表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神の計画  作者: 尚文産商堂


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
106/172

神父と悪魔編 35

闔の儀式が終わると、家の外まで見送っていただく。

「此度はどうもありがとうございました。またお礼を申し上げたいと思うので、伺わせていただくかもしれません」

「いえ、お礼なんて。それよりも、質問に対する解は得られたでしょうか」

貞信さんが私に声をかけてくれる。

「どうでしょうか。答えを求めてここまで来ましたが、むしろ答えよりも沼に沈んでいっているような、そんな感覚にもなります」

「分からないってはっきりと言えよ。質問が出てこなくても、答えはあるってさっきのやつも言っていただろ。答えが2になるものはどんな式で書けるかっていうことだからな」

「1足す1に決まっているだろ」

悪魔が言ってくるので、思わず私は言い返した。

ただ、ようや先ほどの6も、そういうことを言いたいのだろう。

「何はともあれ、迎えをご用意しました。京都市内にありますホテルに本日はご宿泊ください。費用は手野グループ側が持つことになっておりますので」

8人乗りくらいの黒塗りのリムジンが、確かに家の前で待機していた。

運転手もついているうえに、前のボタンを全部外しているスーツ姿の男女も1組いる。

「お迎えに上がりました。手野武装警備所属、金内愛美かねうちまなみです。今回は、手野武装警備の個人警護サービスをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。ただいまよりホテルに到着するまでの間、警護と今後の説明をするために伺いました」

どうやら女性の方が上司らしい、今回は彼女だけが自己紹介をし、私達に握手を求めた。

「誠にありがとうございます」

私は握手を交わし、悪魔はただお辞儀をぎこちなくするだけだ。

車に乗り込む前に、郁方家の方を再び見る。

「あなた方に、神の祝福のあらんことを……」

胸の前で軽く十字を切る。

「ピスキス猊下も、今後ともすこやかなることを、切にお祈り申し上げます」

深々と、身体を90度に曲げての最敬礼をしながら、私達のことを見送ってくださった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