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ブラック企業で過労死した私、召喚された先で魔族の少女に癒されています。  作者: 宝妖夜るあ


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9話:ロザリアさん、セクシー過ぎませんか?

9話になりました

いつも読んでいただきありかとうございます!

本編へどうぞ

ある日の午後。


私は自分の部屋で、再び服作りをしていた。


今回はルミナちゃんの服ではない。


別の人物のための服だった。


「………大人っぽい服にしよう」


私が作ろうとしているのは、ロザリアさん服。


ルミナちゃんのお母様だ。


ロザリアさんはいつも上品な服を着ている。


落ち着いた色合いのドレスや、長い布

を使った美しい衣服。


どれもよく似合っている。


けれど、私はふと思った。


(少し雰囲気を変えた服も似合いそう)


そこで私は、黒と深い紫色を使った、大人っぽいドレスを作ることにした。


胸元を少し広め。


腰の部分はスッキリしていて、裾はゆったりと広がる。


派手すぎないけれど、どこか華やか。


「…………完成」


私はドレスを持ち上げた。


光が布の表面に当たり、落ち着いた光沢が生まれる。


「うん。これは似合うはず」


私はロザリアさんの所へ向かった。


庭園の東屋で、ロザリアさんは優雅に紅茶を飲んでいた。


黒い木々間から柔らかな日差しが差し込み、テーブル

の上には花柄のティーカップが置かれている。


「あら〜、美桜さん、今日はどうしたの?」


「ロザリアさんに、服を作ってみました!」


「まぁ〜私にですか?」


「はい!」


私はドレスを広げた。


ロザリアさんは目を丸くした後、嬉しそうに微笑んだ。


「まあ、とても素敵ですね」


「よかった……」


「早速着てもよろしいかしら?」


「もちろん!」


しばらくして、ロザリアさんが着替えて戻ってきた。


私は、その姿を見た瞬間に固まった。


「…………」


黒と深い紫色のドレスは、ロザリアさんの美しさを更に引き立てていた。


長い髪。


優雅な立ち姿。


上品な微笑み。


そしてーーー。


「………あれ?」


私はドレスの胸元を見た。


(セクシー過ぎませんか!?)


「どうかしら?」


ロザリアさんは首を傾ける。


「とてもよく似合っています!」


「本当かしら〜」


「はい!ただ……」


「ただ?」


「少しだけ、胸元が大胆かもしれません}


私が正直に言うと、ロザリアさんは胸元を見下ろした。


「あら〜あら〜。そうね〜」


「すみません!作った私が言うのも何ですけど」


「フフ。けれど、嫌いではないわね〜」


「えっ?」


「たまには、こういう服も着てみたいもの〜」


ロザリアさんは、くるりとその場で回った。


ドレスの裾が風に揺れ、濃い紫色の布が美しく広がる。


私は慌ててバッグからカメラを取り出した。


「写真を撮ってもいいですか?」


「あら〜、もちろんよ〜」


私は何枚も写真を撮った。


「美桜さんは、本当に写真がお好きなのね」


「はい!可愛いものや美しいものを残すのが好きなんです!」


「まぁ〜嬉しいわね〜」


そこへルミナちゃんがやってきた。


「母上〜!、美桜。何をしておるのじゃ?」


ルミナちゃんはロザリアさんを見た。


「………母上?」


「どうかしら、ルミナちゃん?」


ロザリアさんが微笑む。


ルミナちゃんが、みるみる赤くなった。


「………セ、セクシーです。母上」


「ルミナちゃん!?」


「な、何でもない!」


ルミナちゃんは慌てて顔を背けた。


私は心の中で叫んでいた。


(ロザリアさん、セクシー過ぎますって!)


作者コメント

9話を読んでいただきありがとうごさいます!

読んでくれたら書く気力が湧きます!

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