第24話 炎の魔術師は謝れない
査問会まで、あと一日半。
俺――アキト・アオキは、特異職科の教室で、ようやく自分の言葉を少しだけ掴みかけていた。
俺は何者か。
何ができるのか。
何をしてはいけないのか。
誰に止められるのか。
何を守りたいのか。
神殿査問会で問われるのは、たぶん能力だけじゃない。
俺という人間が、危険な力を持ってもなお、自分で立っていられるのか。
神殿の管理下に置くべき存在なのか。
それとも学園内で監督できる存在なのか。
そういうことを見られる。
正直、胃が痛い。
しかも俺の能力は、俺自身の言葉や倫理に反応して成長している。
便利といえば便利だが、怖くもある。
まるで、俺の心の選択そのものがスキルツリーになっているみたいだった。
「次は、証人の整理だ」
フィン先生が黒板を叩いた。
すでに黒板は文字でびっしり埋まっている。
【証人候補】
・リュミエル・アークレイン
・ノルン・エルシア
・レオン・グランベル
・ミラ・クロウ
・トーヤ・ラインハルト
・フィン・オルブライト
・訓練迷宮管理記録
・治癒副記録
「だいぶ揃ってきましたね」
俺が言うと、フィン先生は首を横に振った。
「まだ足りん」
「まだですか」
「神殿が一番突いてくるのは、レオンへの干渉だ。なら、暴走前後の戦闘状況を語れる証人がもう一人ほしい」
リュミエルが静かに言った。
「セリア・フレイムロードですね」
その名前が出た瞬間、胸の奥が少しだけ重くなった。
セリア。
俺を追放した元パーティの魔術師。
ダンジョンで俺に言った。
あなた、戦闘で何もしてないじゃない。
それは、今でも刺さっている。
レオンのように剣を突きつけたわけじゃない。
ノルンのように沈黙したわけでもない。
セリアは、俺の価値を言葉で切り捨てた。
見えない仕事を、なかったことにした。
「セリアが証言するとは思えません」
俺は正直に言った。
「彼女、プライドが高いですし」
ミラが窓枠で尻尾を揺らす。
「火属性魔術師って、だいたいプライド高いよね」
リュミエルが淡々と言う。
「属性で決めるのは雑よ」
「でも、セリアは当たってるでしょ?」
「それは否定しないわ」
否定しないのか。
トーヤが真面目な顔で言った。
「でも、セリアは演習中にレオンの暴走を間近で見ていた。火力の乱れもあった。証言としては重要だと思う」
ノルンも小さく頷く。
「セリアは、たぶん何か見てる。あの時、私より前にいたから」
フィン先生が黒板に書く。
【セリア証言の重要点】
・レオンの指示による火力増幅
・セリア自身の魔力制御異常
・隊列崩壊の原因
・レオンの暴走前兆
・アキト救援前後の状況
「問題は、どうやって話を聞くかだ」
先生が言う。
「昨日から剣術科側も警戒している。レオンとの接触があったことは、おそらく完全には隠しきれていない。セリアに接触すれば、神殿か剣術科に察知される可能性がある」
「じゃあ、またミラの出番?」
ミラがにやっと笑う。
「呼ばれた?」
フィン先生は首を振った。
「今回は向こうから来る」
「え?」
俺が聞き返した直後だった。
教室の扉が、勢いよく開いた。
全員の視線が向く。
そこに立っていたのは、赤いローブをまとった少女だった。
長い赤髪。
勝気な目。
火属性魔術師らしい鋭い魔力。
セリア・フレイムロード。
噂をすれば、というやつだ。
ただし、彼女の顔にはいつもの余裕がなかった。
「アキト」
セリアは、教室の入口で俺を睨むように見た。
「少し話があるわ」
ミラが小さく口笛を吹く。
「おお、火の人が燃えながら来た」
「誰が燃えてるのよ」
セリアが即座に返す。
ミラは笑った。
「返す余裕はあるんだ」
「黙りなさい、獣人」
その言葉に、教室の空気がぴりついた。
ミラの尻尾が止まる。
トーヤが盾に手を伸ばす。
リュミエルの視線が冷たくなる。
フィン先生が低く言った。
「フレイムロード。ここでその言い方はやめろ」
セリアは一瞬、はっとした顔をした。
そして、視線を逸らす。
