holiday 第百六話 さぁ行こう
一週間後、食事中母が問う。母「そういえばあなたこらからどうするの?」
カイ「そうだね。目先のことも終えたしまたホープ・ファミリーに向かうよ。
母「ホント?あなたそこ言ってボロボロにされてたから正直不安なんだけど」
カイ「僕は新しい目標を見つけたんだ。この生活と母さんをもう二度と危険な目に合わせないためにもっと強くなるんだ」。「そして弱い自分に打ち勝ちたい」。
その目には淀みが一切ない純粋な思いを語る。
母「あなたには立派な目標があるのね。なら私も止めないわ」
「行きなさい。そして生きなさい」。「この二つが母からの我儘」。
カイ「その言葉、約束するよ」。
そして翌日荷物を持ったカイは母と別れようとする。
カイ「それじゃあ、行ってくるね」
母「まって。これだけ最後に言わせて」。
母はカイの頬を両手で持ち語る。
母「辛くなったら遠慮なく戻っても良いからね。その時はまた二人でどうするか話そ」。
カイ「わかった!」。
こうしてカイの第二の譚が幕をあけた。いや、もうあけていた。
そしてフレックサーから言われた決闘所へ向かう。そこはあの時初めての決闘の地であった寺だ。そこには誰もいない。このまま自動的にカイの合格かに思わらたが遅れて1人やってきた。年齢はおそらくカイと大差ないだろう。
カイ「えーと、まず自己紹介してくれるかな?」
少年「は?随分と上から目線だね」。
カイ「あぁごめん。先に僕はカイ」。
少年「いやいや聞いてねえっすよ。それより早くはじめましょ」。
カイ「一つ聞きたいことがある」。
少年「なんだようっせえな」。
カイ「今から見せるものを夢が現実か判断してほしい」。
「そしてこれに挑むのかよく考えてほしい」。
そうしてカイが構えをとる。
少年「なんだよそれ厨二くs」
少年の軽やかな体が急に固く重くなった。
目の前にいるものは先ほどの優男とは違うと言えるほどのものだった。
少年は禍々しい重圧の恐怖、ストレスにより涎が垂れ体中の穴という穴から水が溢れていく。
カイ「これを言ってしまえば組織の侮辱になるかもしれないけどホープ・ファミリーというのはこういうものだと代表して見せてる」。「この先俺よりもはるかに強大なものがうじゃうじゃいてる」。「賢明な判断を望む」。
少年は何もできずに後ろから倒れていった。倒れる寸前にカイは背中をキャッチし、抱きかかえ山から降りて彼を寝かせる。
カイ(これは合格だと見てくれるだろ。)
ホープのアジトへと足を運ぶ。
玄関の前で2人の人影が見えた。グチとトラだ。3人は微笑み雑談もせずホープ・ファミリーの玄関をくぐる。
そこに待ち受けていたのはマンティスの刃。3人の首の皮一枚ほど刃に隙間がある。3人は動じない。
マンティス「ふん、少し生意気になったんじゃないか」。




