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holiday 第百二十四話 恐れられた大地
カイとタナカが車に乗って帰ろうとした時、二人に無限とも言える質量のようなものが背中に乗っかる。
タナカ「なんだこれは?カイ、あそこの茂みに隠れろ!」
言葉も出ないカイは言う通りに隠れる。そしてタナカも向かいの茂みに隠れた。
その質量は隠れているのにまだ関わらず少しずつ重みを増していく。
徐々にそれが浮き彫りとなってゆく。
いよいよ足音が聞こえて来た。
肺が張り裂けそうな感覚、全身がおぞましさに支配され心臓が溶ける感覚を離れている二人は共有した。
その質量の正体は謎の中年男性だった。その男は何かをぶつぶつと唱える。
「俺が守らなくては。ガイアとして。父として早く息子を娘を」。
「そうは思わないかね」。
「君たち」。
二人に脂汗が滲み出る。
タナカ(なぜ気づいた。現れるまで数分はあったぞ)。
カイ(ねぇ。これは出たほうがいい?)
タナカ(絶対にやめろ。奴は柳家かユネルコ軍の誰かかもしれん)。
その茂みに背を向けて語る。
「出てこないか。いいだろう。それに免じて俺も去ろう」。
こうして化身は去るのだった。