「……悪かったわ」
短い謝罪。
でも、昨日のレオンの軽い失言よりは、ずっと本気に近かった。
ミラは肩をすくめた。
「ま、今はそれでいいよ」
セリアは教室へ入ってきた。
周囲を見回し、黒板の文字に目を留める。
神殿査問会。
証人候補。
レオン補強。
治癒記録。
証言誘導印。
彼女の表情が、わずかに変わった。
「本当に、神殿とやり合う気なのね」
フィン先生が答える。
「やり合いたいわけじゃない。食われないために口を開くだけだ」
「同じようなものでしょう」
「違う。喧嘩を売るのと、防御するのは違う」
セリアは黙った。
それから、俺を見た。
「アキト。昨日の演習のことで話がある」
「分かった」
俺は立ち上がった。
正直、心がざわついていた。
セリアと向き合うのは、まだきつい。
レオンとは別の痛みがある。
彼女は俺を直接否定した。
戦闘で何もしていない。
誰でもできる補助だ。
そう言った。
その言葉が、今も俺の中に残っている。
「ここで話す?」
俺が聞くと、セリアは少し迷ったあと、首を縦に振った。
「ええ。どうせ、あなたたちには関係ある話だから」
彼女はローブの内側から、小さな赤い水晶を取り出した。
「これは?」
リュミエルが聞く。
「私の魔術行使記録。火属性魔術師は、訓練中の出力を記録することがあるの。暴発防止のためにね」
ノルンが息を呑む。
「セリア、それを持ってきたの?」
「悪い?」
「悪くない。ただ……剣術科に知られたら」
「分かってるわよ」
セリアは苛立ったように言った。
けれど、その苛立ちは俺たちに向いているというより、自分自身に向いているように見えた。
フィン先生が赤い水晶を見た。
「中身は?」
「昨日の演習中、私の火力が異常に上がった記録がある」
「自分の意思ではなく?」
セリアは唇を噛んだ。
「……半分は、自分の意思よ」
その答えは意外だった。
彼女は続ける。
「私は焦っていた。レオンの速度についていけなかった。ノルンの結界も追いついていなかった。だから、火力を上げた」
「なら、暴走ではない?」
リュミエルが問う。
セリアは首を振る。
「違う。火力を上げたのは私。でも、そこから先が変だった」
彼女は水晶を机に置いた。
赤い光が浮かび上がり、魔力記録が空中に表示される。
【魔術行使記録】
術者:
セリア・フレイムロード
使用魔法:
火球
火壁
爆炎弾
異常値:
演習中盤以降、出力補正が急上昇。
術者本人の魔力量を超える燃焼効率を記録。
外部指揮系統による増幅反応あり。
俺は表示を見て、息を止めた。
外部指揮系統。
フィン先生の目が鋭くなる。
「レオンの【指揮威圧】か」
セリアが顔を上げた。
「それを知っているの?」
「アキトが見た」
俺は頷く。
「レオンの外部付与スキルの中に、【指揮威圧】があった」
セリアの表情が歪む。
「やっぱり……」
「心当たりがあるのか?」
俺が聞くと、セリアは悔しそうに拳を握った。
「演習中、レオンが『下がるな』って言った瞬間、体が熱くなったの。怖いとか、無理だとか、そういう感覚が押し流されて、撃たなきゃいけないって思った」
ノルンが青ざめる。
「私も……」
全員がノルンを見る。
彼女は胸元の聖印を握った。
「レオンが『支えろ』って言った時、結界を維持しなきゃって、それしか考えられなくなった。魔力が足りないのに、やめられなかった」
俺の背筋が冷えた。
【指揮威圧】
ただの指揮スキルではない。
味方の判断を押し流して、無理やり行動を継続させる力。
勇者候補のカリスマとして扱われているのかもしれない。
でも、実態はかなり危険だ。
「待ってくれ」
俺は言った。
「それって、ダンジョンで俺が追放された時にも発動していた可能性はあるのか?」
教室が静まり返った。
自分で言って、胸が嫌なふうに脈打った。
もしあの時、レオンの【指揮威圧】がセリアやノルンに影響していたなら。
彼女たちが何も言えなかった理由の一部になるかもしれない。
でも、それは。
許す理由になるのか?
