第101話
さて、俺はできることをしておこう。今確かめたが俺の魔力は使えるようだな。前回は意思が残っていたから出ることはできなかったが、ヤツは眠っているのか。呑気な者よ。俺はどうするか? 久しく日に当たっていない。先ずは外に出るか。試したい事も在る。
「外に出ようとしているのなら、僕が赦さないよ」
白い羽、天使か? 起きたばかりだ、多少力を使うとするか。否、確かめることが在る。
「お前の体は、依代か?」
妙だ。魔力が二つ存在する。
「うん。そうだよ。リンって言うんだ」
ヤツと共に居た者か。
「天使が人間と共に居るとは、落ちた者だな」
「それを言うなら、君だってそうじゃないか。彼の有名な魔王が人間を依代としているだなんて、そっちこそ落ちたんじゃない?」
言うではないか。天使の分際で。だが俺はな、元より落ちている。
「それから、僕は天使じゃないよ。神だ」
「ほう。神か、どうだここは俺の手慣らしに付き合うのは?」
神とならば良い相手になる。
「無理だね。僕はこの一回で力は無くなるし本体は別のところに在る。だから、聞きに来たんだ。君が持っていた大剣はどうした?」
知っているのか。だがアレは神には触れれる代物だぞ? ならばアレには、未だ俺が知らぬ力が在ると言うことか。フム、次は頃合いを見るか。
「今回はこれでさよならかな?」
「ハッ! そうだな。一つ目的ができた。お前の計画に乗ってやろう」
「ヘェ分かってたんだ。まぁ結果オーライだね。帰るよ」
元の場所に帰ったか。俺も戻るか。ヤツが起きる。
↑↓
目が覚める。記憶が無い。が、
「魔王か。ボムは殺したみたいだな」
残骸が在る。確実に壊すには燃やすか。
「さて、俺はどうするかな? ダグスと合流はしたいところ・・・先ずは地下から、出るか」
俺は燃えて灰になって逝くボムを見てから、壁を登ることにした。時間が掛かりそうだ。
今週分!




