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ドラゴン物語り  作者: kurokuro
帝国編
101/154

第82話

今週分

「三人とも、俺が相手をする」

「無理はすんなよ、ゲン」

ぼちぼち、時間を稼ぐよ。

「僕たちは一旦戻るけど、もし、危なくなったら上空に炎の渦でも上げてね。すぐに来るから」

了解。危なくなったらするよ。そっちも無理すんなよ~。人の、心配をする前に。

「えっと」

「大丈夫だよ、チヒロ。俺は、死なねぇ~」

そう言うと三人は思いっきり走っていった。さっ俺も頑張りますか。

「ッ!」

危ねぇ~真ん前に黒い斬撃が走ったし。でも、まだ、魔力を感じないってことはまだ、遠い。

「え? ブッ」

顔を蹴られた。ってどこから出てきたんだよ。空間系統の魔力の所持者? だったら空気中の魔力が乱れるはずだ。なら、どうやって? 取り敢えず小手調べとして、

「"火球"」

・・・ん? 消えた? 手に持つ小太剣で斬ったのではなく、消えた? 違うな。確かに斬った。早かったけど、確実に。なら、どうやって、音も出さすに、何より魔力を消失させた? どうやって? さっきの移動も一緒の原理か?

「強い」

近距離ならどうだ! 別のやつの援護かもしれないしな。それに、近くにいったらタネが分かるかも知れねぇ。接近戦と行こうぜ! ってまた、消えた。上? 違う。後ろだ!

「はは~ん。そう言うことか。お前の魔力、それは、"影"だろ?」

「・・・バレタなら仕方がないな。多少、大胆に行こう」

そう言うとやつは、小太剣に黒い、影を纏った。どうやら、ちょっと厳しいかも。

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