2人の学力に嫉妬してしまう千早ちゃん
帰り道・・・。詩音は帰り道が奏音たちと反対方向たまから一緒に帰ることができない為、自転車置き場で別れた。
奏音と結衣と千早の3人は帰る方向が同じのため途中まで歩いて帰ることにした。
「ふーん?アンタたち同じマンションなんだ?」
「うん♪結衣ちゃんと同じマンションだからいつでも遊びに行けるんだ♪まぁ、まだ遊びに行ったことないんだけどね〜♪えへへ♪」
千早は奏音と結衣が同じマンションで少し驚いている。
大都会東京では色んなところに色んな大学の学生が住んでいる。その為、友達と同じマンションというのは奇跡みたいなものである。
特に奏音のマンションはセキュリティ設備がしっかりしている人気のマンションで学校推薦で早くに合格した人が借りることが殆どだ。
「奏音と結衣ってさ、もしかして高校時代の成績かなり良かった?」
「え〜?あたしは300人いて10位くらいだったかな?もちろん学校推薦で受かったよ♪」
「わ、私は学年1位・・・。私も学校推薦で受かったよ」
千早は驚く。いや、何となく察してはいたがこの2人めちゃくちゃ頭が良い。
千早は高校時代に勉強でかなり苦しんだ経験があり、この大学に受かるために死に物狂いで勉強してきた。
だから千早は少し奏音と結衣の学力に嫉妬してしまう。
「ふん・・・」
何だか不機嫌な雰囲気を漂わせる千早を見て、奏音は「どうしたの〜?」と軽く聞いてみた。
「私は360人中350位。猛勉強して死に物狂いで勉強してこの大学に来たの。アンタたちにはこの辛さ分からないでしょ」
棘のある言い方をする千早。いかにも奏音たちに喧嘩売っているような雰囲気だ。
しかし奏音はそれでも明るい表情で千早の頭を撫でる。
「凄い凄い!千早ちゃん凄い頑張ったんだね!あたしが頭ナデナデしてあげる♪」
「ちょっ・・・!抱きついて頭ナデナデしないの・・・!」
奏音は千早に抱きつき、優しく頭をナデナデすると最初は千早も嫌がっていたが次第に張り詰めていた顔が緩んでいく。
「凄い・・・。不機嫌だった千早ちゃんがご機嫌な顔になっていくよ・・・!」
結衣もあれだけ不機嫌な千早が機嫌良さそうな顔になってびっくりする。
「べ、別に機嫌良くなってないし・・・!」
恥ずかしそうな顔をしてツンツンする千早。
「い〜や!ご機嫌になってるよ〜♪千早ちゃんのご機嫌な顔は可愛いね♪」
「んなぁ〜!」
そんな2人のやり取りを見てニコニコと笑顔になる結衣。
奏音と千早を見ていると自然と笑顔になる。きっと奏音の底抜けに明るい性格のおかげなのだろう。
「ふ、2人ともせっかくだからコンビニで何か買って帰らない?買い食いしようよ」
「おっ良いね〜♪揚げ物とか買っちゃおう〜」
「仕方が無いわね・・・」




