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ひみつのアリアちゃん  作者: 友坂 悠
24/28

中子さん。

湯船に浸かって。


まだぼろぼろ泣いてるあたしをまりあちゃん、撫でてくれて。


「ありがとうまりあちゃん……」

「あたしとありあちゃんはずっといっしょ。これからもね」

うん……。そう言ってくれるのが、嬉しい……。


「それより、麻里子の話。ちょっときになる名前が出てたよね?」


「え?」


「中子さんって人。ほら、覚えない?」


うー、誰だっけ。


「ほら、エンジェルレイヤーの最初の人って」


「ああ、最初の被害者で人格崩壊しちゃったって……」


「うん。ありあちゃん、あきさんと会った時の話してくれたよね? その時あきさんナインのこと、9号とか中子さんとか呼んでたって言ってなかった?」


あー。


そういえばそう。すっかり忘れてた。


「うんうん、言ってた」


「で、なんで猫なんかなってんのとか言ってたって」


「そうそう。えー、ということはナインは9号で中子さんで、人間で?」


「そんでセントイプシロンの学生の可能性あるんじゃない?」


ああー。うん。そっか。


「え? だとしたら」


「あきさんもイプシロンに居るかもだよ?」


そっかーー。うん。そうかもだよー。


「ありがとうまりあちゃん! 明日にでもセントイプシロンの教室訪ねてみよー」


「あは。元気でたねありあちゃん。うん。一緒に行こう」


ほんとまりあちゃんのおかげ。なんか元気出た。


あきさんと会えるかも? そう考えるとほんと嬉しい。


もちろんナインにも会いたいよ? うん。



ガタゴト。


「まりあー、ありあー、居るのー? ただいまー」


あ、おかぁさん帰ってきた。


「おかえりー。お風呂はいってるのー。ありあちゃんも一緒ー。ご飯出来てるから先食べてていいよー」


ガラガラっと脱衣所が開いた。


「ああ、なら私も先にお風呂かな」

って言っておかぁさん、服を脱いでる。


「えー狭いよー。すぐ出るから待ってー」

「うん、待ってー」

「何言ってんの、いいじゃないその為にお風呂広くしたんだから」

ガラン。

お風呂場の扉が開く。


うー。

まだおかぁさんに魔法のこと話してないよ……。どうしよう。

あたしは湯船の中で胸を隠す。

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