初めての大学の授業の話で花が咲く
奏音たちは大学内にあるコンビニで飲み物やお菓子を買ってきて部室で駄弁る。
会話の内容は主に初めての大学の授業についてだった。
「大学ってさ、授業が90分って聞いてたけど本当に1時間半もあるんだね。途中で眠くなっちゃうよ・・・」
奏音は今日の授業で何度も寝てしまいそうになっていた。特に最初は授業の進め方の内容とかを長々と話していたから仕方ないと言えば仕方がない。
「多分みんな同じじゃない?どの授業も説明ばかりで私も眠たかったし。」
「う、うん。私も・・・。多分、私たち新入生に分かるように丁寧しすぎたからかも知れないけど。」
千早と結衣の2人も奏音と同じ様である。
「ふふ・・・。最初はみんなそう言うわね。でも来週からよ本番は。理系の人は講義の内容を書くのに大変だし文系はレポート地獄に追われる事になるから覚悟してね」
部室にいる奏音たち新入生は薄っぺらい笑顔の詩音が凄く怖く感じる。
「詩音ちゃん、それって本当なの?全ての授業でレポートを毎回提出とかあり得ないよ。そんな事したら、あたし達遊ぶ暇ないじゃん」
そんなレポート地獄の毎日とか思っていた大学生活と違うと怒りたい気持ちになる奏音。
「大丈夫よ。そうならない様にしっかり考えて時間配分するの。それに毎回レポート提出をさせる授業の場合、そこまで文字数多くないパターンが殆どだから、そこまで困ることはないわ。まずは大学生活に慣れるようにしようね」
先輩らしく奏音たちを落ち着かせようとすると理学部数学科の友利結衣が「理系はどうなんですか?」と聞いてくる。
「理系の授業は私も少し取ってるけど、毎授業黒板に書かれた内容を書いてしっかり聞いて覚える必要があるわね。授業で居眠りなんてする暇がないわ。授業の最後にレポートかテストをするパターンが殆どよ。でも文系の授業みたいに毎時間レポート提出させたりする授業は少ないから安心して。ただ授業の最後のテストはそれなりに勉強しないと厳しいわよ」
「や、やっぱり勉強しないとダメなんですね・・・!」
理学部に入った時点で結衣も何となく分かっていたが、やはりテストは難しいみたいだ。理学部は文系の授業みたいに友達のレポートを丸写しなんて出来ないし、やはり大変な様だ。
特に結衣は理学部の数学科だから必修科目のテストは相当大変だと思われる。
「なんだか理学部も大変なんだね〜・・・。あたし文系で良かったかも・・・」
理系科目が苦手な奏音は少しホッとする。理系の授業取らなくて良かった・・・そんな思いであった。




