40話『戦いの女神』
40話『戦いの女神』
[元帥室]
ヴァルキリー「転生者と女神」
ヴァルキリー「花鳥風月…オールーリスの正体」
ヴァルキリー「そして」
ヴァルキリー「創世の力と」
ヴァルキリー「原初の女神の話を」
転生者…女神…花鳥風月…オールーリス…そして創世の力
この辺は俺も聞いた事があるし何となくなら分かる…
…だが……
原初の女神??………初めて聞くな
マヤは知ってるのか?
マヤピス「……」
アイリス「…何が…なんだかあまりよく分からないのですが」
ヴァルキリー「転生者は……皆もう知ってそうだね」
ヴァルキリー「それじゃ…女神の話をしようか」
今は…大人しく聞くのが吉!!
マヤ(……何処まで知ってる?!原初の…女神…?)
ヴァルキリー「女神ってのは簡単に言ってしまえば…」
ヴァルキリー「神の娘」
ヴァルキリー「そう思ってくれて構わないよ」
えらく話が壮大になりやがったな……神?…いや、
女神が居るんだ…今更か
ヴァルキリー「女神は美しい物の名を冠している」
ヴァルキリー「自然や…感情…女神は、長生きで
何百年も生きることが出来るそうだ」
ヴァルキリー「伝承のエルフに近い生態をしているようだね」
エルフに近い……そういえば前…マヤがユカリさん達に
エルフは女神の劣化コピーだとか酷い事言ってたような…
ヴァルキリー「不老で魔術に長けた超人」
ヴァルキリー「普通の女神は…ここで終わる」
ヴァルキリー「唯一花鳥風月を司る女神が例外だ」
アイリス(…話が難しい…)
ヴァルキリー「爆発の花」
ヴァルキリー「空を舞う鳥」
ヴァルキリー「自由の風」
ヴァルキリー「重力の月」
ここまでは…知っている…
4人の女神と4つの力があれば…
創生の力が得られる…そう聞いている
ヴァルキリー「そして…」
マヤピス「……」
ヴァルキリー「万物を司る力」
ヴァルキリー「因果を司る力」
ヴァルキリー「生命を司る力」
ヴァルキリー「大地を司る力」
「!!!!」
マヤピス「……!」
アイリス「…??」
オールーリス…メモルヴァメモリー!!そして
あと二つ!!…生命?!大地?!
いや待て、そこだけじゃない。
万物がオールーリスだとして…メモルヴァメモリーが
因果?…でも当てはめるならこれしか…
ヴァルキリー「……この中の万物を司る力こそが…
オールーリスの正体だ」
マヤピス「…」
アイリス「……」
ヴァルキリー「……」
ヴァルキリー「花鳥風月。4人の女神と4つの力が揃った時」
ヴァルキリー『創生の力が手に入るとされている』
「……壮大ですね…」
マヤピス「創生の…力…」
マヤ(…女神以外が知り得ない情報のはずでは…?)
アイリス「あれ…ついていけてないの私だけ?…」
いいや…アイリス…それが正常だ…!
ヴァルキリー「だが」
「…?」
ヴァルキリー「この力を扱えるのは」
マヤ(…?………)
ヴァルキリー「原初の女神…その血縁だけだ」
マヤ(…!………そんな話…何処にも…!)
シュルルルル
「…?………」
光の…縄?
シュルルルル
マヤピス「…?」
シュルルルル
アイリス「?」
俺たちの手首に縛り付けられたこの
光の縄の正体は…!!
「なっ!!」
これは!!拘束魔法!!!!しかも…ドレイン系!!
ヴァルキリー「これで…必要なピースは2つも揃った」
ヴァルキリー「風の女神と因果の力…メモルヴァメモリー!!」
ヴァルキリー「……いや」
ブチィィィィッ
力業で引きちぎったマヤと
ブチィィィィッ
魔力が無い故に容易に拘束を破れる俺
ヴァルキリー「月の女神!!!!!」
おそらくヴァルキリーは突破される事を前提に
この拘束を施した!!!破られる事で初めて
俺たちの正体に確信したな!!!
マヤの変装が…解ける!
そして……攻撃が始まる!!
ヴァルキリー「この拘束を破れるのは!!月の女神と転生者だけ!!」
ヴァルキリー「アルピスの家は既にもぬけの殻だった!!」
ヴァルキリー「たった今!!疑惑が確信に変わった!!」
マヤ「そりゃどうも…!!私も…!確信したよ!!」
マヤが…飛びかかる
マヤ「「「「ルミナス・グラビティ!!」」」
ヴァルキリーがマヤから反発する引力で弾き飛ばされる
バンッッと壁に叩きつけられる!
だが引力は弱まらない……壁を…突き破る…!!!
ヴァルキリー「チッ!!」
ドガシャァァァァァァァァァァン
ヴァルキリーが軍本部最上階から空へ投げ出される
マヤ「逃げるよ!!2人とも!!」
ブチィィィィッ
マヤがアイリスの拘束を引きちぎる
アイリス「え?…え?!アルピス…さん?!…いや…え、っと…え?!」
突然アルピスの姿が知らない女に変わってアイリスが困惑している
「あぁそうか、会ったこと無いもんな!!でも大丈夫!!味方だ!!」
アイリス「え?!」
状況をまだ飲み込めていないアイリスの手を取り
元帥室から飛び出し
走る
ダッダッダッダッ
マヤ「正直…相手が悪いね」
「まさかヴァルキリー元帥も女神なのか?!」
マヤ「彼女は女神じゃない…!人間だよ」
マヤ「でも…ただの人間でもない…!」
「?!」
マヤ「……居たんだよ…女神組織の頭に…!!」
マヤ「欲にまみれた偽物の女神が!!!」
「欲…!まさか!!!」
マヤ「狂欲病で女神になった人間!!!」
マヤ「戦いの女神だ!!!!」




