第十三話「四天王第ニ・バルカン大先輩」
ひでが葛城と戦闘を開始した頃、
我々は第ニの部屋と書いてある部屋へ入った。
この部屋も第一の部屋と同じような広い平面のホールのようになっていた。
恐らく、四天王の部屋はこの形状になっていると思う。
この部屋の形状の利点として、地形による戦闘への弊害が極端に少ない。
つまり、神と四天王は自身の実力に絶対の自信をもっていることが伺える。
部屋を一通り見渡したあと、ホールの中心に相撲の立会いの構えをとっている男がいた。
「トールぅ、お前なに勇者側についてんだよぉ~、ああん?」
相撲の男はトールに向かってそう言った。
どうやらこの2人は顔見知りのようだ。
私もこの男を知っている。
この男は、『迫真空手・相撲の型』の師範をしている男。
名を【バルカン大先輩】という。
こんな名の売れている人がどうして神の城で四天王をしているのか、
かなり謎ではあるのだが、それについては今は置いておこう。
「えっ、そんなん関係ないっしょ」
トールは通常運転のようだ。
いつものように豪胆な回答をしていた。
「一人一殺でやるんだろぉ?じゃあトールぅ、ヤキいれてやるから来い!」
バルカン大先輩はトールを指名した。
だが、こちらがそれに従う必要はないはずだ。
カーリーが神までたどり着く為の采配をすればいい。
私が距離をとりながら魔術で応戦すれば、恐らく勝てる。
相手が一人ならばサンドバック並に一方的だ。
足も遅そうですし!(油断)
「カーリーさん、ここは私がいk」
「トール、まかせてええか?」
私が喋り終わる前に遮られた。
ちょっとだけ、おこ。
それを聞いたトールは少しだけこちらを見た。
「多分楽勝だと思うんですけど。(天下無双)」
さらに豪胆な回答を述べた。
カーリーに促され、私たちはトールに一言かけながら次の階へ向かった。
「ほんならぁ、トール任せたわ」
「トールさん、負けないでくださいね!!」
「頼むよ~」
三者三様の声かけにトールは苦笑した。
「うざってぇ……(ツンデレ)」
それを聞いて安心した私たちは笑いながら第二の部屋をあとにした。
トールはきっと勝つ。そんな確信があった。
「それじゃあ、特別な稽古つけてやるか!」
そう言いながらバルカン大先輩は廻しから巻物を取り出した。
そしてそれをおもむろに開き、描かれている魔法陣に手をあてた。
「肉丸!!ゆたか!!トールにヤキいれるから来い!!」
その言葉に魔法陣が反応した。
激しい光を撒き散らしながら、その中から2人の巨漢が現れた。
「ん…ん…」
「しゃぶり稽古だ!」
PKMNのように鳴き声をあげながら2人が登場した。
トールと相撲部・・・三対一と戦いとなった。
「三人相手にぃ、勝てるわけないだろぉ?」
「バカ野郎お前。俺は勝つぞお前」
その言葉を皮切りに戦いが始まった。
早く遠乃の戦闘シーンを書きたいけどだいぶ先になりそう。
コメント兄貴ありがとナス!!ジュセンパは女の子(確信)




