4 どうして………?
「おはよう小林さん!相変わらず早いね!」
「おはようございます、安斉くんも早いですね」
「ホラ!敬語だよ?」
「アッ!ゴメンなさい」
「マア良いけどさ、そろそろ慣れてくれるとうれしいんだけど」
「ゴメンなさい」
マアいつもこんな感じで一日が始まる。でも、本当にわからない。どうして安斉くんは、毎日こんな私に声をかけてくれるんだろう?
私はまだちゃんと話せない。なのに、どうして…………?
私には、わからない。
私はどうしたい?自分の気持ちがわからない。自分のこともわからないのに、安斉くんの気持ちがわかるはずない!
今度は、私から話しかけてみようかな?安斉くんきっと、驚くだろうな。でも、安斉くんなら、喜んでくれるような気がする。勇気を出して声をかけてみよう!
そして、放課後になりみんなが帰っていく。
私も帰る準備をした。安斉くんは?まだいた!
「安斉くん、さようなら。また明日」
「アア、小林さん?また明日ね!ありがとうな。声かけてくれて」
「それじゃ、また」
「ウン、またね!気をつけて帰るんだよ!」
「ありがとうございます。安斉くんも気をつけて」
言った!言えた!自分から声かけられた!うれしい、安斉くんちゃんと返事してくれた!
私だって、ちゃんとできるんだ!自分から声かけることできるんだ!
これからは、自分から挨拶しよう!って言っても、今のところ安斉くんにしか、声かけられないけど。
頑張るぞ!ガンバレ私!