違う。
全部をスキルのせいにするのは危険だ。
セリアは俺を見た。
「分からない」
正直な答えだった。
「でも、あの時……レオンが強く言った後、逆らう言葉が出にくかったのは確かよ」
ノルンも小さく頷く。
「私も。止めなきゃって思ったのに、体が動かなかった」
胸の奥が、複雑に軋んだ。
俺はずっと、誰も止めてくれなかったと思っていた。
それは事実だ。
でも、その沈黙の裏に、スキルの影響があったかもしれない。
だとしても、俺の痛みは消えない。
置き去りにされた恐怖は消えない。
「アキト」
リュミエルが静かに言った。
彼女の声で、俺は少し冷静になる。
「全部を一つの理由にしない方がいいわ」
「分かってる」
俺は頷いた。
「レオンのスキルの影響はあったかもしれない。でも、俺を置いていった事実は変わらない」
セリアが目を伏せた。
「ええ」
意外にも、彼女は否定しなかった。
「私は、あなたを置いていった。止めなかった。それは事実よ」
その言葉に、胸の奥が少し痛んだ。
セリアは拳を握ったまま続ける。
「でも、私は……あなたが何もしていなかったとは、もう思ってない」
俺は彼女を見る。
「演習中、分かったの。レオンが前に出て、私が火力を出して、ノルンが支える。それだけだと崩れる。誰かが全体を見て、止めるべきところで止めないと、全部壊れる」
セリアの声は、悔しそうだった。
「あなたは、それをやっていたのね」
遅い。
そう思った。
今さら気づいたのか、とも思った。
でも、同時に。
その言葉を聞けて、少しだけ救われた自分もいた。
「……そうだよ」
俺は言った。
「俺はずっと見てた。レオンの突っ込み癖も、セリアの詠唱中の視野の狭さも、ノルンの判断の遅さも」
セリアの眉が動く。
「そこまで言う?」
「事実だろ」
「……事実ね」
彼女は悔しそうに認めた。
「でも、俺は自分の弱さも見えてなかった。言い返せなかったし、自分の価値をちゃんと説明できなかった」
リュミエルが俺を少し見る。
俺は続けた。
「だから、今さら全部なかったことにはできない。でも、事実が増えたなら、それは見たい」
セリアは赤い水晶を俺の前に差し出した。
「これを使いなさい」
「いいのか?」
「よくないわよ」
彼女は即答した。
「剣術科に知られたら面倒だし、神殿に見られたらもっと面倒。レオンにも何を言われるか分からない」
「じゃあ、なぜ?」
セリアはしばらく黙った。
それから、目を逸らしながら言った。
「私の魔法が、私の意思じゃない形で使われたかもしれない。それが気持ち悪いのよ」
その言葉は、かなり本音に近かった。
「それに」
彼女は小さく続ける。
「あなたが不正干渉者として裁かれたら、私たちが見たものまで嘘にされる」
俺は黙って聞いた。
「それは、嫌」
その声には、プライドがあった。
謝罪とは違う。
優しさとも少し違う。
でも、セリアなりの矜持だった。
自分が見たものを、誰かの都合で歪められたくない。
その一点では、俺たちと同じ方向を向いている。
フィン先生が赤い水晶を確認する。
「この記録は強い。レオンの【指揮威圧】が味方の魔力出力に影響した証拠になる」
リュミエルが補足する。
「さらに、神殿式補強が本人だけでなく周囲の仲間にも影響を与える可能性を示せます」
「査問会で出せば?」
俺が聞くと、フィン先生は少し考えた。
「出し方に注意が必要だ。レオンを完全に追い詰める証拠にもなる」
セリアが眉をひそめる。
「どういう意味?」
「勇者候補の指揮スキルが味方の判断を奪っていた、と見られれば、レオン本人の責任問題にもなる」
ノルンが不安そうに言う。
「でも、レオン自身も知らなかったかもしれない」
「だから難しい」
フィン先生は黒板に新しく書いた。
【セリア魔術行使記録】
用途:
・レオン補強の周辺影響を示す
・セリアの火力暴走が外部補正を受けたことを示す
・アキトの救命処置の必要性を補強する
注意:
・レオン個人への糾弾に見えないようにする
・勇者候補制度の安全性検証として提示する
「また、安全性検証に戻すんですね」
俺が言うと、先生は頷いた。
「そうだ。レオンを悪者にするな。神殿を正面から殴るな。勇者候補制度の安全性を問え」
セリアは少し不満そうだった。
「ずいぶん回りくどいのね」
「正面から火球を撃つだけが魔法じゃないだろ」
フィン先生が言うと、セリアは黙った。
納得したのか、言い返せなかったのかは分からない。
俺は赤い水晶を見た。
「これ、コピーしてもいいか?」
セリアが俺を見る。
「あなたの能力で?」
「記録を複製するだけだ。中身は変えない。コピー元にも触れない」
セリアは少し警戒した顔をした。
当然だ。
俺の能力は、記録にも干渉できる。
信用しろと言う方が無理だ。
俺は続けた。
「嫌ならやらない」
セリアは一瞬、意外そうな顔をした。
それから、小さく息を吐く。
「いいわ。コピーしなさい」
「本当に?」
「二度言わせないで」
どこかで聞いた言い方だ。
レオンと似ている。
元パーティだけあって、変なところが似ているのかもしれない。
