つまんねぇ人生とつまんねぇ夢
もう…何もやる気が起きなかった。ネットサーフィンをする気も…寝る気も…生きる気も。あー僕は「つまらない人」にどうやらなってしまったようだ。
「良いですか?後三ヶ月か四ヶ月です。その間に…悔いの無い日々を送ってください」
そう…医師に言われた言葉だ。悔いの無い日々?そんなの送れるはずがない。僕は後悔だらけの人生だ。面白くも無い日々を、送っていた人にその言葉は重過ぎた。僕はまるで…やる気の無いようにため息を一息つきこう言った。
「つまんねぇ人生だったな」
そんな重く辛い言葉を吐き出した後に、ガラーッと引き戸が開けられる。
「よォ…倒れたって聞いたから見舞いに来たぜ」
懐かしい奴が来た。そいえば高校の時に、ドラムが得意な奴が居たな。相変わらず変わって無いようで…思わず失笑しながらジョーク混じりにこう言った。
「お前も…相変わらず変わって無いな…裕二」
そいつは、大声で笑いながら
「おめぇは…少し痩せたな!」
轟 裕二。僕と同じように、バンドを組みたいと言っていた奴だコイツは今…駅近くのライブハウスでドラマーとして活躍している。夢が若干叶った奴だ。こう昔良く帰り際に…はしゃぎあった友の一人が来るとはな…
「んで…」
裕二は、大声で笑った後に真剣な顔でこんな提案をしてきた。
「なぁ…バンド組まないか?」
あーあ…昔の僕だったら…心底喜んだだろう。だが今では「つまんねぇ夢」になってしまった。あんな事が起きるまでは




