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第一章 第一話 「魔王爆誕」

ついに異世界転生の始まりです!


目が覚めると、辺りはゲームに登場するような雑魚モンスターのゴブリンの巣窟だった。

 全てのゴブリン達は広い洞窟の中で一斉に自分を崇拝していた。


(は?ここどこだ……)


「オルティマ様のお目覚めだ」っと一番年老いたゴブリンが全てのゴブリンに声を張り上げた。


(お……おい、これって……)


 もしかして自分もゴブリンに転生したのかと、手を上げるが肌は普通の人間のようだが小さかった。

 どうやら産まれたてのようだが、頭には2本の角が生えて普通の人間ではなさそうだ。


(おれ……転生しちまったのか……)


 全てのゴブリン達が棍棒を掲げ、声を荒げた。


「グォォォォォォォォォオ!!」


 めちゃくちゃうるさかった。

 崇拝されてる俺は恐らくこいつらのボスか何かだろう。

 こいつらに一言、一喝してやることにした。


 だが……


「あ……う」

 

 一体、どういう状況なのかも聞きたかったが、口から出た言葉は赤ちゃん言葉だった。


「おぉ!オルティマ様が喋ったぞ!皆静かにするんだ!」


 お前は俺の親か!っとツッコミたくなったが、もちろん言葉は伝わらない。


(てかオルティマってなんだよ、オルテマじゃないのか?女みたいな名前だな)


 ゴブリンの数はどれぐらいだろうか。

 ざっと100体ぐらいいるのではないかと予想した。

 すると突然、おしっこがしたくなった。


(まてまて、100体のゴブリン達の前でおしっこ見られるのは流石に……)


 醜態を晒す直前で、察した長老ゴブリンが全てのゴブリン達へ指示を出した。


「お前達!オルティマ様のおしっこを見たいのはわかるが、オルティマ様は恥ずかしがっておる!すぐさま自分達のやるべきことをやるのだ!」


 すぐに全てのゴブリン達は一斉にどこかへ行ってしまった。

 俺を抱き抱えた長老ゴブリンはふわふわの毛皮が敷いてある場所に移動した。


「よーしよし、ちっち出たねー」


 もうツッコむ気力もない。

 膀胱のコントロールが一切できず、勝手におしっこが排出されていく。


(しかし変な感覚だな……)


 俺はふと視線を股間の方へと目を向けると、そこに、男の象徴はなかった。


「!?っ」


 俺は、いや、私は女だった。


第一話読んでいただきありがとうございました!

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