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#013


 三人の騎士がクイーンの注意を引いてできた隙をついてアンジェリカはクイーンに斬りかかるが寸前に気付かれ前足で防がれた。

 だが三人の騎士が攻撃しても一切傷が付かなかったその前足に罅が入っていた。

「皆まだ戦える?」

「ああ、まだ戦えるが……君は何故精霊化が使えるんだ?」

「そういうのは後、今はあれを如何にかするのが先でしょ、それと私があれを倒すからサポートお願い」

 そう言ってアンジェリカは騎士達の返事を待たず、クイーンとの間合いを一瞬で詰め前足の罅が入っている場所に剣を振り抜く。

 その攻撃にクイーンは反応できず前足は切り落とされた。


(やっぱり本気で斬れば斬り落とせるのか、それなら……)

 アンジェリカがもう一度斬りかかろうとするがクイーンが糸を吐いて牽制する。

 アンジェリカは咄嗟に後ろへ跳びそれを避ける。

 糸が当たった地面は紫の煙を上げている。

(これは毒の糸? 当たったら危なそうだな)

 アンジェリカは毒の糸に注意しながら距離を徐々に詰める。

 クイーンはアンジェリカに斬られるのを恐れ毒の糸を吐き出し己と巣を囲う様に繭を編む。


 アンジェリカが編まれる前にクイーンに近づこうとするがそれを騎士の一人が止める。

「何で止めるの!?」

「今奴に近づけば君も唯では済まないんだぞ! 君は命が惜しくないのか!」

「惜しくない訳ないでしょ、対策も考えてあるんだから止めないでよ」

「君に策がある様に我々にも策があるんだ、だから繭が完成するまで待て」

「それはあいつを倒せるの?」

「わからない、だがあの邪魔な巣は確実に潰す」

「……わかった。それで策ってどんなモノなの」

「それは──」

 騎士は吹き飛ばされた騎士が回復して合流してから策を話始めた。

 アンジェリカは聴き終えると、騎士に自分の考えを伝える。

 騎士もクイーンを倒すには、アンジェリカの力なくして達成はできないのでそれを了承する。

 話が纏まるとそれぞれ位置に着き繭が完成するまで待つ。


 待つ事一分で繭は完成した。

「総員放て」

 班長が指示を出すのと同時に火属性の精霊と契約しているであろう騎士が二人、毒の繭に向かって直径20m程の炎の球体を叩き込んだ。

 それと同時に風属性の騎士は酸素を送り火力を上げて行く。

 もう一人は風属性の騎士は蒸発した毒が仲間の方へ行かない様に風を操る。

 繭は見る見るうちに燃えていき、クイーンの姿が見える様になっていた。

「援護お願い!」

 アンジェリカが声を掛けると土属性の騎士は地面を盛り上げ、クイーンへの道を作りだす。

 水属性の騎士はアンジェリカを炎から護る為に水の膜を張る。


 アンジェリカは今出来上がったばかりの道を脚に身体強化を集中させ一瞬で走り抜け、クイーンに持てる全ての魔力を剣に流し込みながら蜘蛛に斬りつける。

 クイーンは残っていた前足でそれを防ごうとするが、アンジェリカはそれすらも斬り捨てクイーンの頭部に剣振り下ろす。

 だが前足を斬ったせいで威力が下がっていたのか刃が入らない。

(まだだ……ジルは精霊化を使っているとき私の魔力を使っていたんだ。だから私にもジルの魔力を使えるはずなんだ)

 アンジェリカは剣から右手を放し腰にぶら下げた短剣を抜き、ジルの魔力を容赦なく搾り取り、短剣に纏わせクイーンの眉間に突き立てた。


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