第72話
お久しぶりデス~
「″火球″」
避けられた。クソッ速い!
「こんなんじゃ僕のことは倒せないよ~!」
「″ダークファイア″」
黒い炎。ドラゴンの魔力と同じ炎系統? けれどこいつは″闇″なんじゃ。どうして?
「そう、これが″闇″の魔力! 本人のイメージで、魔力の種類が変わる! 自由自在の魔力。これこそ今の僕らに必要な力! ますます欲しくなったし必要だ。」
「おい、ゲン。こいつを倒す、法方を思い付いたから、力を貸せ。いいか?」
「おう。いいぜ~力を貸してやる。」
二つに別れて走った。相手を挟むように。俺は左、ダグスは右に行く。
「″火球″」
「″ダークファイア″」
「だから、さっきも言ったけどそんなんじゃね。炎のやつの攻撃は全然痛くないし、無理だよ君たち二人じゃあ僕のことを倒すことはできない。」
″魔力操作″。今までの俺じゃあできなかった技術。けれど″竜化″をしたときの感覚を思い出せば、できる! 理由? それは″竜化″をしているときは少しだけ魔力が思うように動くからだ。体内の魔力を好きなところに流すことができる。だから、指先だけ″竜化″をして、操作する。俺は、人差し指と中指をくっつけて前につき出す、そして、少しだけ左に曲げる。″火球″が曲がった。成功だ!
「ッ! けれどこれぐらいなら、回避できるよッ」
「させるかよ。」
ダグスは右手の手のひらを大きく開ける。
「包め!」
『混魔撃 ″闇火″』
「なにッ!」
俺の、″火球″がダグスの闇に包まれる。そして、黒に染まった″火球″は魔人に胴体に直撃する。
「グッ!」
そして、黒く染まって行く。
「こんなところで死ぬわけには行かない、今日のところはこれで帰ってやる。だけど、″聖戦″の時は近くなっているからな、ニンゲン共が!」
そして、消えた。と言うよりは飛んだ。
「ありがとな。ゲン。約束だ、フッ、仲間になってやるよ。それに、これで終わりって訳じゃなさそうだしな。ケジメは自分でするとするよ。」
「なら、手伝うよ。仲間を守るのが団長でみんなを助けるのが英雄だからな。」
そうして俺は、ダグス握手した。
「″魔王″様。申し訳ございません。僕としたことが。」
「いや、いいのです。それにまだ次期ですよ。私は。今は、あの人ですから。今はね。」
次回から新しいシリーズデス~




