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セカンドバージンのOLの私とセカンドバージンの彼が出会ってしまった件  作者: 坂本竜(リョウ)
第3章 素人小説家であるOLの私と、私の読者である彼女が出会った件

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第6話 中略された内容って何ですか?

 五回目のデートはお家デートだった。

 料理でカオリの胃袋をつかむつもりだ。失敗しにくいメニューを考えた。



 肉じゃが——味付けをめんつゆで行えば失敗しない。これは経験済み。


 サラダ——野菜を切るだけ、おいしい市販のドレッシングがあればいい。失敗しない。


 だし巻き卵——市販の液体白だしを使えば味はOK。何度も作っているので大丈夫。失敗しない……はず。


 あとは……もう思いつかない。


(普段はレトルトか冷凍食品、スーパーのお惣菜だからね。仕方ない……)


 仕方がないので手作りショートケーキで誤魔化すことにした。市販のスポンジに市販のクリームを塗り、フルーツを載せて飾り付けるだけだ。


 まず、近くのスーパーに行っていろいろな食材を買い込む。二人であれこれ言って買い物するのは楽しい。余計なお菓子とかジュースを買い込む。あとビールとワインも! 料理が失敗したらお酒で誤魔化すためだ。


「リョウ、私、お酒弱いから、ほどほどにお願いしますね」


「ちっ、バレたか、酔わせて襲おうと思ったのに……」


(ほんとは私自身の景気づけのためなの……お酒の勢いを借りなきゃエッチなんか出来ない!)



 料理は私が頑張った。メニューは私が出来るものだけだから簡単だ。野菜を切ったりするのはカオリが手伝ってくれた。


 最後にデザートのケーキ作りを二人で一緒に行った。好きなフルーツを、クリームを塗ったスポンジに乗せて、またクリームで飾り付ける。飾り付けのセンスが問われるだけだ。

 これも失敗せずにうまくいったと思う。


 さあ、ディナーの始まりだ。実はオードブルセットをスーパーの総菜売り場で買って、きれいなお皿に盛り付けてある。一見豪華な夕食だ。

 味は……スーパーの総菜はおいしかった。そのほかの私の料理は可もなく不可もなくといったところだった。


「リョウは料理が得意なのね。リョウだけに……」


「もう! カオリったら……」


 デザートのショートケーキは文句のつけようがなかった。


(おいしい! 味に関するところはノータッチだからね)



 食事が終わってコーヒータイムだ。でも私は気が気じゃなった。リハビリは不十分だった。


(本当にエッチしちゃうの……私、女の子とは初めてなのにどうしよう……カオリはどう思っているのかな?)


 彼女も顔を赤くして何も話せなくなっていた。

 

 彼女がスマホを取り出して何か見だした。私の書いた小説だった。


(私の小説って、どうやってキッカケ作ってたっけ?)


「リョウ……この中略された内容って何ですか?」


 私は書き直す前のファイルを見せようとしてやめた。それは男と女の営みだ。参考にならない。

 仕方なく(?)その部分の元になった、『少しアダルトな表現の小説もOKなサイト』に投稿していたR18の小説を教えた。

 ソフト(?)な百合のやつだ。私はエッチな小説は百合かBLしか書いていないので……

 ちなみに、もっとすごいR18小説は別名義で別のサイト――規制が緩いサイトに投稿している。これは内緒だ。


 彼女は静かに読んでいた。


「いいですね。ソフトだけどすごくエッチかも……この通りにしてみませんか?」


「いいけど大丈夫?」


「この小説はパンツを脱いでないから大丈夫です! パンツを履いていればセックスじゃないんですよね」


(それは運営から消されないために、わざとそうしただけなのに……)


 私たちはまず、小説の通りにキスをした。これまでカオリと何度もキスをしていたが、これはまた格別のキスだった。



 ……中略……



 私とカオリは二人並んでベッドの上に寝ていた。

 手は繋いである。パンツは……二回目デートで買ったおそろいのパンツを履いたままだった。


(あとで一緒にお洗濯しなきゃ…‥)


「後悔していない?」


「はい。だってパンツを履いたままですもの。私はまだ女の子バージンです。セカンドバージンの卒業はまだです。次のミッションが楽しみ!」


 私たちは笑った。


「リョウ、私、リョウの他のエッチな小説も読んでみたい!」


「それはダメ。私の小説はR28なのよ」


 私と彼女のリハビリは続く……



[第3章 了]

 私の妄想に付き合っていただいてありがとうございます。

 一応、これでこのシリーズは終了です。

 あなたはどの物語が一番好きでしたか?

 感想などをいただけると嬉しいです。


(BLのパターンも書けって? それはR28にしかなりませんでした……)


次回、おまけの章です。

カオリが書いた作中作の小説を公開します。

お楽しみに!

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