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ドラゴン物語り  作者: kurokuro
帝国編
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第112話

ヤツの腹に直撃させた。死んでくれ、頼むから。

「ブハァ、中々だったぞ。血を吐く程度だがな」

普通なら死ぬぞ。コイツ、人間じゃない?

「次は何をするんだ? どう、俺を殺す? 何でもやってみろ、ハッハッハッ」

笑いやがって、クソが。剣は折れた、俺の最大は無駄だった。どうしたら、クソが! もてよ、俺の身体。

「 "心音" 」

身体中にギシギシと音が震える。この攻撃は俺の心臓を使って行うもの。心臓のエネルギーを力にかえるもの。その膨大なエネルギーをヤツにはぶつける。

「ほう、心中か?」

「ああ、死んでも良い!」

お前を連れて死ねるならな。

「ならば俺も、死ぬ気で行こう」

何だ? この違和感は? 身体が、何かに引っ張られて。

「ガァ!」

何が起きた?

「俺の魔力は珍しくてな "空" だ」

くう? どういう事だ?

「俺は空を、自由自在縦横無尽に操れる事ができる」

「剣や拳銃を何もない所から取り出したのは、それと何が関係在るんだ?」

「ん? ああ、少し手間取ったがな、空に武器を格納しただけだ。差し詰め、武器庫と呼んだ方が良いか?」

空に武器を入れるだと? そんな事ができるのか? それにその通りなら、ヤツの武器庫に上限は在るのか?

「お前、何者だ?」

「王だが?」

サボっていたが?

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