表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/63

片割れの処刑

2日に一回更新できたらいいかな。


時間があれば毎日更新したいけど(*´ー`*)


一心不乱に切り刻んだせいで五分程度で椎名の体は全てバラバラになった。


胴体と頭は手足以上に悲鳴が大きかった、それだけ痛かったんだろう。

剣で刻まれるのと体内から蛆に喰われるのはどちらの方が痛いのだろうか?

凄く気になるが感想を聞く奴らはもうこの世にいない。


改めて辺りを見回すと地面は肉片と血液でぐちゃぐちゃだ、バラバラ死体を作るとこうなるのかと少し勉強になった。


日本のニュースでもこういった事件は報道されていたがその犯人達はよっぽど狂っていたんだろうな、まぁそういう俺も残虐性に随分と磨きがかかってきた気がする。


でも俺にとってそれは良い変化だ。


いざという時に躊躇うようではダメなのだから。


さて、次はバラバラになった椎名の残骸に縋り付いて泣いている唯我の番だ。


これで三人目、想定していたよりテンポがいいな。


唯我はアンクと殺すつもりだが殺し方をまだ決めていない。

やはり無難にアンクや村の人達がやられた事をそのままやり返すってのが一番良いだろう。


「アンク、こいつの殺し方はお前達がやられた事をそのままやり返す、それで良いか?」


「構わない、礼を言うよ。ありがとう」


ありがとう、ね。


日本で聞き慣れた言葉だが、お礼を言われる理由は普通じゃない。


人を殺してる時点で普通じゃないが。


「さて、時間も差し迫っている。こいつを殺したらアルカディアを滅ぼさなければいけないからな」


あのクソ国王も王女も白髪のジジイも、腐った国民も全て塵に変えてやる。


「さぁ、お前の番だ唯我、早速始めよう。

椎名みたいに良い声で鳴いてくれ?アハハハッ」


仲良く地獄に送ってやる。


精々あっちで仲良くするがいいさ。


待っているのは拷問だけだろうが。









★★★


手始めに道具袋から剣を4本用意して、唯我の手足に突き刺し地面に磔にした。


「スラムで買っておいた道具は今回でほとんど使い果たしたか」


よし、これでアンクが拷問された時の状態は再現できた、次はどんな拷問をするかだがアイデアには困らない。


唯我がやったことを返すだけなのだから。


俺は大量の針を生み出すために【大賢者】に念話を送る。


『【大賢者】錬金術を俺にも使える様に術式を書いてくれ』


『ふむふむ、いいでしょう。簡易術式を手に書き込みます』


『あぁ、頼んだ』


俺の頭の中に声が聞こえる、詠唱だ。


ことわりを歪めし我が力、万象より顕現せよ』


どうやらこれが錬金術の簡易術式らしい。


【大賢者】が詠唱を終えると俺の右手に淡い光が宿り摩訶不思議な紋章が刻み込まれた。


『これで完了です、使い方は簡単。

その右手で岩や土、鉱物に触れ、形成したい物を想像するだけですから』


なるほど、やはり【大賢者】役に立ち過ぎる。


『ありがとう、助かった』


『いえ、それでは』


念話を終えた俺は早速地面に右手を翳し、鋭い針を想像する。


すると紋章が光り輝き、地面がめくれ上がった。


めくれ上がった土や砂は全て消え去り代わりに幾千の針の山が形成されていた。


MP消費もなくこのコスパは凄い、これがあれば武器やらは買う必要が無い。


「さて、始めるか、アンクそこの針を使え。遠慮は要らんぞ」


俺は針を一掴みすると、早速唯我の太ももあたりに突き刺した。


数が多かったからか分からないが、唯我の目からは涙が溢れ、「痛い、痛いよぉ」と呻いていた、勇者程のステータスがあればそこまで痛い筈はないのだが…


不思議そうに唯我の傷を見る俺に、一部始終を見ていたルーシーが声を掛けてきた。


「十六夜君、流石に強すぎじゃないかい?そのペースだと一瞬で死んじゃうよ?」


おっと、どうやら俺の力ミスだったらしい。


それなら納得できる。


「ありがとうルーシー、次からはうまくやるさ」


ふと、アンクの方へ視線を向けるとアンクは一本一本丁寧に突き刺していた、まるで黒ひげ危機一発を遊んでいるかの様に慎重だ。


針を刺している箇所を見ると神経が多く通っている所ばかりだ、狙ってやっているのだろうか?


「上手くやってるな、さて俺も再開しよう」


それが意図したものならいいセンスをしている。

さて、この後も予定が詰まっている、椎名にかけた時間より少し早めに終わらせよう。


だが、俺は知るはずもない、この復讐が終わった後にあんな胸糞の悪い気持ちになるなんて。







★★★


私は霞に捕らえられ、達海の死体が散らばる真横で拷問が開始された。


痛み?もちろん感じる。一回一回の痛みが尋常じゃない。


涙も出るし、悲鳴も上げる。


でもそれ以上に私は悲しかった達海が死んだのが。


だが、霞も言っていた因果応報、その通りだ。


私と達海は好き勝手にやりすぎた、それが今まとめて返ってきているだけだ。


でも、なんであそこまで酷い事が出来たんだろう?

考え方が歪んでいたのは認めるが、ここまで酷い事はした事が無かった。

日本にいた時の私達では考えられない行動の数々。


あぁ、そうか、洗脳されていたのか……

何故か現在の頭の中はやけにクリアに見える、今まで掛かっていた霧が消えたような感じだ。


こうなったのは霞に拷問され出してからだ。


ふふっ、笑える、洗脳されていた?だからなんだと言うのだ。


私と達海が奪った命の数々は返ってこない。


私達はあの日霞 十六夜と言う一人のクラスメイトを見捨てた、周りに流されるがままに。


そして彼は復讐という感情を宿し戻ってきた、私達の元へ。


恐らく、私達が見捨てたあの日から彼には何か凄惨な出来事があったのだろう。


私の予想では大切な人を失った気がする。

だってそういう目をしているんだもの。


今の私と同じ目だ、霞は狂っていなかった普通だった、日本にいる時も私達クラスメイトとあまり関わっていなかった。


分かっていたのだろう、私達は普通じゃないと。


洗脳されていようが、されてなかろうが元から狂っている奴は狂った行動を取る。


それはこの異世界にきてから顕著に現れた。


既に殺されている喜持がいい例だろう。

豚できもくて、異常思考、そしてきもい性癖。


ふふっあはは、いい気味だ。


悪は淘汰され、正義は悪に勝つ。


昔から変わらない不文律。


それがどんなに歪んでいる正義だろうと、望んだ正義ではなくとも。


私達悪は淘汰され殺される。目の前の霞 十六夜に。


あぁ、そろそろ意識が消えそうだ。


金髪の少年も霞も私を殺すのに必死だなぁ、でも最後に一言だけ。


「………り……が………とぉ」


聞こえたかは分からない、言葉になっていたかは分からない。


でも、もう思い残す事はないかなぁ。


待っててね、達海、私もすぐそっちに行くよ。


私がそう思いながら天を仰ぐと同時に、大きく振り下ろされた剣が私の心臓を貫いた。


私の意識はそこで永遠に消え去った。






★★★


俺は唯我の亡骸を見てこう吐き捨てた。


「何が、ありがとうだ。胸糞悪い……」


そんな満足そうな顔して死んでんじゃねぇよ屑野郎。


俺は左手を翳し、椎名の残骸と共に唯我を燃やし尽くした、一片の塵も残さずに。


新作始めました( ・∇・)


VR、ゲームのお話です。お時間ある方は暇つぶしにどうぞ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