29 ダレン・アーモニア 7.26
「よくここまで来れたものだ。それは褒めてやろう」
迷宮・地下10階、『決戦場』に現れた老魔術師は、カテリナたちを見下ろしながら言った。その声は彼から発せられているのではなく、決戦場の至るところから出ているように聞こえた。
アキラやメモリはどこかにスピーカーがあるのではないかと思ってキョロキョロした。
「ダレン様!?」
カテリナが叫ぶが、魔術師は反応を示さなかった。
「このホワイトウッド王国の歴史に、ダレン・ファクトの名を遺すため、貴様らには死んでもらおう」
カテリナたちが複雑な表情で戦闘態勢をとる中、アキラとメモリだけは首をかしげた。たがいを見やり、口パクで会話をする。(これあれか?)(あれだよね?)(だよな?)と、なぜか伝わっている。
「我々魔物は魔法から生まれた生物。貴様らの魔法などわたしの足もとにも及ばぬ。魔物の本当の恐ろしさを思い知らせてくれる」
「魔物ですって!? ダレン様、あなたは――!」
カテリナは老魔術師を見上げたまま、絶望に心が凍った。国を守るため、国王に背いてまで魔物と戦い抜いた魔術師の成れの果てが、まさか魔物への変貌とはあまりにもむごいではないか。
その眼前で、魔術師の胸に槍が刺さっていた。アキラの投槍である。
「「「え???」」」
カテリナやレナードが呆気にとられているうちに、堕ちてくる魔術師の体をメモリの真聖刀『義留我座無音』が上下に両断した。
「えーーーーーーーーーーっ!!!」
床に激突する魔術師にカテリナは駆け寄り、抱き上げた。が、その体はすでに消滅しはじめていた。
「そんな……!」
重さを失った体から、真っ二つになった核石が転がる。それと、青い宝石が付いたメダリオンが一つ。
「おい、どういうことだ!? なぜ攻撃した!」
「敵対的ではあったが、せめてカテリナ様の指示を待つべきだろう!」
レナードとルナが少年と少女に詰め寄った。
二人は視線を交換し、声を重ねた。
「「『イース』だったから」」
「イー、ス……? 魔物の名前か?」
「ゲームの名前。その最後の敵が言うセリフだった。ファクトって名前もボスの名前。そんなのカテリナのおじさんが知るわけないだろ。声だって本人から出てなかったし、演出にしか思えない。その証拠に、オレなんかの槍をまともに受けてあっさりやられてるじゃないか」
「たしかに……」
レナードは迷ってルナやコーネルを見た。彼女たちも、狂魔術師の最期にしては納得がいかなかった。
「カティー、勝手してゴメン。でもあれ、絶対にカティーのおじさんじゃないよ。核石だって落としてるし、絶対に違うって」
カテリナは落ちていた核石とメダリオンを拾った。顔を上げなかったのは、情緒が乱れすぎて混乱状態であるのを自覚してるからだ。
「ちょっと待ってね……。二人の言い分はたしかにわかるわ。こうして核石が落ちてるのも本人ではないという証明になる。でも、えーと、ん……」
気持ちを持て余しているのがわかり、メモリたちはしばらく放っておくことにした。
「他に敵はいないようだし、部屋の捜索をするとしよう」
レナードの呼びかけに全員うなずいた。
決戦場の東側奥に、魔術転送機があった。それ以外に、扉も通路もない。
「狭いな。他のフロアの半分もないだろ」
「あのメダリオンが『青水晶の護符』でしょうか?」
ルナがそばにいたレナードに訊いた。
「おそらくな。オレも絵で見たことがあるくらいだ。なにせ30年、ここにあったわけだからな」
「そうですね。実物を知るのは、もう陛下だけかも知れませんね」
「あれを持ち帰れば、迷宮はもう再生しないのでしょうか?」
二人の会話にコーネルが加わった。
