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ブラック企業で過労死した私、召喚された先で魔族の少女に癒されています。  作者: 宝妖夜るあ


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7話:魔王城、可愛いの嵐

7話目です

それではどうぞ!!

翌日。


ルミナちゃんは、昨日作った白いワンピースを着ていた。


「……本当に着てくれた」


私は朝食の席で、思わず呟いた。


ルミナちゃんは少し不満そうにパンを囓っている。


「一度だけと言った覚えがあるのじゃが」


「でも、今日も似合ってますよ」


「……そうなのか?」


「はい、とても可愛いです」


「……」


ルミナちゃんはそっぽを向いた。


けれど、口元は少しだけ緩んでいた。


朝食を終え、私たちは廊下を歩いていた。


すると、掃除をしていた魔族のメイド達がこちらに気づいた。


「あ!ルミナ様!」


「おはようございます!」


「まぁ〜」


魔族のメイドAは目を輝かせた。


「とてもお似合いです。ルミナ様」


「そ、そうか?」


「はい!いつもの雰囲気と違って、とても可愛らしいです」


ルミナちゃんの顔が赤くなる。


「………ありかとうなのじゃ」


更に魔族のメイドBが話をする。


「ルミナ様、そのお召し物は新しいものですか?」


「美桜が作ったものじゃ」


魔族Oメイドが話し出す


「まぁ、素敵ですね、ルミナ様」


「とても可愛いです」


「よくお似合いです。ルミナ様」


次々と声をかけられる。


ルミナちゃんはどんどん恥ずかしそうになってった。


「な、なぜ皆してそんなに言うのじゃ!」


「だって本当に可愛いので」


私が答えると、ルミナちゃんがこちらを睨んだ。


「美桜まで言うな〜!」


しかし、魔族たちは笑顔だった。


誰もからかっているのではない。


本当に、ルミナちゃんの服を褒めているのだ。


(推しが……)


私の胸の前で手を握りしめた。


(推しが認知されている……!)


今まで私は、部屋の中で、1人でルミナちゃんの可愛さを楽しんでいた。


けれど違う。


魔王城の人達も、ルミナちゃんの可愛さに気づいている。


「……最高」


「また何か言ったか?」


「いえ、何でもありません」


その後も、廊下を歩くたびに声がかけられた。


「可愛いですね」


「素敵なお洋服です」


「今日はいつもより華やかですね」


ルミナちゃんはその度に顔を赤くし、翼を小さく震わせていた。


やがて、耐えられなくなったのか、私の袖を掴む。


「………もうよい。部屋へ戻るぞ」


「え〜、もっと見せて回りましょうよ」


「嫌じゃ!」


私は笑いながら、ルミナちゃんと一緒に歩いた。


その日の魔王城では、いつもより少しだけ明るい空気が流れていった。


そして私は確信した。


(ルミナちゃんの可愛さは、世界に広めるべきだ)





作者コメント

読んでくれて嬉しいです。

次は8話目になります

よかったら見てくれると嬉しいですし、書く気力が湧きます!

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