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令和の乱  作者: 岡田一本杉
アルバイトをするまで
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何かが違う

昼間、ベッドで寝転がっていた時、スマホのニュースで沖縄の核爆発を知った。

特になんとも思わなった。ただのニュース。

他のサイトも、ほぼ同じ。

面白くないから、見る気が起きず、再び寝た。

埼玉はいつもと同じ。

夜、母が帰ってきて、その後、物音で父が帰って来たのが分かった。

いつもの通り、夕食が部屋の前に置いてあるので、それを部屋に引き入れて食べて、食べ終わった食器を廊下に出した。

翌日、いつもの通り、何も言わず両親は出勤した。

夕方、スマホが圏外になる。

再起動しても直らず、あきらめて寝た。

夜まで寝た。

いつもなら、両親がとうに帰っている時間なのに、1階から物音がしない。

まだ帰っていないのだ。

部屋のライトのスイッチを入れるが、ライトが点かない。

窓から外を見ると、真っ暗だ。街灯が点いていない。

停電だと、この時初めて気が付いた。

母が帰らない以上、当然、夕食もない。

停電はすぐに復旧するだろう。それまでは何も出来ない。

仕方がないから、寝た。


翌朝。

まだ停電。

お腹が減ったので、久しぶりに階下に降りたけど、誰もいない。

お父さんも、お母さんも、何しているんだろう?

水を飲もうと水道をひねると、チョロっと出て止まった。

断水。

かろうじて、冷蔵庫の飲み物で、飢えを凌ぐ。

夜になっても、翌朝になっても、両親は帰宅しない。

ほんとに、もう、うちの親は子供を放ったらかして、何やっているのだろう?

家の中の食べ物は、あらかた食べきってしまった。

カップ麺はお湯が無いから食べれない。


お腹が空いたので、食べ物を買いに、自分で外出せざるを得ないハメになった。

知り合いに会わないように、みんなが学校に行っている午前中に、久しぶりに、近所のコンビニに歩いて行った。

旧16号に来たら、以前出歩いてきた頃と、ちょっと雰囲気が違う。

郊外へ向かう車列で大渋滞。

信号が止まっているため、交差点は混乱。

何かあったのかな?

コンビニへ着いたら、更にショック。

窓ガラスが割られて、食品棚、飲料水棚は倒され、空で、店内は荒らされていた。

呆然として、その場にしゃがみ込んだ。

仕方がないので、家に帰った。

心細さが一気に襲ってきた。

お父さん、お母さん、帰ってきて。

今まで嫌っていた親が帰るように、むせび泣く。


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