「どうなんだ? 持ち主が死んだ今も、こうして迷宮は維持されてるしな。次の再構築までは残っているのか、護符を遠ざけるまでは再構築を続けるのか、それとも――」
「あれが偽物であると?」
ルナの問いにレナードはうなずいた。
「アキラの言葉ではないが、あのダレン・ファクトとやらの脆さはおかしいだろ。名前もそうだが、怪しさしか感じない。迷宮が造られたいきさつを知らない者なら気にもしないだろうがな」
「ええ。あれに膨大な魔力は感じません。それどころか安いイミテーションのようにすら思えます。ムリヤリ理屈を通すのならば、迷宮を維持するのに魔力を使いすぎ、今はほぼ空っぽの状態である、と言えなくもないですが、まずないでしょう」
「そうなると、判断はカテリナ任せになるんだが……」
レナードはカテリナを見た。だいぶ落ち着いたようだが、頭を押さえている。
「おい、カテリナ――」
「大丈夫です」呼びかけてくるレナードに、彼女は言葉が終わる前に顔を上げた。いつもの冷静なリーダーに戻っていた。
「話は聞こえていました。ええ、これは偽物です。宝石すらもガラス玉です」
カテリナは壁に向けて護符を投げつけた。安い青石が砕けた。
「とすると、やはり探索は続くわけだな」
「そうでもない」今度はクロムが割り込んだ。魔術転送機を指さしている。
全員が集まると、クロムは転送機室の壁に据えられた、操作石板の底面に触れた。
「ここに穴があるのがわかるか?」
クロムは体をずらし、カテリナに場所を譲った。
「……ええ、あるわね」
「今までの操作板にこんなものはなかった。つまりはそういうことだろう」
「これをどうにかすれば秘密の転送場所へ行けるのね?」
カテリナの答えにクロムはうなずいた。
「で、どうすればいいんだ?」
レナードが訊くと、クロムはかがんで操作板を覗き込んだ。
「鍵穴のようだ。解除してみよう」
罠師がピッキング・ツールを鍵穴に差し込む。途端に全員の風景が変わった。決戦場の中央部に跳んでいた。
「魔術的トラップか。これはオレには解除できない」
クロムは早々に諦めた。
カテリナは【開錠】魔術を試そうとしたが、ふと思い出した。
「……そういえば、以前、鍵を手に入れたわね」
迷宮・地下6階の宝箱に入っていたそれは、長く出番がなかったためにカテリナもカバンの底に沈めて忘れかけていた。
「合いそうか?」
不器用な手つきで鍵を挿そうとしているカテリナに、レナードが声をかける。
「……入りました。跳ばされないということは、これが正解のようですね。回してみます」
カチっという音がした。が、変化はなかった。どこかに跳ばされることもない。
「……変化なし? 普通に回ったのに……」
「いや、見ろ」
クロムが石板に触れると、行先に文字が追加されていた。
「『管理室』……」
「行ってみるか?」
「ええ、もちろんです」
レナードに応え、『管理室』のボタンを押す。するといつもの転移がはじまった。
「これは……!」
カテリナたちの前に現れたのは、迷宮の魔物であった。広い空間に整然と並ぶ数々の異形。活動はしておらず、人形のように立ち尽くしていた。
「魔物の体を造っている場所でしょうか……」
ルナは不安げに視線を走らせた。この魔造生物たちがいっせいに動きだしたらと思うと、気が気ではない。
「だろうな。見ろ、魔物の背中から管が伸びて、天井につながっている。こうやって造った魔物を、足もとの転送陣で各フロアに送っているのだろう」
「これを毎日繰り返すだけでも相当な魔力が必要でしょうね」
「『青水晶の護符』がどれだけスゴイかわかるな」
レナードは先を進む。カテリナたちもついていった。
魔造生物製造所ともいえるエリアの終着点に扉があった。今さら敵は出ないだろうと、クロムが罠だけをチェックして開けた。
