第55話 団長vs破壊龍
今週も始まりました。&よろしくお願いしまぁぁぁぁす!
眠ったか。、、、ん? ちょっと待てよ。お前、そんとこで寝たらやばくね? 大丈夫かな? 守りながら、戦うのか? 俺、そこまで強くないぞ。ハカセの周りから水が出てる。と、思ったら、気づいたらその水は、ハカセを、包んでいた。ああ。うん。それなら、大丈夫だね。うん。まぁただ。もう少しだけ、早くしてほしかったかな。心配して損した。けど、これから心おきなくあいつを、黒龍のことを、ぶん殴れる。、、、あれ? 今気づいたけど、なんか違うくね? 何で、二足歩行になってんの? 何で、人みたいな、姿を? 何で、鎧みたいなの纏ってんの? 俺が、知ってる黒龍は、こう、なんつ~か、こう、なんかな。the 龍! みたいな、感じなのよ。それなのに、今の黒龍はさ、
「the 人! みたいな、感じになってんだよ!」
「今気づいたのか? ああ、この姿は、あまりなりたくない物なんだがな。まぁ、教えてやろう。この姿はな、 ――″龍人化″―― だ。龍にしか出来ない。その下位の存在である竜には出来ないがな。ああ、そうだ。良いことを教えてやろう。お前の中にいる、竜だが、それは、下位の存在だ。まぁそんな、下位の存在がわざわざ、人間と契約を結ぶことは、あまり無いことだがな。」
へぇ~。それぐらいしか感想ねぇ~。それよりも、魔力が凝縮されている。前まで、駄々漏れだったのに。消えたッ!
「グガッ!」
「吹き飛んだか。」
絶対今、鳴っちゃいけない、音した。つか、蹴られたのか? 今ので! ただの蹴りじゃないよな。
「蹴っただけなんだがな。」
あ~。断言しちゃた。ハハハ。そうなんだ。蹴っただけなのね。あ~。うん。蹴り。ただの、蹴り。で、吹き飛んだのか~。ははっ。こりゃぁ、本気で戦うしか、ないな。――″竜化″――
「″ドラゴンナックル″」
「遅い。遅すぎる。」
かわされた。頭から地面に突っ込んだ。痛い。
「その、スピ~ドで、勝てると思ったのか? この俺もナメられたもんだな。」
なめてねぇ~よ! って言いたいところだけど、今はそれどころじゃないからな。さて、遅いって言われたな。これでも、全速力なんだけど。ん~。どうしよっかな? 勝てないことは、最初から分かってんだよ。そう! 俺は、あくまでも時間稼ぎ! ハカセが起きるまでの間、生き残るだけ。そう、なんだけど。やっぱりキツイな。
「来ないなら、こちらから行かせて貰うぞ。」
させるかぁ~! こちとら、必死に考えてんだよ! なのに待たないってのか?それは、ひどい話だぜ。まったくも~。
「″竜火の一撃″」
「次は足蹴か? 当たらないがな。」
「まだまだぁ~! ″ドラゴンブレイク″」
「頭突き。これをかわせないアホがいると思っているのか?さては、相当のアホなのか。」
アホじゃねぇ~! ちょこまかちょこまかと、逃げやがって。あと、軽く煽るな。腹が立つだろう。、、、ッ! やべ。完全に忘れてた。この姿になると、魔力がえげつないほど、持ってかれるんだった。
「限界か?」
ああ、お前の言う通りだよ。限界だよ。お前がかわすから。さぁ、選択肢は二つ! 一つ殴る。一つ斬る。うん。どっちも勝てない気がしてきた。殴ったらかわされるから。よし! 斬るか!
「ほう。剣を使うか。なら、俺も同じ土俵にたってやろう。高栄に思え。出でよ。″暗黒の剣″」
何にも無いところから剣を取り出した。魔力で、作ったのか。そんなことをするには、魔力のコントロールが出来なきゃ出来ない技。俺、出来ない。正直に言うと、羨ましい。まぁ、でも! 俺には、ニンが作ってくれた剣があるもんね! どうだ~羨ましいだろう? 良いだろ? お前には、あげねぇ~よ! バ~カ!
「なんだ、その顔は。まるで、俺を馬鹿にしているようだな。」
「馬鹿にしてるよ。」
「″破光″」
「ウァ!」
危ない危ない。あともうちょっと避けるのが遅かったら、当たってたじゃねぇ~か! つか、返事変わりにヤバイの撃つなよ! 死ぬかと思ったぞ!