俺はタイムラインを机に置き、赤い水晶に手をかざした。
「編集操作」
視界が青く染まる。
赤い水晶の中に、魔力行使の記録が流れている。
火球。
火壁。
爆炎弾。
出力上昇。
外部指揮系統。
補正反応。
必要なのは、演習中盤から暴走直前まで。
「部分コピー」
赤い光の帯が抜き出され、タイムラインに刻まれる。
【タイムライン】
コピー記録:
【セリア魔術行使記録:外部指揮補正反応】
記録ログ:
【レオン治癒副記録・要約】
【神殿式閲覧印・要約】
コピー記録:
【訓練迷宮記録:レオン補強暴走前後】
「できた」
俺は手を離した。
赤い水晶はそのまま残っている。
セリアが自分の水晶を確認し、少しだけ目を見開いた。
「本当に中身は変わってない」
「言っただろ」
「ええ」
セリアは水晶をしまった。
そして、なぜか少し悔しそうに言った。
「あなた、本当に編集者なのね」
「今さら?」
「今さらよ」
その言い方に、少しだけ笑いそうになった。
だが、次の瞬間、セリアは真顔になった。
「アキト」
「何?」
「昨日のことを、謝れば許してもらえるとは思っていない」
教室が静かになる。
セリアは、俺をまっすぐ見た。
「私はあなたを見下した。何もしていないと言った。置いていかれる時も止めなかった」
俺は黙って聞いた。
「レオンのスキルの影響があったかもしれない。でも、それだけじゃない。私は、あなたの仕事を見ようとしなかった」
その言葉は、ノルンの謝罪よりも硬かった。
セリアらしい。
柔らかくはない。
不器用で、少し刺々しい。
でも、逃げてはいない。
「ごめんなさい」
セリアは頭を下げた。
深くはない。
けれど、確かに下げた。
胸の奥が、また痛んだ。
謝罪を受けるのは、思ったより簡単じゃない。
怒りが消えるわけじゃない。
傷が消えるわけでもない。
それでも、彼女が自分の言葉で謝ったことは、ちゃんと受け止めたいと思った。
「謝罪は受け取る」
俺は言った。
ノルンの時と同じ言葉。
「でも、許せるかはまだ分からない」
セリアは顔を上げた。
「ええ。それでいいわ」
少しだけ、彼女の表情が緩んだ。
まるで、簡単に許されないことに安心したみたいだった。
「それと」
俺は続けた。
「記録を持ってきてくれてありがとう」
セリアは目を逸らした。
「別に、あなたのためだけじゃないわ」
「分かってる」
「私の魔法のためよ」
「それも分かってる」
「……ならいいわ」
彼女の耳が少し赤くなっていた。
ミラがにやにやする。
「火の人、分かりやすいね」
「燃やすわよ」
「やれるもんならどうぞ」
「ここで魔法を使ったら先生に怒られるでしょうが」
「ちゃんと学習してる」
「うるさい!」
少しだけ、教室に笑いが生まれた。
緊張ばかりだった空気が、ほんの少し緩む。
だが、その緩みは長く続かなかった。
タイムラインが、突然淡い青ではなく、赤く光った。
「……何だ?」
俺はタイムラインを見る。
【システム表示】
新規証拠記録を統合しました。
関連性を解析中……
記録:
【レオン治癒副記録】
【訓練迷宮記録】
【セリア魔術行使記録】
【証言誘導印】
【指揮威圧】
解析結果:
共通する神殿式記述を検出。
識別名:
【勇者候補補強式・第七版】
第七版。
その言葉に、教室の空気が凍った。
リュミエルが息を呑む。
「第七版……?」
フィン先生の顔が険しくなる。
「つまり、試作ではない。改良され続けた術式ということか」
俺の背筋に冷たいものが走る。
第七版。
一回目じゃない。
偶然でもない。
レオンだけの特殊事例でもない。
何度も作られ、調整され、使われてきた可能性がある。
勇者候補補強式。
神殿が、勇者候補を作るための術式。
「待って」
ノルンが震える声で言った。
「第七版ってことは、その前にも……」
「他の勇者候補がいた」
リュミエルが静かに言った。
「そして、同じように補強されていた可能性がある」
セリアの顔が青ざめた。
「そんな……」
俺はタイムラインに表示された文字を見つめる。
勇者候補補強式・第七版。
神殿の台本は、思っていたよりも深い。
俺一人を異端にして終わる話じゃない。
この世界の英雄そのものが、誰かに編集されているかもしれない。
その時、タイムラインにさらに一行が表示された。
【追加解析】
同式の断片が、過去のダンジョン事故記録にも存在する可能性があります。
照合対象:
王立アルカディア魔導学園 旧記録保管庫
フィン先生が低く呟いた。
「旧記録保管庫……」
ミラが眉を上げる。
「そこ、入れるの?」
フィン先生は少しだけ笑った。
「普通は入れない」
「つまり?」
リュミエルが言う。
「入る必要がある、ということですね」
フィン先生は黒板に新しい文字を書いた。
【次の証拠:過去の勇者候補事故記録】
俺は拳を握った。
査問会まで、あと一日半。
神殿が用意した台本を破るには、まだ証拠が足りない。
でも、初めて見えた。
神殿の台本には、前の版がある。
なら、その改稿履歴を見つけられるかもしれない。
編集者として、それを見逃すわけにはいかなかった。




