15 カラオケどころじゃない!
流されるままに、私はカラオケボックスに入ったけど……。
みんなは、適当に座る。私はどこに座れば?そこに田中さんが声をかけてきた?
「真綾ちゃん?どうしたの~」
「私、どこに座れば良いのかわからなくて」
「そうだな~?アッ!安斉くん!となり良いかな?」
「ああ別にいいよ?何、田中さんが座るの?」
「違う違う。真綾ちゃんだよ!」
「小林さん?いいよ?となりに座りなよ」
「ホラ真綾ちゃん、安斉くんもああ言ってるから、となりに座れば?」
「でも………」
「何してるの?早く、座って」
そして私は、安斉くんのとなりに座った。どうしよう?よりにもよって安斉くんのとなりなんて………何話せば良いかわからないよう!
「小林さんってさ、どんな歌うたうの?」
「イエ私は………歌ったことなくて、カラオケボックスも、初めてなんです」
「そうなんだ?でも、音楽とかはきくんでしょ?」
「それが………音楽とかも、あまり詳しくないんです!なんだかすいません、私には、場違いですよね?」
「そんなことないんじゃない?歌は、これからでも覚えられるよ」
「そうですよね?ありがとうございます」
みんなは、歌を歌っているけど………私は、それどころじゃないよ!
安斉くんのとなりなんて………緊張して、みんなの歌が耳に入らない!




