holiday 第百六十話 潔し
ギルドの左右から2人の女も現れる
カーミ「全員ぶっ殺してやんよ」。
弔電「まぁ落ち着きなさい」。
「そんな熱量なくても殺せるよ」。
「もう死んだも同然ですもの」。
グチ「テメェら舐めたこと言ってんじゃねぇぞ」。
「その腐った脳みそ叩きつけたらわい」。
マンティス(この異様な威圧感。柳家の者か)。
(しかも3人。)
(この状況じゃ勝てる見込みがない)。
マンティスが前に出ていたグチの手を引っ張る。
マンティス「まずはヤドカリの退治、そしてマッサーカ、フレックサー、タナカとの合流だ!」
そうして5人が周る螺旋に足をつけ始める。
ギルド「鬼は俺でいいな!」
ギルドが踏み込むととても床が割れたとは思えないおもがこだまする。
カーミと弔電もギルドの後を追い、螺旋に登る。
アジト全体に緊迫と衝撃が走る。
マンティスを先頭に階段を駆け上がる。
ギルドがゆっくりと階段を上がるごとに、床が液状と化したように揺れる。
弔電が腰に垂らしていた包丁を抜く。
それにより足が空く隙を縫うかのように弔電がグチに向かってナイフを振りかぶる。
桃怪が2本の鎌で受け止める。
弔電はもう一度ナイフを振る。
桃怪がもう一度受けるも金切り音が聞こえた瞬間、ナイフが己の胸元にまだ迫る。
グチがそのナイフを殴り射程から外させるも桃怪の横腹が切られる。
桃怪「随分とシンプルな武器使うわね」。
弔電「知らせを届けるのに不純物はいらないからねぇ」。
その直後にカーミは謎の小玉を複数個彼らが登る階段数段前に投げ落とす。
マンティス(なんだ!?)
(爆発か?いや違う!)
それは破裂した瞬間、炎があらわれ、小玉ごと溶かし段全体にそれが広がる。
カイが釣竿を振り回し、一瞬かつ小さな道を広げ、そこに皆が飛び込む。
その時、桃怪はカーミの方を向き、血管が目に見えるほどの剣幕を帯び、眼が突き刺すかのように冷たく、熱くなる。
すると桃怪が突然階段を落下の如く勢いよくカーミへと向かう。
一撃で殺すかの如く鎌の牙を剥き出しにする。
カーミ(こいつ、目の色が変わった!?)
(この私が被食者だと!?)
カーミが火炎放射器を目の前に放つがその時すでに桃怪はいない。
そして横から飛び込み蹴りが入る。
そこに言葉も情も何もなく、あるのは血眼となっている彼女。
カーミは蹴りの衝撃から逃げようとするがとてつもないパワーだ。
手すりがなかったかのように無視し割り、共に螺旋階段から離脱する。
マンティス「グチ!飛び込め!」
マンティスの号令によりグチも重力に従い、いや従わせるかのように桃怪と共に飛び降りる。
グチ「よっしゃ!!やってやんよ!!」
マンティスが修羅場の最中、思考を巡らす。
マンティス(餡が消化器を投げつけた時、ヤドカリ野郎が出てきていたようにも見えた。)
(もしかしたらこれが引き摺り出すトリガーになり得るかもしれん。)
天井から無数のマロンが転がり落ちてくる。
マンティス、トラが切り刻むも次々と湧いていき、彼等から安定した足場奪い取り狂わしていく。
ギルドは階段に拳をぶつけて揺らす。
その瞬間、トラがバランスを崩した。
トラを待っているのはギルド。
ギルド「まずは一丁あがり!」
ギルドを目前としたとき、彼は空中に浮いてマンティス達の方へ戻っていく。
カイ「いけるか?」
トラ「あぁ。すまない」。
まもなくこの螺旋にも終点が訪れる。
この終点は何を意味するのだろうか。