今度は人間のための部屋だった。石のテーブルに椅子、古びた数十冊の本にノート、そして石の硬いベッド。その上に、一人の人間が寝ていた。このフロアの魔物同様、動くことはなかった。すでに死んでいるのは誰の目にも明らかだった。
「ダレン様……!」
カテリナは彼の肖像画を思い出した。その絵姿よりもやせ細って老いてはいたが、老人ではなかった。そうなる前に亡くなっていたのだろう。迷宮ができて数年といったところだ。
レナードは黙とうした。倣うように全員が冥福を祈る。
「……腐敗も乾燥もしていない。迷宮の環境が良かったのだろうな」
「ダレン卿亡きあとも、迷宮は生き続けたのですね」
レナードとルナが偉大な魔術師の亡骸を外套で包んだ。
カテリナはその動作を静かに見守っていた。彼女は悔しく哀しく心苦しく感じていたが、ホッとしてもいた。もし生きた大叔父と再会できたとしても、それは敵としてか味方としてかはわからなかったからだ。それこそ王家への恨みや迷宮の影響で、先ほどの偽物のような行動をとっていたかもしれない。そのとき、自分は戦わなければならなかった。そんな経験をするよりは、こうして静かに対面ができたことに安心したのである。
そんな彼女の感情を、メモリは少しだけ感じとれた。
「おじさんはがんばったんだよ。亡くなっていたのはとても残念だけど、だからこそ今度はカティーががんばんなきゃ。まだ終わってないんだから」
「……わかってるわ。穏やかではないしろ、悲痛に歪んだお顔ではいらっしゃらなかった。ダレン様は後悔だけはされていなかった。そうわかっただけよかったわ。メモリ、ありがとう、私は大丈夫よ」
カテリナは死者への祈りの言葉をつぶやき、印を切って左手を大叔父の胸にそえた。
別れを済ませると、カテリナは部屋の探索をはじめた。大叔父から直接の回答が得られない今、遺された品から情報を得るしかない。
「この石箱に手記が詰まっていますよ。日記でしょうか? いずれも日付が書いてあるようですが」
コーネルが机の脇の箱から数枚の紙を取り出し、カテリナに渡した。彼の遺作であるなら、この場での読む権利はカテリナにしかない。
「そうですね。日記のようです。日付は跳びとびなので、毎日書いていたわけではなさそうです。最後の日付は新星歴1461年9月18日となっていますね。今から24年前、迷宮ができて6年後、ダレン様が47歳のときです」
「その年に亡くなったのだとすると、早すぎるな……」
レナードのつぶやきに、カテリナたちはうなずいた。
「どうやら死因は高濃度の魔力を長く浴び続けたことによる魔力中毒です。手記には『青水晶の護符』のそばに居続けた結果、魔力に侵食され、肉体がこわばり、気力が落ち、心が凍るようだとあります。言葉どおり、文字もだいぶ歪んでいます。おそらく、これを最後にペンが持てなくなったのでしょう。……ノエルといい、大叔父一家は魔力に呪われているとでも言うのかしら。そんなの認めるものですかっ」
カテリナは忌々しく吐き捨てた。憤りは長くなく、周囲の目に気付き、真顔に戻った。
「そのあとは家族や友人にあてた文章です。謝罪と感謝が綴られています。……ノエルに必ず届けますからね」
カテリナは手紙の主に語りかけた。ただその中には奇妙な名前があったのが気にかかった。が、今はそれを解明しているときではない。残りの書類を速読していく。その間、レナードたちは置かれていた本などを調べていたが、魔物や魔術に関する一般書がほとんどだった。あとはクロムの探索任せとなった。
「どうだ、カテリナ?」
退屈しだしたレナードが訊いた。
