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ブラック企業で過労死した私、召喚された先で魔族の少女に癒されています。  作者: 宝妖夜るあ


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3話:推しの可愛さを広めたい!

皆さんこんにちは

作者です。

3話目を投稿しました!

よかったら見てくれると嬉しいです

朝食を終えた私は、自分の部屋に戻った。


ルミナちゃんは用事があるらしく、別の場所へ向かった。


私は部屋の机の椅子に座り、腕を組んで考え込んでいた。


(推し活を始めるなら、まずは何をするべきか)


前の世界では、推しグッズを集めたり、写真を撮ったり、応援メッセージを書いたりしていた。


しかし、この世界には当然ながら、私が知っているようなグッズはない。


ならばーー。


「…作ればいい」


私は立ち上がった。


不思議なバックは、異世界へ来た時から持っていたものだった。


中には、紙が1枚入っていた。


【貴方が望むものが入っています】


最初は意味が分からなかった。


けれど、試しに【甘いお菓子が欲しい】と願った所、バッグの中からクッキーが出てきた。


それ以来、私はバッグを便利に使っている。


「画用紙、色鉛筆、絵の具、筆…」


願いながら手に入れると、次々と道具が出てきた。


白い画用紙。


色とりどりの色鉛筆。


絵の具。


筆。


はさみ。


のり。


そして、額縁。


「よし」


私は机に道具を並べた。


作るものは決まっている。


応援ボードだ。


大きな文字で、ルミナちゃんへの応援メッセージを書く。


(推しには応援が必要だからね!)


私は画用紙に、丁寧に文字を書き始めた。


【ルミナちゃん、今日も可愛い!!】


文字の周りには、星やハートを描く。


紫色と黒色を中心に、ルミナちゃんのイメージに合う色で飾り付ける。


更に、小さな翼や角のイラストも描いた。


「……完成!」


私は完成した応援ボードを持ち上げた。


少し不格好である。


けれど、気持ちはこもっている。


その時、扉が開いた。


「美桜、何をしておるのじゃ?」


ルミナちゃんが部屋に入ってきた。


私はすぐに応援ボードを掲げた。


「見てください!」


「…何じゃ、それは?」


「応援ボードです!」


「おうえん……?」


「ルミナちゃんを応援するためのものです。」


ルミナちゃんは、ボードに書かれた文字をじっと見つめた。


【ルミナちゃん!!今日も可愛い!】


「………」


顔が少しずつ赤くなっていく。


「な、なぜ妾を応援するのじゃ………」


「可愛いからです!!」


「理由になっておらぬ!」


「私のとっては十分な理由です」


ルミナちゃんはボードから目を逸らした。


「……そなたは、本当に変わった人間じゃあ!」


「よく言われてます!」


「褒めておらぬぞ!」


「でも、ルミナちゃんが可愛いことは本当です」


「だから言うでない!」


ルシナちゃんは翼をぱたぱたと動かした。


怒っているようだが、耳まで赤くなっている。


(照れてる。可愛い)


私は心の中で悶えた。


「……その板、どうするつもりじゃ?」


「部屋に飾ります」


「なぜじゃ?」


「毎日眺めるためです!」


「…………」


ルシナちゃんは困ったような顔をした。


しかし、しばらくすると小さな声で言った。


「……好きにすればよい」


「本当ですか!」


「ただし、城中に持ち歩くのはやめるのじゃ!」


「えぇー」


「えぇーではない!」


私は応援ボードを大切に額縁へ入れた。


そして机の上に飾った。


これが、私の異世界での最初の推し活だった。


3話目を読んでくださりありがとうごさいます!

見てくれるだけでも嬉しいです!

次は4話目になります!


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