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奏音ちゃん人生を謳歌します♪  作者: 獅子王
これが都会の大学っ!ダァっー!

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17/39

これが大学の授業?緩すぎない?

そして9時になる前に奏音は初めての授業となる教室へと行く。



大学は授業ごとに教室を移動するから少し面倒くさい。


この大学はめっちゃ広いから教室から教室への移動に時間が掛かり授業に遅れる事もあり得るかも知れない。







「わぁ〜〜。この教室広いなぁ〜!」



奏音が来た教室は学年全員を集めて説明会するときに使う様な広さの教室であった。


この授業は地理学の授業で一年から四年まで、全学部の人が受けることが可能な授業だから広めの教室を使っているのだろう。





奏音がこの教室に来た時には既に沢山の人が席についていた。



「どの席に座れば良いんだろ?」


高校の時と違って大学では決まった席など無いのだが、それを知らない奏音は周りをキョロキョロ見て挙動不審であった。




「あら?何してるのかしら?」


後ろから声が聞こえて奏音が振り向くとそこには着物を着た美人さんがいた。昨日会ったばかりの書道部の松尾詩音(まつおしおん)だ。



「し、詩音ちゃん!どうしよう〜!どの席に座れば良いのか分かんないよぉ〜!」



奏音は詩音に泣きそうな顔で近付くが、詩音は冷静な顔のまま奏音の頭をナデナデする。



「奏音ちゃん、大学では基本的に席は決まっていないわよ。だからどこに座っても良いの。さぁ早く行きましょう。」



「う、うん・・・」



詩音は奏音の手を取って後ろの方の席に座る。




「そういえば奏音ちゃん視力は良い方?」


「どちらかというと悪いけど授業のときはメガネかけるから大丈夫だよ。」



そう言って奏音はカバンからメガネを取り出して掛ける。



「あら・・・」


メガネが似合いすぎて思わず見惚れてしまう詩音。メガネを掛けている巫女さんっていうのもなかなか可愛いものだと感じたご様子。



「ん?どうしたの?」



「いえ、メガネ似合っているなと。でも少しオタクっぽくも見えるわね」


詩音は「フフッ」と微笑む。




「あたし、どちらかというとオタクだし別に良いけどね。」


奏音は「ふーん」って感じであまり興味無いみたいな感じだ。






するとしばらくして先生が来る。


この授業の先生は地理学の種田准教授だ。





種田先生はマイクを手に取り「はい、これから授業を始めます」といって手にするプリントを配る。





そのプリントに書いてあったのは授業の流れだ。




この授業は毎回資料を配り先生の話を聞く授業で、授業の最後に出欠簿に出席した証拠の◯印を書く。


授業は基本的に先生の話を聞くだけで、最後の授業の時にレポートを提出してもらう。レポートには自分の出身地の特徴や名産物の事を書いて提出するようにと書いてある。



レポートさえ提出すれば問答無用に単位が貰える・・・という事らしい。




「えっ?マジ?本当にこれだけで単位貰えるの?緩くない?」


奏音は声を極力抑えながら隣に座る詩音に話しかける。



「種田先生は緩いで有名な先生だからね。取りあえず毎週出席してレポートさえだせば単位は確定で貰えるから、ちゃんと出席しなさいね奏音ちゃん」



「うん分かったよ♪」



大学初めての授業は楽な授業で一安心した奏音であった。

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