「手記の多くは日記よりも記録ですね。各種魔物の行動や習性について書いてあります。迷宮の魔物を造るためのデータでしょう。他には迷宮の構想をまとめたものが数枚。核石についての詳細なデータもあります。これによると――」
「いや、そういうのは探してないだろ。もっと根本的な、迷宮を造るに至るまで事情とかは書いてないのか? ダレン卿の無実証明になるだろ?」
「それでしたら最初の数枚に書いてありましたよ。私のほぼ推察どおりでしたので、報告の必要はないと思っていました」
「いや、言えよ! ほぼってことは、相違点もあるってことだろ? 結局、ダレン卿の目的はなんだったんだ?」
「まず、『青水晶の護符』を入手した経緯ですが、やはり前陛下のご乱心が原因でした。情報どおり魔神の復活と使役を目的としていたようです。その後の大量のゴーレムを用いた魔物殲滅も、事実であったようです」
「そこまではおまえの推測どおりか。30年前の王家の暴走を知ったら、殿下はどう思うか」
腕組みするレナードにカテリナは無関心だった。スヴェン王太子の気持ちや境遇に、彼女はなんら興味がない。王族としても、私人としても、どう考え、どう行動するかは彼が決めればよいことである。
カテリナは続けた。
「迷宮を造った理由ですが、一つに、『青水晶の護符』を返還できなかったからというのがありました。戻したところで強奪の罪は消えないだろうし、別の機会に利用される恐れもあった。また、隠すにも逃げ続けるにも力が強すぎてすぐに発見されるだろうと。これも昨日話したとおりですね」
「そうだな。で、一つにと言うのだから、まだあるのだろ?」
いつの間にか、クロム以外の全員がカテリナの周りにいた。
「最たる理由は国防の脆弱さにあったようです。つまり、兵士たちが弱すぎたから国を守れなかった、という主張ですね」
「まぁ、もっともだな。兵士たちが魔物の群れを食い止めていれば、前陛下も魔神復活なんて考えはしなかっただろう。それで兵の武力底上げのために迷宮を造って試練を与えるつもりだったと? いや、そうなるとまともじゃないだろ」
「そうですね。実際、底上げどころか壊滅までしかけましたから。得策ではないですね」
レナードの意見にコーネルも賛同した。ただでさえ魔物の大発生で兵力が落ちているところに、さらに追い打ちをかけているようなものだ。
「そのあたりは大叔父様も考えていたようですが、どうしようもなかったと書いています。『青水晶の護符』を返すわけにもいかず、奪還されるわけにもいかず、国王陛下の目が覚めるまでは守るしかないと、迷宮に籠ったようです」
「そのまま目覚めることもなく、前陛下は崩御し、今もって攻略は成ってないと。……あ、オレたちが攻略したか」
レナードが今さら気付いたように言った。
「カテリナ様は、迷宮をどうなさるおつもりですか? ダレン様が迷宮を造ったのは追い詰められた末の苦肉の策とも言えますが、カテリナ様も迷宮の存在を望むのですか?」
ルナの問いに、カテリナは迷いなく答えた。
「私が望むのは魔神復活の阻止と、ノエルの健康だけよ。そのどちらかに迷宮が邪魔なら排除するし、関係ないなら放置してもいい。一時期、『青水晶の護符』を破壊するか、魔神の体に戻して復活させてから完全に消滅させるなんて考えもしたけれど、眷属のドゥル・ナーガであれだもの。不可能と思い知ったわ」
「それができるのなら建国王がトドメをさしていたでしょうし、ダレン様もいろいろ考えた末に『青水晶の護符』をそのままにしたのですからね。となると、『青水晶の護符』」はそのままに、ノエル様の魔力暴走を止める手立てが必要となりますね」
「本来はそれが目的でここまで来たのよ。でも……」
カテリナの吐息は重い。最後の頼みの綱としていたダレン・アーモニアはすでに亡く、遺された手記に解決策もない。手詰まりだった。
