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好きになっても良いですか?  作者: 佐久間 忍


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15/19

15 カラオケどころじゃない!

 流されるままに、私はカラオケボックスに入ったけど……。

 みんなは、適当に座る。私はどこに座れば?そこに田中さんが声をかけてきた?



「真綾ちゃん?どうしたの~」


「私、どこに座れば良いのかわからなくて」


「そうだな~?アッ!安斉くん!となり良いかな?」


「ああ別にいいよ?何、田中さんが座るの?」


「違う違う。真綾ちゃんだよ!」


「小林さん?いいよ?となりに座りなよ」


「ホラ真綾ちゃん、安斉くんもああ言ってるから、となりに座れば?」


「でも………」


「何してるの?早く、座って」


 そして私は、安斉くんのとなりに座った。どうしよう?よりにもよって安斉くんのとなりなんて………何話せば良いかわからないよう!



「小林さんってさ、どんな歌うたうの?」


「イエ私は………歌ったことなくて、カラオケボックスも、初めてなんです」


「そうなんだ?でも、音楽とかはきくんでしょ?」


「それが………音楽とかも、あまり詳しくないんです!なんだかすいません、私には、場違いですよね?」


「そんなことないんじゃない?歌は、これからでも覚えられるよ」


「そうですよね?ありがとうございます」



 みんなは、歌を歌っているけど………私は、それどころじゃないよ!

 安斉くんのとなりなんて………緊張して、みんなの歌が耳に入らない!


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