holiday 第百四十九話 別れ際
ウィビラン「ガイア。どの面下げてここにきた」。
ガイア「俺はただ謝りたい。ただただ謝りたい」。
ウィビラン「謝りたいって?」
「謝るもクソもないじゃないか」。
互いの声に感情は見えない。
ガイア「あの時、俺が引き止められなかった」。
「大黒柱として恥ずべき行為だ」。
「本当にすまなかった」。
ガイアの体に切り傷が無数に浮かぶ。
ウィビラン「貴様。さっきからズレてるんじゃないか」?
「貴様は家族でもなんでもない」。
「もし貴様が着いてこれれば子が死ぬこともなかったのだ」。
ガイア「着いてこないと死ぬという運命も背負う必要などないのだ」。
「今からでも間に合う。こっちにこないか?」
ウィビラン「誰が逃げ腰に背中を任せるのだ」。
「貴様と話すことなど何もない」。
ウィビランはガイアの横を通り過ぎて、溶けるかの如く消え去った。
それからしばらく車に揺られ、ホープのアジトに戻った。
全員が車から降りる。
カイ「なんだあいつ。あれが柳家なのか」。
トラ「ユネルコはまるで違う。ただ殺すために動いている人形のようで不気味だった」。
入り口からマンティスとマッサーカが出てくる。
マッサーカ「お前ら帰ってきたのか、ってフレックサー!グチ!」
「、、、言いたいことはわかる。すぐに運ぼう」。
「マンティスお前も、、」
マンティスは車を見つめ、全身の毛が逆立つ。
マンティス「その車から離れろ!!」
咄嗟の叫びに反射的に皆が車から逃げるように飛び込む。
車は光に包まれ、爆発した。
車は粉々となった。
異様な高さまで煙があがった。
タナカがフレックサー、マッサーカがグチを運ぶ。
フレックサー「タナカ。待て」。
フレックサー「儂にはまだ意識がある」。
タナカはフレックサーを降ろす。
フレックサー「儂はベットで寝てはいけない」。
そのスクラップの中にあった小さなマイクロチップの破片をトラは見つけた。
トラ「なるほど。ただの爆弾だったのか」。
トラ「どおりでこいつは電波に引っかからないわけよ」。
車からマリアはその煙を見つめた。
N「発動したわね。もう場所はわかってしまったわね」。
トランシーバーを取り出す。
N「全ユネルコ軍に告ぐ」。
N「今から送る場所はホープ・ファミリーのアジト」。
N「出動の準備をせよ」。




