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龍乃牙編 15
「ほらよ」
渡してきたのは、一振りの刀だ。
「銘を天降という。隕石、そのうち鉄が多く含まれた隕石によって鍛造された、数代前に鉄砂家当主がここに納めたものだ。社宝として現在に伝わる刀剣の中で、もっとも強いとされるが、ま実際に使ったことはないからよくわからん。そして、これを使えるものはただ一人ともされる」
伊豆ちゃんへと神様が刀を渡そうとして、少し考える。
「伝承では、神の姿を見る巫女が使えるとある。つまり、あんただな」
言って、刀をくるりと反転させ、柄の部分を私に差し向けた。