「ほら、お返しだ! ″斬熱″」
「だから、遅いとっ、」
「″紅桜″」
斬った。そう、思った瞬間。自分の腹が斬られてることに気づいた。
「グバッ! ゲホゲホゲホ、テメェ~。」
「斬られる覚悟もないのに、使うな。」
覚悟か。覚悟は、したつもりなんだけどな。
「これは、戦いと言う名の殺しあいだ。そして、ここは戦場だ。そんな、ところに生半可な者がきて良いはずがないだろう。去れ! 俺は、お前なんぞと戦ってもメリットがない。邪魔だ。消えろ。それに、なんなんだ、お前は。なにがしたい? 自分の全力も出さないのに。怖いのか? だが、戦場では、そんなものいらない。お前には、死ぬ覚悟があるのか?」
死ぬ覚悟? ああ、あるさ。そもそも、俺は、あの時死んでいたはずだった。なのに、クロノは、俺を助けた。いや、死んだら、いけないな。約束が守れない。
「そもそも、お前が戦う理由はなんだ! お前の憎く殺したい相手は、もう死んでいる! なのに、どうしてお前は、ここまで来た! 来る必要はなんだ! 何を求める!」
ああ、そうだな。あの魔人は、死んだ。殺したよ。けどな、俺は、それ以前に約束をしちまった。英雄になる! ってな。仲間の一人も助けれないやつが、英雄になれるかってんだ! ドラゴンにも、聞かれたよ! そんなこと。だから、お前にも、同じことを言ってやる。ハカセを笑したい! そんでもって、あいつは仲間だ。仲間に助けてって言われてんのに、助けない英雄なんているか? 仲間なんているか? 団長なんているか? 黒龍。あいつはな、ハカセはな、もううちの団員なんだよ! 聞こえてるか? ドラゴン。
「それで、俺になんのようだ? ゲン。」
「ドラゴン。お前も仲間だ。」
「、、、は? 何を言ってるか、理解できないから、思考が停止してしまっただろ。お前のせいで。」
「だからだな。もう一度言うぞ。お前も仲間だ!」
「はぁ。で? それがどうした?」
「仲間は助け合うもんだ。つまりだな、俺を助けろ。」
「力が欲しいと。」
「そう、言ったかもしれないな。」
「わかったよ。お前に、半分だけ魔力をやる。半分だけだ! それ以上は、お前の体が、持たないからな。良いな! 絶対だぞ! 分かったな?」
「分かってる。それでも倒せないときは。」
「、、、」
「頑張る。」
「ハッ!お前らしい。行ってこい。俺の分まで殴ってこい。」
「お前も許せないのか?」
「ああ、ハカセを見たからな。あいつだけは、許さない。」
「お前も案外バカだな。」
「お前に、言われたくないけどな。」
「うるせぇ~。行ってくる! ドラゴン。」
「まったく。何回言わせるんだ? はぁ。行ってこい! ゲン!」
「話し合いは、終わったか?」
「終わったよ。あとそれから、ドラゴンが、お前を殴りたいってよ。」
「お前の中にいる、竜か?」
「うん。全力だ!」
「こい。全力で、お前を殺しに行く。」
「フゥ~! はぁぁぁ~。フゥ~。――″魔力開放″――!!!」
さぁて、行くか! ドラゴン!
「″ドラゴンナックル″」
「グッ、」
ドラゴンが、殴るって言ったろ。まぁ、実際には、ドラゴンじゃなくて、俺だけどさ。でも、当たった! 戦える!
「早くなったな。」
「″ドラゴンメテオ″」
「ぬぅ。」
嘘だろ。蹴りを受け止めてやがる。不味い。このままじゃ。
「フン!」
イテテ。投げ飛ばすとかアリかよ。まぁ、ありなんだけどさ。
「名を覚えておこう。名乗れ。」
「ドラゴン団、団長、ゲン! いつか英雄になる男だ! 覚えとけ!」
「そうか。ゲンか。我が名は、黒龍! またの名を。″破龍″ ! 覚えとくが良い!」
″破龍″ ? 二個名前があるんだ。通り名的な感じなのかね。どうなのかね? 黒龍。まぁ、良いや。本気で、全力で、戦うしか、道はないからな。さぁ、行くか!
