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奏音ちゃん人生を謳歌します♪  作者: 獅子王
これが都会の大学っ!ダァっー!

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高級すき焼き店は全てが旨いんだよ。もちろん・・・豆腐もなっ!

銀行ATMでとりあえず10万円下ろしてきた奏音は超高級すき焼き店へと入る。



店に入ると着物を着た女性店員が声を掛けてくる。



「いらっしゃいませ!お一人様でしょうか?」



「あ、はい・・・」



こういう店に一人で入るのは初めてだから少し緊張する奏音。店の中を見ると作りがいかにも高級店って感じがして何だか場違いな気がしてきた。



「テーブル席が良いでしょうか?それとも1人用の御座敷が宜しいでしょうか?」



「じゃあ御座敷で」



ここは即答する。せっかく高級店すき焼き店に来たんだから御座敷で高級感を味わう。


それに奏音はみんなでワイワイするのも好きだが一人の時間を満喫するのも好きだ。一人で静かにするのは心が落ち着くから。







「こちらへどうぞ」


店員に案内されて小さな御座敷へ案内されて奏音は驚く。


1人用の小さな御座敷とはいえ畳や壁の作りが良い。奏音の父親はドカタの親分をしているから建築関係には少し詳しい。


良いお店っていうのは壁1つ作るのにも手間暇掛けている。作りが丁寧で防音性能が高く、断熱性能も高い。


防音性能が高いと隣の部屋の声が聞こえにくくなるが断熱性能が高いと外の暑さ・寒さを遮断してくれるから快適な室温になる。



この御座敷の部屋は室温も良いし外の音も遮断できている・・・素晴らしい部屋だ。流石は高級店といったところだ。




「すぐに準備をするので少しお待ちください」



「あ、はい♪」



店員はしばらくすると前菜を持ってきた。季節の食材を使ったお浸しや豆腐、お肉の軽い一品料理が奏音の目の前に現れた。




「お、美味しそう〜♪」



割り箸で最初に豆腐をパクっと口に入れると・・・。



「おいひぃ・・・美味しいよぉ〜♪」



ただの豆腐と言って侮るなかれ、高級店で出される豆腐も高級なのである。スーパーで売っているような安い豆腐ではなくて個人でお店を出している職人気質なおっさんが手間暇掛けて作った高級な豆腐である。



家の味噌汁に入っている豆腐とは味も品質も全てが違う食べ物なのだ。




「このお肉の1品料理も美味しい・・・♪でもお豆腐の美味しさには勝てないなぁ」




奏音は今まで豆腐が旨いと感じたことが生まれて一度もなかった。今日、さっきの豆腐を食べて初めて豆腐の旨さと価値が分かった。



先程食べた豆腐の旨さに感動した奏音は御座敷にある店員を呼び出すスイッチを激連打する。




すると店員はすぐに来てくれた。



「す、すみません。お豆腐大量におかわりできますか?このお豆腐美味しいです♪」



「はい、出来ますよ。すぐにお持ち致します。」



そう言ってすぐに店員は戻ってきた。大量の豆腐と共に・・・。



「わあ♪ありがとう御座います♪」


大喜びで奏音は豆腐を食べる。もちろん醤油などかけずに豆腐の素材本来の味を味わうために何もかけずにだ。



「普段、家で食べる豆腐は何かかけないと食べることが出来ないあたし。でもこのお豆腐は何もかけずに食べられる・・・。これが豆腐本来の味・・・!素材本来の真(まこと)の味っ・・・!」



感動しあまりの旨さに涙まで出てくる奏音。



しかし次に来た料理にもまた感動してしまうのであった・・・。

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