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ひみつのアリアちゃん  作者: 友坂 悠
25/28

アリアちゃんとおかぁさん。

おかぁさんが身体を洗い出したのでその間に、と、思ってあたしは湯船からあがった。


隠してるのはもちろん胸。下半身はどうせぱっと見じゃよくわからないだろうから。


「あたし、先に上がるね」


そう言いおかぁさんの後ろを足早に通り過ぎようと、して。


「ん? まりあ? いや、ありあ??」


そうおかぁさん、振り向きざまにあたしの腕を掴んで。


「どうしたの? その胸!」


ああ、両腕でも隠しきれてなかったみたい……。っていうか洗い場の鏡に写ってたかぁ……。


「って、胸だけじゃない、下半身も……」


「あちゃー。もう、正直にはなそ。ありあちゃん」

って、まりあちゃん……。


「うん……。あのね……」


あたしは観念しておかさんにここの所あった事、全て話すことにした。




お風呂場の中でこんな話、長話になるからしてられないから、って。


まりあちゃんがその場を取りなしてくれて、とりあえずあたしとまりあちゃんはお風呂を上がり髪を乾かして。


おかぁさんがお風呂上がるの待って晩御飯にした。


今夜は出来合いのお惣菜にエリンギの炊き込みご飯、うどんの切れ端をちょっと入れたネギのお味噌汁。


お惣菜はメンチカツ。濃いめのソースをたっぷりかけて食べる。これが美味しいの。


ごはんを食べながら、あたしはゆっくりと少しづつ、ナインにあったあの日からのことを話した。


途中、ちょっと思い出し泣きとかしちゃったけど、なんとか最後まで話したところでおかぁさん、


「ごめんね……。ちゃんと女の子に産んであげられなくて……」


そう、つぶやいた。




ううん。あたし、おかぁさんの子供で良かったよ……。しあわせだよ……。


あたしもそう、半泣きで、おかぁさんに抱きついた。


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