「″竜火の大撃″」
「また、火力が上がったか。なかなかやるじゃないか。ゲン!」
「そっちこそ。また、受け止めやがって! 絶対、強力な一撃を入れてやるからな! 覚えとけよ!」
投げ飛ばされた、だけじゃない! 来る! 黒龍が。不味い、不味い。まだ俺は、空中。かわせない。
「グガッ!」
腹を蹴られた。痛い。ただ、それぐらいしか感じない。さすがだな。黒龍。だからこそ! お前に勝ってみたくなってきた! ん? 黒龍のやつ、何かをためて。
「″破龍の咆哮″」
あれは、水の国の城下町を吹き飛ばした。あれを一人で受け止めるのは、、、何いってんだ! やってやるしか、ないだろ! さぁ、こい! 次は、俺が、受け止めてやる!
「直撃か。魔力感知に、引っ掛からない。死んだか。もっと、楽しませてくれると思ったんだがな。では、そこで眠っている、ハカセを、連れて帰って、ッ!」
「ハァハァハァ。なんとか生きてんぞ~。こっちはよ~。なに、ハカセのほうに行ってるの? 勝った気になんなよ。ハァハァハァ~。俺は、死なぇ~ぞ。」
危なかった。ギリギリで、炎の渦を作ってほんのちょっとだけずらせた。直撃じゃないのに、あの威力。服がボロボロだ。まぁ、いっか。リン、ああ見えて、裁縫できるし縫ってもらお。ハハッ。なんて言えるほどには、息が整って来たな。良かった、良かった。まぁ、魔力も、もうほとんどないけど。
「どうやって、生き残ったかは分からないが。死んでないなら、それで、良い。もっと、俺を楽しませろ。人間相手にこんなにも、ムキになったのは、初めてだからな。息は整ったみたいだな。さぁ、こい!」
「そんなに、言えるのは、今の、うちだぞ、黒龍!」
まだだ。もっと、もっと強い一撃が、なくちゃ、いけない! けど、なんだろうな。この気持ち。体が、熱い。体が、もっと戦え、と言っているようだ。これが、俺の本能ならそれに付き合ってやるよ。さぁ、いくぞ! 俺の体!
「さぁ、こい! ゲン! 何度でもこい! そして、お前を殺す!」
「殺すのは、俺だ。 ″大火炎球″ ――″竜火″―― !」
「″破龍の咆哮″ ――″激昂″――」
押し返される。だから? だから、なんだってんだ! こちとら、歯向かうのは慣れっこなんだよ! 行くぞ~~!!!
「押し返されたか。そして、死んだか。残り火を見ておいてやろう。お前は、よく頑張った。今まで、一番。いや、それはないか。一番は、あの方だが、二番目には入るだろうな。三番目はハカセかな、」
「ウオオオオオオオ~!!!」
「なに! まだ、生きているのか! ハハッ。笑うしかないな。」
「なに~、勝手に殺してんだ~!!! 俺は、まだ生きてるぞ~! 」
「ほんの少しだけ、力をかしてやろう。ゲン。面白いものを見せてくれたお礼だ。受けとれ! 俺の力の、魔力の片平を!」
まだだ。"ブラックブレイカー"と戦った時と同じだ。お前は、いったいなんなんだ。力? 魔力? まぁ、分からないけど、あいつを殺せんなら、思う存分使ってやるよ!
「これで、終わりだぁぁぁぁぁ~!!! 黒龍! ″ドラゴンメテオ ――″ブラック″――」
「グァ!」
吹き飛ばした。ハァハァハァ。俺が、勝ったのか? どっちなのかは分からないけど、もう起き上がんなよ。
「さすがに、限界だ~。」
「やはり、やはりだ! ゲン。お前の中には、もう一体いる。何かが。それがなんなのかは、分からないがな。だが、お前に自由に干渉できることだけは、分かった。お前の炎に自身の魔力を纏ったからな。ハハッ! お前と出会えて本当に良かった。お前が全力で、本気で戦ったからこそ! 楽しめた。だが、俺は、殺せない。まだな。」
ああ、そうか。倒せないか。殺せないか。でも! 俺も楽しめたぜ。
「ケケケ!」
なんだ、今の笑い方。俺じゃないみたいだ。まぁ、気のせいだ。きっと疲れたんだ。さてと、もうそろそろ起き上がってきても良い頃だぜ。
「これで、俺の、完全勝利だ! ハァハァハァ、、、グガァ、」
「おはよう。ゲン。僕もまぜて、ほしいかな。」
その、足蹴はきれいなフォームだった。やっと起きやがったか。ハカセのばか野郎。お前がいれば、100人力! いや、1000人力だ! さぁ、
「″反撃″ 開始だ!」
長かったね~




