#014
同刻とある研究所の会議室にて。
「会議中の所失礼します、No.07シルヴェスターの魔力が観測されました」
会議室に入って来た男の報告により、ジルについての議題に変わった。
「ほう? これは如何いう事だジョサイア、確か貴様がジルを処分したと聞いていたのだが、今の報告を聞く限りジルは生きているとの事だが、これは如何いう事か説明してもらえるのだろうな?」
「それについては、私もたった今驚かされたところだ、まさか精霊化を解除できない状況で死んでいないとは思わなかった。恐らく人か魔物から魔力を奪い生き延びているのだろう」
アレクシアのまるで挑発でもするかの様な言い方にも特に表情を変える事もなくジョサイアは答える。
ただアレクシアもそれを承知していたのかそのまま話を続ける。
「それは今この場で思いついた訳ではなかろう、貴様の反応を見る限り予想していた様に見受けられるが、何故ジルの死をその目で確認しなかったのだ」
「確認しなかったのではない確認できなかったのだ。君もいや、君の方が知っているだろうジルの並外れた身体能力を、あの身体能力で全力で逃げに徹されてしまっては、私でも君でも負う事は不可能だろう」
「貴様では無理だと言うのだな、ならばジルの討伐は私に変わっていただけるか、貴様の言った通り私の方がジルについては知っている、貴様よりも私の方が早くジルを見つけられると思うが如何かな」
「いいだろう、上には私から言っておく」
「そうか、それではこれよりジルの捜索及び抹殺の任務にあたる。それでえっと……報告に来てくれた君、ジルがの魔力が観測された場所は何所だ?」
「っは! っば場所はイスピリト王国の北西に広がる森の中です、そこに配置されていたMI-064が破壊される直前に観測しました」
突然話を振られ、報告に来た男は焦ってしまったがアレクシアはそれを気にした風もなく命令する。
「そうか、確かそこには兵を送っていたか……それではそこの地図と周囲の村について念の為イスピリト王国についての資料を用意してくれ、それとそこに行った兵を連れこい」
「っは! すぐに行います」
そう返事をし報告に来た男は大急ぎで部屋を出て行った。
「それでは、私も先に失礼させてもらう」
そう言うとアレクシアは席を立ち部屋を出て行った。
アレクシアが部屋を出た後、ジルの話題では一切口を開かなかった12歳くらいの見た目をしたアリスターがジョサイアに問いかけた。
「ねぇジョサイアはアレクシアがシルヴェスターに勝てると本気で思ってるの?」
「無理だろうな、だが弱っているジルならできるかもしれないぞ」
「嘘だね、ジョサイアは本当はこう思ってるんでしょ、アレクシアじゃシルヴェスターに何があっても勝てないって」
ジョサイアはアリスターのその問いに答える事はなかった。
今までに登城したナンバーズです。
ナンバーは基本的に強い人程番号が小さいです。
No.02ジョサイア(男)38歳
No.05アリスター(男)12歳
No.07シルヴェスター(男)34歳
No.08アレクシア(女)29歳
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