宇宙デカトシヒコ!! 黄土色の恋!! 3 最強の犬 (黄土色の恋!!編ラスト)
ぶっちゃけ恋どころではなくなった黄土色、最後まであきらめるな、いつか童貞だって卒業できるさ。
塩対応、塩ハンドガン、塩マシンガン、塩バズーカ
塩を手榴弾、ウルトラ海流
塩まみれになった、黄土色は今日何日目なるかもわからない
レナさんは、そんなことつゆ知らず、黄土色を気に入り遊び続けている。
黄土色は女性の嫉妬は怖いということを身をもって知った。 (もちろん
男の嫉妬もこわいけど)
今日もレナさんと遊んだ後宿泊先のトシヒコの部屋に帰ろうとした。
そこには、カラスのコスプレをした集団が現れた。
「とうとう、お出ましってわけかい?これが最強の戦力かい?」
「ええ、残念ながらね、でも常人の1.2倍の能力しただけの漢には
この戦力で十分でしょう。」
「ふふふ、その通りだ!」
「........。」
続きがなにかあるのかなと、ちょっと待ったカラス女たちは特になさそうだなと思い
襲撃を再開した。激しい銃声がそこら中からなる
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ命だけは助けてぇぇぇぇぇぇぇ!!」
黄土色は、情けなく逃げ出した。美人に手を出しだけでこんなことになるなんて
もう二度と手を出さない。
「もう一生童貞でいいから殺さないでぇぇぇ」
世界一カッコ悪いセリフを吐きながら逃げる黄土色。
試しに棒を投げてみる、能力は下がっているが、技術は下がっていないので
ひとりのおでこに当たって、その場にうずくまった。
「これだ!!」
女の子のおでこに棒を投擲していくという絵面的には悪い攻撃を続けていく。
黄土色の装備はヴァージョンアップしていて、手首の棒発生器からナノマシンで周囲の
物質を取り込み棒に変換できるようになっていた。なぜそこまで棒にこだわる?
最後の一人を倒し、この戦いは終わった。
その後も、黒ジャガー隊、黒豹隊、黒猫隊を
撃退し、黄土色と居酒屋「紅の華」はぼろぼろになっていた。
「黄土色も変なのに目つけられちゃったな。あの居酒屋のエースは
レナさんなんだ。そりゃ過激的なファンのふたつやみっつもあるさ」
居酒屋の看板娘ってファンにマシンガンを使わせるぐらいに人気あるんだと
黄土色は震えた。
黄土色はヘタレなので
レナさん<<<恐怖
ということで、今回はあきらめて、遠くからちらちら眺めて過ごすことにした。
レナさんは、寂しかった。あの犬みたいに可愛かった黄土色くんが遊びに
来てくれなくなった。
気分転換に外に散歩に出たら、黒いうちの子たちと黄土色くんが短い棒だけで
戦っていた。
「ふぇ??」
黒い集団は、大慌てした。なにせお客様に銃撃戦を仕掛けていたからだ。
黄土色は慌てた、年端も行かない人たちに棒を投げつけていたことに。
黄土色の方が確実に自己防衛が成り立つが、黒い集団は言い訳がたたない。
「みんななにやってるの?」
「みんななにやってるの」このセリフは基本、怒られる前の前置詞としてよく
使われるものである。女性たちは嫌われたくない、黄土色も嫌われなくない
と、なんとか言い訳を考える。そこでひとりが....。
「さ、サバイバルゲームをしていました...。」
「サバイバルゲーム??」
終わった、やっちまった、俺たち私たちは明日からどうやって
生きて行けばいいんだろうと天を仰いだ。
「サバイバルゲーム!!うちもやりたい!!うちもやりたい!!」
よかった、ただのド天然で。みんなが安心した。
この人は人の悪意にも好意にも鈍感なのである。
ここにいる全員のベクトルはレナに向かっているのだが
すべて乱反射していた。
そして、実弾によるサバイバルゲームが始まった。
終了後、レナさん以外、立っているものはいなかった。
黒色の集団と黄土色は恐怖を共有したことにより友達になっていた。
立っているレナさんの周りには大量に切り刻まれた銃弾が散乱していた。
レナさんは一歩も動かなかった。たまたま飛んで来た球を切り裂いて遊んで
いるだけでだったが楽しかったらしい。
「みんなと遊ぶことなんていままでなかったから楽しかった!
黄土色くんもまた遊ぼうね」
そして、立ち上がろうとする黄土色を踏み倒してお姉さまのもとへむかう
黒い人たち。全員が「お姉さま、お姉さま、お姉さま......」
と呪いのように呟いていた。
トシヒコの部屋にもどった黄土色は呟いた
「あれ、ガード硬いってカテゴリに入れていいの?悪の組織の首領クラスに
ガード硬かったよ。あと、あそこまで妄信されている首領もいないよね?」
「それが、レナさんなんだ、しかもド天然だ、白にも黒にもなる。もし
黒になったら、宇宙デカは滅びる」
「そんな、重要人物だったなんて.....トシヒコ、俺そろそろかぇ」
「黄土色く~~~ん遊びに来たよ~~~♪」
レナさんが遊びに来た。
「というわけでアディオストシヒコ!!」
ゴゴゴゴゴゴゴーーーーー
「あれ、黄土色くん帰っちゃったの?」
「そうなんですよ、いくところがいっぱいあるみたいで」
「また、遊びに来てくれるかなぁ、あ、そうだ、トシヒコくん連絡先知ってる?」
「全個人データ用意しときました。どうぞ」
「ありがとうトシヒコく~~ん」
トシヒコが宇宙のために友達を売った瞬間だった。
何とか生き残れた黄土色。しかし、まさか親友のトシヒコが暗躍しているとはつゆ知らず、レナさんから全力で逃げ出した。もう遅いんだよ黄土色。きみはもう、レナさんの犬なんだよ (にちゃぁぁぁぁぁ) (トシヒコ)




