第85話
リン視点~
来週、再来週は投稿できません。たぶん。スイマセン!
走ってきたのは一人の少年。見たこともない服を着ている。腰には剣。そして、鈴のイヤリング。
「そこの人! ここは、危険だ! 直ちに逃げろ!」
一応敵では、ない? 二匹。魔獣が追いかけて着ている。オオカミか。
「どうする? リン」
「そうだな。後ろから追いかけているオオカミを止める。殺すなよ?」
「無駄な殺生はしたくないからな」
それにしても、"魔力感知"で分かる。魔力が多い。そこらの魔獣じゃない。
「オオカミの相手をする! 分かったか?」
「強いんだろうな?」
俺たちの目の前で方向転換をし、オオカミの方を向く。
「あの、二匹は他の魔獣とは、違う。首を落とそうが、切り裂こうがすぐに再生する。あと、巨大化する」
そういった瞬間。二匹のオオカミは森の木々より、大きな体になった。どうやら、言ってることは、本当らしい。
「まだ言ってなかったな。俺の、名前は、"スズ"だ」
鈴? スズか。
「それで、鈴のイヤリングを?」
「違う。俺が寝ている間にクズの親父が勝手にしたもんだ。今まで何度取ろうとしたことか、壊そうとしても壊れん。胸くそワリィ。それに、この、鈴のせいで俺の、居場所は向こうに一方的にバレてる。だから、あんな化物を送ってくんだ」
訳有りか。
「その鈴取ってやるよ。だから、お前のこと、もう少し聞かせろよ」
「先にオオカミを殺したらな」
殺さないけどな。
「ダグス。お前の魔力、"闇"で足止めできるか? サクラギ、お前の魔力"桜"で撹乱。俺で終わる」
これが一番最適だろうな。
「ホラよ」
そう言ってダグスが手をかざす。それと同時にオオカミの足元に闇が出現し、足を掴む。
「"桜吹雪"」
サクラギも負けじと桜で錯乱させる。つうか、吹雪じゃなくて竜巻だよな。これ。
「終わらせるか」
俺の、魔力はその存在に光を、与える。消す、と言ってもいいかな? 俺の、魔力、"光"。俺は、目の前のオオカミに対し大きく手を振りかざす。そして、一言。
「"神の裁き"」
「んな! 嘘だろ、消し飛んだぞ。ッ! 違う。オオカミは生きている。だが、元の大きさに戻ってやがる」
戻したのだ。化物にした過程を消したのだから。ちなみにオオカミは戻った後森の中に消えていった。それにしても。
「さて、どこのどいつだ? っても大体分かるが、お前の親父か? こんなことした、クズ野郎は?」
「約束だからな。それに、お前らだろ? 黒龍を倒したドラゴン団ってのは。プラスで言うと、ビミオンとそれ以外の国と関わりを持ってるお前らには、言わなきゃいけないしな。近々戦争が起きるぞ。帝国とのな」