「問題の『青水晶の護符』もまだ見つかっていないしな」
レナードは探すつもりがなかった。どうせ隠されているのだから、専門家のクロムに任せておけばいいというスタンスだった。
「おまえたちは探しもせずに何を……いや、いい。来い、こっちだ」
ちょうどよくクロムがやって来る。それだけ言うと魔造生物製造所のほうへと戻っていった。
少しだけ色の違う壁があった。
「ここから魔力の漏れを感じる。かなり分厚い魔力遮断石が使われているのも怪しい」
カテリナも触れてみた。
「そうね。この裏にありそうだわ」
「え……、なに?」
不意にメモリが声を上げた。
「どうしたの、メモリ?」
「今、誰かなんか言ったよね? カティーじゃなくて、クロムでもなくて」
その二人を除いたメンバーを、ガーベラ=メモリの視線が一回りする。
「いや? なにも言ってないぞ?」
レナードをはじめ、アキラもコーネルもルナも否定した。
「ウソ。たしかにしたよ? 助けがいるって。どこかで聞いた声なんだけど……」
「助け? 誰かいるの?」
カテリナたちは周囲をうかがった。クロムは聞き耳に集中する。が、何もおらず、何も聞こえなかった。
「メモリ、冗談なら悪質よ」
「ウソじゃないって! 今も聞こえるもん! え、わたしだけ? 普通の人間じゃないから!?」
「それは、あるかもしれないけれど……」
そう言われるとカテリナも全否定ができない。
「どこからかわからないのか?」
「ん~、そのへん、かな」
レナードにうながされ、メモリは指を差した。壁の向こうを。
「ちょ、やめてっ。怖いこと言わないで!」
カテリナが一瞬で壁から離れた。
「この壁は壊すつもりだったんだ。ちょうどいいだろ。マトックでいけるか?」
クロムはアキラに訊いた。
「内壁っぽいから大丈夫じゃないかな」
「ならカテリナ、マトックを」
手を伸ばすクロムに、カテリナは脅えながらゴールド・マトックを渡した。
マトックが振るわれる。壁が瞬時に消えた。
そしてその奥には――
「『青水晶の護符』!」
メモリ以外の全員の声が重なった。
「これが本物の……」
「魔力遮断石で囲って、漏れないようにしていたのですね。しかしこれは、強すぎます……!」
カテリナとルナは圧力に距離を取った。なるほど、これは魔力中毒を起こすのもうなずける。
そんな会話もメモリの耳には入っていなかった。彼女の耳に届いていたのは、助けを求めるか細い声だけだった。
メモリは『青水晶の護符』に手を伸ばしていた。
「メモリ!?」
驚くカテリナたちに関心を寄せず、メモリはそれに触れた。
『助けがいる。待っている。助けがいる。同胞よ……』
彼女の頭に声がこだまする。
「うん、聞こえるよ。わたし、この声、知ってる。呼んでいたのは……呼んだのは、キミだったんだ……」
メモリの意味不明なつぶやきに、カテリナはゾッとした。未知への恐怖ではなく、メモリがいなくなる恐怖を感じて。
「メモリ!」
カテリナはガーベラの肩を掴んで引っぱった。ガーベラは抵抗なく彼女のほうに寄せられ、そのまま床に崩れ落ちた。メモリの顔は白い仮面で覆われていた。元のガーベラの頭部だった。
「メモリ!? メモリ、メモリ!」
呼びかけるが返事はない。
カテリナはいつの間にか涙を流していた。しかし彼女は、それに気付いてはいなかった。
おまけ
「やめて、怖いこと言わないで!」
(カティー、カワイイ)
(カテリナが可愛いこと言ってるぞ)
(ほほう、意外な弱点がありましたね)
(あら、可愛らしい……!)
(へぇ、あの人にも怖いモノあるんだ)
(何が怖いんだ? 理解できん)
「……なんか勝手な想像してるわね!?」
「「「いーえ、べつに」」」




