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好きになっても良いですか?  作者: 佐久間 忍


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17/19

17 私の気持ちは…………。

 ある日田中さんが私に聞いてきたことがある。それは、私の気持ち?



「真綾ちゃん。真綾ちゃんってさ、安斉くんのこと好きなんでしょ?」


「たっ、田中さん?いきなり何を言ってるんですか?」


「だってさ~……真綾ちゃん見てると、なんだかな~ってさ」


「私は………私は別に……、私が好きになったりしたら……安斉くんはきっと迷惑だと思います」


「そんなことわからないじゃない!それに、人を好きになるのに相手の迷惑なんて考えないよ?そんなこと考えてたら、誰のことも好きになれないじゃない!」


「でも………私は………」


「真綾ちゃん!もっと自分の気持ちに素直になりなよ!別に好きになるのは自由なんだからさ!」


「わっ、私………今まで、人を好きになったことがないので………自分の気持ちがよくわからないんです」


「でもさ~………安斉くんのこと気になるんでしょ?」


「それは……確かに気にはなりますけど……それが…好き?なんでしょうか?」


「好きなんじゃない?だって、他に気になる人なんていないでしょ?」


「ハイ、いません」


「じゃあ、そういうことなんだよ!だって、わたしからみてもそう見えるもん」


「そんな………」



 田中さんに言われてから、自分の気持ちを考えた。確かに安斉くんのことが気になるし、他の人のことは気にならない。

 安斉くんとは、毎日挨拶をするし少しなら話しもする。私にとって、安斉くんは特別な存在だ!これが好き?って気持ちなんだろうか?でも………そんなこと考えたら、安斉くんのこと意識してしまう!どうしよう?明日からも、今までと同じように出来るかな?

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