↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
5/10

【05】 手錠にムチ、怪しいおもちゃ

408号室のドアを開けると、部屋の隅に豪華なバスケットが置かれていた。

爽香「へえ、こういう所って初めて来た……」

爽香が中を覗き込み、怪しげなグッズを手に取る。


爽香「ねえ、なんでアロマロウソクがあるの?」

丹沢「非常用の防災グッズだろう」

爽香「じゃあ、この細長い電動バイブレーターは?」

丹沢「泳いだ後に肩をほぐすマッサージ器だな」

爽香「この手錠は?」

丹沢「警察官のカップルがおまわりさんごっこをするためだ」

爽香「このムチは?」

丹沢「競馬の騎手がトレーニングに使うんだろう」

爽香「なるほどねぇ! 二人ともすごく詳しいのね!」

丹沢「まあな」


爽香は生温かい目で見つめた。

爽香「二人の関係って、やっぱり『淫乱の友』ね」

丹沢「……」

爽香「全部SMで使うんでしょ」

丹沢「知ってて聞いてたのか!」


奥の扉を開けると、そこにはダークブルーの水中照明に照らされた、7メートルほどの幻想的なプールが広がっていた。


爽香「うわあ……! すごい! 感動!」

丹沢「休憩17,000円の価値はあるな。……で、誰が払うんだ?」

爽香「あたしの特訓だから、賞金が入ったら全額払うわ!」

丹沢「いや、無給の速水さんに払わせられない。全額私が持つよ」

由利「いやいや、言い出したのは私だ。ここは私が……」

爽香・丹沢「じゃあ由利さん、ごちそうさま!」

由利「……っ! ハメられた……!」


プールサイドに降り立った爽香は、真顔になって二人に頭を下げた。

爽香「二人にお願いがあるの。あたしがここに来たこと、絶対に秘密にしてね。ボートレーサーの団体って風紀に厳しくて、こんな場所に来たのがバレたら大変なことになるから」

由利「分かってるよ。口の堅さなら丹沢さんは『壁』レベルだ。壁は喋らないからな」

丹沢「由利さんだって口が堅いよ」

爽香「丹沢さん、由利さんの唇に触れたことでもあるの?」

丹沢「ああ、この前キスした」

爽香「えっ、二人はそういう関係?」

丹沢・由利「するわけないだろ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。