宇宙デカトシヒコ!! 文明レベル3のお姫様!! 6 少しも我慢できない野郎たち
少しは我慢しなさい、野郎ども!!
「お父様、お父様、起きてください!」
「あれ、クリス....死んでしまった父さんに会いに来てくれたのか?
じゃあとりあえず一緒にお風呂に入ろう」
ざぱあああああん!!
「うわ、これは、現実、クリスちゃんが戻って来た。うぅぅぅ.....。
父さんはてっきり、ライブ放送で
同人誌みたいなエッチな目に、あわされそうになりながら、
身代金が要求されるとばかり....。無事でいてくれてよかったーー!!」
ざぱあああああん!!
穏健派のリーダーはまたクリスちゃんに水をぶっかけられた。
そんなのことが、現実であるか!
と思いつつ、トシヒコとウルズ6とウルズ1は前かがみになっていた。
「みんなイカくさい。」
なんかクリスちゃんが毒舌キャラになりつつある。
あんなに素直な子だったのに。
まぁ、まちがいなくこの父親のせいだが。
「で、いまどうなっているのですかお父様」
お父様の名前は、クリスファンというらしい。
「どうもこうも、一族殺されそうになってるし、クリスはいないし
変な人たちは襲ってくるし、どうしたらいいんだ?」
ざぱあああああん!!
今度は、全員から水をぶっかけられた。
「リーダーがなにも考えてないのかよ!!」
「だって僕たち穏健派だし。」
「僕とか言うな、リーダーなんだろ!」
「そう、だから穏健派の」
ざぱあああああん!!
穏健派でも、穏健すぎるだろ。
もうこの人、首にナイフあてられてるのに、へらへら
した状態だ。
もっとしっかりした、人はいないのか?
そこで周りをみると、クリスちゃんににた、超絶美少女がいた。
またいつものメンバーが前かがみになる。
しかしあくまで、紳士的に、
「そちらの美少女は、クリスちゃんのお姉さまですか」
「いえ、母親のテリスです、夫がすいません。」
ええ~~、若すぎる、エルフの血が混ざってるのかな?
「お母さま。お久しぶりです」
「よかった、クリス、無事で...。」
テリスさんは、泣いていた。
不謹慎だが、写真を連射したかった。
「お母さま、いまどんな状態なんですか?」
「穏健派は、各々シェルターに隠れて様子を見ています。
そもそも戦おうという発想がわかないのでしょうね。
このままでは、この世界のバランスは大きく変わってしまいます。」
「穏健派の重鎮は捕まえられ、研究費もなくなり近いうちに
人権問題に発展するでしょう。」
まるで世紀末だ。
「関係ない人たちは、ただ穏健派に石をぶつけるだけ、
気づかないうちに、軍事国になり、税金も上がり
自分たちの首を絞めるだけというのに」
お母さましっかりしてらしゃる。
そこの情けないおじさんと、今すぐリーダー変わったほうが
いい気がする。
よし、ついでに聞いてしまおう!!
「ちなみに、強硬派の重要人物の名前や居場所とかわかりますか?」
「はい、こちらに、周りの者に調べさせました」
この夫婦、パワーバランス悪くない?
でも、これで、前に進みやすくなった。
こいつらを調査して、穏健派を積極的につぶそうとしている
奴を探せばいい。
もしくは、めんどくさいから、全員やっちゃえばいい。
よし、今後の方向性は決まった。
「じゃあ、クリスちゃんはおいていきますので、私たちは
調査に行ってきます。」
「よかった、あの車のなかイカ臭くて、吐きそうだったから」(クリス)
俺たちは泣いていた、盗聴していた、ジヌニーも泣いていた。
とりあえず、俺たちは、ちょっと広くなったジヌニーで、荒野を行くのだった。
唯一の清涼剤は、マオ姐さんの、周囲30cmくらいだ。
「あなたたち、この星に来て何回したの?」
男たちはだれも答えられなかった。
「はぁ、わたしの身体にもしみついていたら最悪、この星の人たち
鼻がいいっぽいし」
男たちは情けない気持ちで、いっぱいだった。
こらえ性のない自分の息子を
あとで、いっぱいいじめてやろうと思った。
まずは、一つ目の重要人物の近くに迫っていた。
ナノスキンスーツのズームアップ機能を使い様子を見るが
ジヌニーの盗聴、盗撮技術の前では無意味だった。
とりあえず、夜襲し、重要人物を捕らえ尋問することにした。
全員、夜襲ということで、黒タイツもっこりモードになった。
みんなマオさんの、黒タイツモードですぐに前かがみになった。
マオさんは仕方ないとばかりに、しっかり隠すモードで
生地を厚くした。
それぞれ黒く塗ったヴェスバーと、自分の獲物のハンドガン
腰にはナイフを刺していた。
おれは、宇宙デカスタイル、もともと黒塗装してあるので
夜襲スタイルだ。
そして、重要人物の寝室に向かう。
「「びーーーーーーーー!!侵入者を発見しました」」
「なに、ジヌニーのレーダーには何も引っ掛からなかったのに!?
ナノスキンスーツのモニターにもなにも警告が出ていない!!」
「「異常なイカ臭さを検知、股間のだらしない漢と判断」」
皆泣いていた。
臭覚センサーがメジャーなのねこの星。
あっというまに、例のサイボーグたちがわらわら湧いてきた。
ウルズチームはとりあえず、自分の獲物で攻撃してみたら、
当然のごとく効かなかった。
「たく、いやになるわね」
そして、すぐにヴェスバーに持ち替え銃撃戦を再開、遮蔽物に隠れ、
敵の、連射の途切れを的確に読み、その瞬間だけ顔を出して
確実に、一体ずつ倒していく、なんかスパイアクションみたいだった。
俺は、とりあえず前に出て、徒手空拳で戦い、敵をかく乱して
ウルズチームの射撃を助けていた。
連携のおかげで、割と早く全滅まで追い込んだ。
後はすぐに寝室まで、全速力で行ったが、間に合わずすでに
逃げられていた。
「敵の援軍が急行しています、直ちに逃走準備に入ってください。」(ジヌニー)
すぐ近くまで、来てくれていた、ジヌニーに乗り込み、
急いで、逃げた。
敵の増援は、かなりの数で、戦闘機や、戦車など、歩兵以外にも
沢山送られてきているらしい。
「あ、あぶなかった。」(トシヒコ)
ジヌニーが言っていたことは嘘ではなく、全然追いつかれる気配がないほど
の速さで、余裕で敵増援を振り切った。
ユニコーンでさえなければ、頼りになるやつである。
「一回目は失敗か、気が重くなるな」(ウルズ1)
「まぁ、いいじゃないっすか、嗅覚センサーなんて見落として普通ですよ。
それがわかっただけでも収穫だ。」(ウルズ6)
「確かにそうね。ところで野郎ども、今日からあれ禁止な。」
男立ちは顔を伏せる。
「「「最後に一回だけ...。」」」
ビターーーン!!
ビターーーーン!!!
ビターーーーーーーン!!!!
男とはなんて情けない生き物なのだろう....。
嗅覚センサーって、現実でセンサーとして使われてたりするのかな?




