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その後は、集まった懐かしい面々が酒を持ちより、どんちゃん騒ぎの大宴会になった。彼が大学生だった頃は、しょっちゅうこんな飲み会が開かれていたなと思いだす。
結局彼らは懐かしい面々と集まる口実が欲しかっただけなのかもしれない。だが、それでも、良かったと思える。
少なくとも、私は彼の大切な仲間を集めるための餌になるだけの存在なのだと気がつけたから。誰も私のことなど思っていないという勘違いはぬぐいされたから。
夜は更けて、楽しげな奇声は静かに消えていく。
先ほどまで声の聞こえていた方から、ふらりと見知った人が来る。
「お疲れさん。今までありがとな」
誰よりもその人に言ってほしかった一言。
私はそれをそっと心の中の宝箱にしまった。




