holiday 第百五話 合理的な友達
後藤は話を続ける。
後藤「その後はお母様を体育館に避難させそしてあなたの安否を知るために協力してもらいました」。
母「結構強引だったけどね」。
後藤「どこに息子がいるかを特定のするためにお母様の許可の上全国の体育館での避難者を公開しました」。
カイ「いやそんなん他のやつのプライバシーもダメになるしユネルコ軍とかがその体育館を特定したら母さんも危ないし警備したって尚更目立つし無茶苦茶じゃねえか」。
後藤「そのツッコミを順番に返していきます」。
「まずプライバシーについては現在地震も起こってないですしお母様以外に避難することはあり得ません。故に避難者はお母様のみと公表されました」。
「お母様の安全については各体育館で監視役を置きあらかじめ待機しているジニアルのメンバーが監視役兼警備役としめコールを流したらすぐに駆けつけるという仕組みで動かしました。しかし特定のところのみ警備を厳重にすると却って居場所がバレるリスクがあるのでお母様がいない体育館でもある程度の人数を采配しました」。
カイ「なんちゅうことしとんねん。ギリギリじゃねえか(汗)」。
母「ほんとヒヤヒヤさせられたよ」。
後藤「そしてついに連絡が来てそこであなたがホープ・ファミリーに所属していることが判明しました」。
後藤「というのが全貌でした。ということで私は失礼します」。
そして後藤はアタッシュケースを置いた。
「これは私共の不手際による詫び料です。受け取ってください」。
後藤は椅子からたち玄関へ向かう。
カイ「後藤さん!」
「もし良かったらまた遊びにおいでよ」。
後藤「何故?」
カイ「だって俺たちを救ってくれた人なんて友達に決まってるじゃん」。
「後このケースはいらない。友達の貸し借りだけなのにこんなもん嫌だよ」。
後藤「先ほどお伝えしたとおり私達は助けるどころか危ない目に晒した者です」。
「それにこれは仕事なので友達の貸し借りではなく業務上の義務です」
「あなたもそれを貰う義務があります」。
こうして家を去っていった。
カイ(不思議な人だなぁ)。
母「まぁこれは使わずに貰っとこうかしら」。
「じゃあ、久しぶりに今日何食べたい?」
カイ「うーん。じゃあイワシの漬物で」。




