその分情報収集(真っ当な方)も捗った。


あの講師は……って。子供はお喋りだしよく見ている。


学園では技術部門でも一つは属性をレベル上げするのが流行りらしい。

ちょうど、〈回復属性〉と魔法薬の関係を公表した"星薬"の3弟子の一人"効薬"も200歳過ぎの最盛期。属性の魔道具以外の生産品への効果の検証も活発になっていて、〈鍛冶〉でも属性武器等が現れる。


属性武器は魔剣を代表とする武器型魔道具より単純で、魔法より効果は低いが、攻撃に属性効果(火傷とか)がつく。

武器型魔道具はそれこそ魔法並みの属性効果がついたり、おもしろいのでは攻撃してもダメージは無く痛みだけ感じるなんて武器も有った。訓練に有用らしい。


属性といっても、火、風、水、土は本当に単純だが、上位の属性は恐ろしい。毒塗らなくても〈闇属性〉の剣ならば確率だが、『毒』にすることも可能、と。


うん。

公表した甲斐が有るねえ。弟子もよくやっているようで。



……もうクラウでも無い自分が誇ることでも無いが。

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