第111話
殺す、だがどうやって近づく? ヤツの魔力は何だ? 分からなくては。それに、俺のフィジカルじゃヤツには追い付けない。どうすりゃ良い?
「 "無音" 」
「ん? 何をした?」
結界を張った。この空間俺の剣を中心とし、この中で発生される全ての音が消える。その代わり、結界を解いた時、それまでの本来発生していた、音が俺の剣に集約される。つまり、俺はヤツが隙を見せるまで耐え、そこに一撃を放つ。クソゲーだがこれが最善だ。
「・・・フム。剣で行くか」
・・・何故? なぜ、魔力を使わず剣で来る? 使えないのか? 何らかの制限が在るのか? まぁ良い、今は耐え凌ぐ事だけを考えろ!
「ッ!」
速すぎだろ、見えねぇ。やっぱフィジカル差がある。確実に避けれねぇ。
「面倒な空間だな」
少しでも、動け。それだけで蓄積されて行くんだから。
「はぁ?」
んで、何で拳銃を持ってんだ? どこから出した? いや、見てたろ、何もない所から出したのを!
「アッ、いてぇ」
左足を撃たれた。でも、発砲音は強力だぞ。避けて撃たせまくるしかねぇな。
「クソ」
足が痛くて上手く動けない。
「グウ」
右腕を撃たれた。これで二発目だ。もう、やるしかねぇ!
「ゥォォオオオオ、グァ」
右肩を撃たれたが、止まるわけにはいかない。
「解除!」
「ンッ」
死んでくれよ。
「 "有音激" 」
短編小説を~作るのが~おもしろい~




